2023.02.03
第8回全国中学生クロスカントリー大会(2月5日/滋賀・希望が丘文化公園)のエントリーしていたドルーリー朱瑛里(鶴山3岡山)が欠場することが2月3日、明らかになった。
ドルーリーは代理人の弁護士を通じて「これまでに大会に出場した際に行われてきた報道や、大会での周りの人からされた撮影や声かけの対処に不安を感じた」と欠場理由を挙げ、「クロカンは走ったことがなく、挑戦したい気持ちで申し込みをしましたが、やむを得ず出場しない決断をしました」と心境を明かす。
その上で、「関係者の皆さまには、急に出場を取りやめるかたちを取ってしまったこと申し訳なく思っています。応援を予定してくださっていた方々にも、申し訳なく思っています」としている。
昨夏の全中1500mを制したドルーリーは、1月15日の全国都道府県対抗女子駅伝3区で驚異的な区間新記録を樹立し、一気に日本中の注目を集めることになった。そうしたなか、近隣取材など過熱報道もあり、練習が以前のように自由にできなくなったことや、インターネット上に無断で画像や動画が公開されている現状について、今後も踏まえて、「とても不安です」と吐露している。
代理人は「まだ成長途中であるドルーリー朱瑛里さんが、大好きな陸上競技を楽しむことができ、有している才能がどんどんと開花していくことができるように、今後、報道関係者の方々、ファンの方々など、皆様に、最大限のご配慮をいただくことを希望しています」と周囲を取り巻く環境への配慮を求めている。
ドルーリーは「高校生になっても、陸上は続けていきます」と前を向いており、「もっと記録を伸ばせるように、努力しようと思っています。また、次のレースで活躍できるように頑張りますので、その時には影でそっと応援をしていただけたらうれしいです」と胸の内をコメントしている。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
Latest articles 最新の記事
2025.05.27
冨田遥希が100m、200m、400m、両リレーの短距離5冠! 藤原千櫻も女子短距離3冠 1500mは利光愛理が1年生V/IH大分県大会
広島インターハイ(7月25日~29日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱戦を繰り広げている。 大分県大会は5月23日から26日までの4日間、大分市営陸上競技場(ジェイリーススタジアム)で行われた […]
2025.05.27
クミ・アジア選手権が今日開幕!東京世界陸上へ重要な一戦
◇アジア選手権(5月27日~31日/韓国・クミ) 2年に一度開かれるアジア選手権が今日、5月27日に開幕する。舞台は韓国・クミ市(亀尾市)。欧州選手権などと並ぶ「エリアチャンピオンシップ」であり、世界陸連(WA)の大会カ […]
2025.05.26
河戸咲希ハンマー投53m34の県高校新 野見山寧祢200m23秒97の大会新 岩坂レオンやり投2連覇/IH愛知県大会
広島インターハイ(7月25日~29日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱戦を繰り広げている。愛知県大会は5月23日~25日の3日間、岡崎市のマルヤス岡崎龍北スタジアムにて行われた。 女子はハンマ […]
2025.05.26
【大会結果】第26回アジア選手権(2025年5月27日~31日)
第26回アジア選手権メダリスト&日本人成績(2025年5月27日~31日/韓国・クミ) 男子 100m() 金 銀 銅 [日本代表] 栁田大輝(東洋大) 東田旺洋(関彰商事) 200m() 金 銀 銅 [日本代表] 鵜澤 […]
Latest Issue
最新号

2025年6月号 (5月14日発売)
Road to TOKYO
Diamond League JAPANの挑戦
村竹ラシッド、三浦龍司が初戦で世界陸上内定
Road to EKIDEN Season 25-26
学生長距離最新戦力分析