HOME 駅伝、箱根駅伝

2023.01.03

駒大が往路、復路とも制し完全V達成 中大が27年ぶり好成績の2位 城西大5年ぶりシード 東洋大は18年連続シード権獲得/箱根駅伝

18年連続でシード権を獲得した東洋大・アンカーの清野太雅

◇第99回箱根駅伝・復路(1月3日:神奈川・箱根町~東京・大手町/5区間109.6km)

第99回箱根駅伝の復路が行われ、駒大が10時間47分11秒でフィニッシュ。2年ぶり8回目の総合優勝を飾った。

広告の下にコンテンツが続きます

2日の往路では5時間23分10秒で19年ぶりの優勝を飾った駒大は、6区に当日変更で投入された伊藤蒼唯(1年)が58分22秒の区間賞を獲得。2位・中大との差を47秒に拡大すると、7区の安原太陽(3年)、8区の赤星雄斗(3年)も区間5位、4位と区間上位の好走を見せて、リードを広げていく。9区では復路のエース・山野力(4年)も区間3位と力走を続け、アンカーの青柿響(3年)へリレー。1分30秒以上のリードに守れられてスタートした青柿はVロードを快走し、区間2位でまとめると、ガッツポーズでフィニッシュテープを切った。

駒大は昨年10月の出雲全日本大学選抜駅伝、11月の全日本大学駅伝に続く優勝となり、史上5校目の学生駅伝3冠の偉業を成し遂げた。

往路2位の中大は駒大に引き離されたものの、復路で順位をキープ。優勝した72回大会以来の27年ぶりの好成績となった。

広告の下にコンテンツが続きます

前回優勝校の青学大は3位。7区で8位まで順位を落としたが、9区の岸本大紀(4年)が5人抜きの快走で再浮上。連覇は果たせなかったがトップ3を確保した。

出雲、全日本と2位に入っていた國學院大が4位。10区・西澤侑真(4年)が区間賞を獲得した順大が5位入賞を果たし、予選会4位通過の早大が6位と健闘を見せた。以下、法大、創価大と続き、城西大が5年ぶりシード権獲得となる9位でフィニッシュ。10位の東洋大は18年連続でのシード権を手にした。

復路総合も駒大が5時間24分01秒で制し、往路、総合と合せて完全優勝を達成。2位は5時間25分12秒の中大。法大が5時間26分35秒で3位に入った。

※一部誤りがあり、修正いたしました。

次ページ 箱根駅伝2023総合・復路成績&区間賞一覧

[caption id="attachment_90515" align="alignnone" width="800"] 18年連続でシード権を獲得した東洋大・アンカーの清野太雅[/caption] ◇第99回箱根駅伝・復路(1月3日:神奈川・箱根町~東京・大手町/5区間109.6km) 第99回箱根駅伝の復路が行われ、駒大が10時間47分11秒でフィニッシュ。2年ぶり8回目の総合優勝を飾った。 2日の往路では5時間23分10秒で19年ぶりの優勝を飾った駒大は、6区に当日変更で投入された伊藤蒼唯(1年)が58分22秒の区間賞を獲得。2位・中大との差を47秒に拡大すると、7区の安原太陽(3年)、8区の赤星雄斗(3年)も区間5位、4位と区間上位の好走を見せて、リードを広げていく。9区では復路のエース・山野力(4年)も区間3位と力走を続け、アンカーの青柿響(3年)へリレー。1分30秒以上のリードに守れられてスタートした青柿はVロードを快走し、区間2位でまとめると、ガッツポーズでフィニッシュテープを切った。 駒大は昨年10月の出雲全日本大学選抜駅伝、11月の全日本大学駅伝に続く優勝となり、史上5校目の学生駅伝3冠の偉業を成し遂げた。 往路2位の中大は駒大に引き離されたものの、復路で順位をキープ。優勝した72回大会以来の27年ぶりの好成績となった。 前回優勝校の青学大は3位。7区で8位まで順位を落としたが、9区の岸本大紀(4年)が5人抜きの快走で再浮上。連覇は果たせなかったがトップ3を確保した。 出雲、全日本と2位に入っていた國學院大が4位。10区・西澤侑真(4年)が区間賞を獲得した順大が5位入賞を果たし、予選会4位通過の早大が6位と健闘を見せた。以下、法大、創価大と続き、城西大が5年ぶりシード権獲得となる9位でフィニッシュ。10位の東洋大は18年連続でのシード権を手にした。 復路総合も駒大が5時間24分01秒で制し、往路、総合と合せて完全優勝を達成。2位は5時間25分12秒の中大。法大が5時間26分35秒で3位に入った。 ※一部誤りがあり、修正いたしました。 次ページ 箱根駅伝2023総合・復路成績&区間賞一覧
[caption id="attachment_90515" align="alignnone" width="800"] 18年連続でシード権を獲得した東洋大・アンカーの清野太雅[/caption] ■箱根駅伝2023総合成績 1位 駒大   10時間47分11秒 2位 中大   10時間48分53秒 3位 青学大  10時間54分25秒 4位 國學院大 10時間55分01秒 5位 順大   10時間55分18秒 6位 早大   10時間55分21秒 7位 法大   10時間55分28秒 8位 創価大  10時間55分55秒 9位 城西大  10時間58分22秒 10位 東洋大  10時間58分26秒 11位 東京国際大10時間59分58秒 12位 明大   11時間1分37秒 13位 帝京大  11時間3分29秒 14位 山梨学大 11時間4分02秒 15位 東海大  11時間6分02秒 16位 大東大  11時間6分08秒 17位 日体大  11時間6分32秒 18位 立教大  11時間10分38秒 19位 国士大  11時間13分56秒 20位 専大   11時間19分28秒 関東学生連合  11時間17分13秒 ■箱根駅伝2023復路成績 1位 駒大   5時間24分01秒 2位 中大   5時間25分13秒 3位 法大   5時間26分35秒 4位 創価大  5時間26分40秒 5位 順大   5時間27分37秒 6位 東洋大  5時間27分44秒 7位 早大   5時間27分48秒 8位 國學院大 5時間27分51秒 9位 青学大  5時間29分12秒 10位 城西大  5時間29分14秒 11位 日体大  5時間29分59秒 12位 大東大  5時間30分07秒 13位 明大   5時間30分08秒 14位 山梨学大 5時間30分23秒 15位 帝京大  5時間31分09秒 16位 立教大  5時間31分47秒 17位 東京国際大5時間32分09秒 18位 東海大  5時間34分22秒 19位 国士大  5時間40分40秒 20位 専大   5時間40分53秒 関東学生連合5時間40分21秒 ■区間賞一覧 1区 富田峻平(明大4年) 1時間2分44秒 2区 吉居大和(中大3年) 1時間6分22秒 3区 中野翔太(中大3年) 1時間1分51秒 4区 イェゴン・ヴィンセント(東京国際大4年)1時間0分00秒=区間新 5区 山本唯翔(城西大3年) 1時間10分04秒=区間新 6区 伊藤蒼唯(駒大1年)    58分22秒 7区 葛西 潤(創価大4年) 1時間2分43秒 7区 杉彩文海(明大3年)  1時間2分43秒 8区 宗像直輝(法大3年)  1時間4分16秒 8区 木本大地(東洋大4年) 1時間4分16秒 9区 岸本大紀(青学大4年) 1時間7分27秒 10区 西澤侑真(順大4年)  1時間8分42秒

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.10.26

15年連続で山梨学院が男女V! 男子はオール区間賞で2時間9分02秒 女子は1時間12分11秒で25回目の都大路/山梨県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた山梨県高校駅伝が10月25日、富士河口湖町の西湖畔周回コースで行われ、山梨学院が15年連続の男女優勝を飾った。男子(7区間42.195km)は15年連続25回目、女子(5区間21.0975km […]

NEWS 小林が4年連続男女優勝! 男子は2時間7分08秒で61回目、女子は7年連続24回目の都大路切符/宮崎県高校駅伝

2025.10.26

小林が4年連続男女優勝! 男子は2時間7分08秒で61回目、女子は7年連続24回目の都大路切符/宮崎県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた宮崎県高校駅伝が10月25日、宮崎・西都市役所を発着点とするコースで行われ、小林が4年連続の男女Vを果たした。男子(7区間42.195km)は2時間7分08秒で4年連続61回目、女子(5区間2 […]

NEWS 男子は3区で逆転した東洋大牛久が2時間5分02秒大会新V! 女子は茨城キリストが6連覇/茨城県高校駅伝

2025.10.26

男子は3区で逆転した東洋大牛久が2時間5分02秒大会新V! 女子は茨城キリストが6連覇/茨城県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた茨城県高校駅伝が10月25日、ひたちなか市のひたちなか総合運動公園競技場の周辺コースで行われ、男子(7区間42.195km)は東洋大牛久が大会新記録の2時間5分02秒で2年ぶり、女子(5区間2 […]

NEWS 立命大、名城大、大東大らが熱戦!学生駅伝女王の座懸けて、きょう12時10分号砲/全日本大学女子駅伝

2025.10.26

立命大、名城大、大東大らが熱戦!学生駅伝女王の座懸けて、きょう12時10分号砲/全日本大学女子駅伝

◇第43回全日本大学女子駅伝(10月26日/宮城・弘進ゴムアスリートパーク仙台発着6区間38.0km) 第43回全日本大学女子駅伝はきょう10月26日に行われる。立命大、名城大、大東大の「3強」を軸に熱戦が繰り広げられそ […]

NEWS 本日開催!国内初のマラソン競歩&ハーフマラソン競歩 世界陸上銅の勝木隼人出場 来秋アジア大会選考会/高畠競歩

2025.10.26

本日開催!国内初のマラソン競歩&ハーフマラソン競歩 世界陸上銅の勝木隼人出場 来秋アジア大会選考会/高畠競歩

◇第62回全日本競歩高畠大会(10月26日/山形・高畠) 来年秋に開催される名古屋アジア大会の代表選考会を兼ねた第62回全日本競歩高畠大会が今日10月26日、山形県高畠町で行われる。 来年から国際大会での競歩距離を、これ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top