HOME ニュース、国内

2022.04.09

東京五輪代表・伊藤達彦10000m27分42秒68で2位 僅差でV逃すも終盤に粘りを発揮/金栗記念選抜
東京五輪代表・伊藤達彦10000m27分42秒68で2位 僅差でV逃すも終盤に粘りを発揮/金栗記念選抜

伊藤達彦(Honda)


◇金栗記念選抜中長距離(4月9日・熊本)

男子10000mは東京五輪に出場した伊藤達彦(Honda)が27分42秒68で日本人最上位の2位に入った。

広告の下にコンテンツが続きます

序盤はオレゴン世界選手権参加標準記録(27分28秒00)の突破を目指して、1周64~65秒のペースで展開。しかし、中盤から暑さからか徐々に遅くなっていった。

先頭の5000mは13分53~54秒あたりで通過。終盤に差し掛かると、伊藤が集団の前方でレースを進めた。苦しい表情を浮かべながらも持ち前の粘りを発揮。さらに、1000mを切ったあたり、東京五輪10000mに出場した日本記録保持者の相澤晃(旭化成)も順位を上げて、2人が肩を並べる場面もあった。

残り1周になって、伊藤がスパートして後続を引き離しにかかる。そのままホームストレートに入ったが、追い上げてきたエバンス・ケイタニー(トヨタ紡織)にフィニッシュ直前で逆転され、0.02秒差で2位フィニッシュした。

伊藤は「うれしくないです。参加標準記録を突破を狙っていました。途中から記録が難しくなり5月(7日)の日本選手権10000mのために足を残そうと思っていたけど、相澤君が追い上げてきてついつい負けず嫌いが出てしまいました。それでも、最後に負けてもったいないことをしました。日本選手権は参加標準を切って世界選手権に出て戦いたい」と話していた。

広告の下にコンテンツが続きます
◇金栗記念選抜中長距離(4月9日・熊本) 男子10000mは東京五輪に出場した伊藤達彦(Honda)が27分42秒68で日本人最上位の2位に入った。 序盤はオレゴン世界選手権参加標準記録(27分28秒00)の突破を目指して、1周64~65秒のペースで展開。しかし、中盤から暑さからか徐々に遅くなっていった。 先頭の5000mは13分53~54秒あたりで通過。終盤に差し掛かると、伊藤が集団の前方でレースを進めた。苦しい表情を浮かべながらも持ち前の粘りを発揮。さらに、1000mを切ったあたり、東京五輪10000mに出場した日本記録保持者の相澤晃(旭化成)も順位を上げて、2人が肩を並べる場面もあった。 残り1周になって、伊藤がスパートして後続を引き離しにかかる。そのままホームストレートに入ったが、追い上げてきたエバンス・ケイタニー(トヨタ紡織)にフィニッシュ直前で逆転され、0.02秒差で2位フィニッシュした。 伊藤は「うれしくないです。参加標準記録を突破を狙っていました。途中から記録が難しくなり5月(7日)の日本選手権10000mのために足を残そうと思っていたけど、相澤君が追い上げてきてついつい負けず嫌いが出てしまいました。それでも、最後に負けてもったいないことをしました。日本選手権は参加標準を切って世界選手権に出て戦いたい」と話していた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.06.17

インターハイ地区大会 広島行きを懸けて今日北海道開幕 週末は北信越、東海、中国でも!全国大会出場者が出そろう

広島インターハイ(7月25日~29日)の出場権を懸けた、最終関門となる地区大会は今日6月17日に北海道で開幕し、19日は北信越、20日には東海と中国でもスタートする。 いずれの4大会も22日までにすべて終了。16日までに […]

NEWS 弘前実が地元で男女マイルリレーV!「全国で入賞を」100mH佐藤柚希が13秒70、200m中森が好記録/IH東北

2025.06.17

弘前実が地元で男女マイルリレーV!「全国で入賞を」100mH佐藤柚希が13秒70、200m中森が好記録/IH東北

◇インターハイ東北地区大会(6月13~16日/青森・カクヒログループアスレチックスタジアム)4日目 広島インターハイを懸けた東北地区大会の最終日が行われ、男子4×400mリレーは地元・青森の弘前実が3分11秒84の大会新 […]

NEWS 110mH古賀ジェレミー驚異の高校新13秒45 次は日本選手権!七種・江口美玲5120点、岡田紗和1年初の5000点超え/IH南関東

2025.06.17

110mH古賀ジェレミー驚異の高校新13秒45 次は日本選手権!七種・江口美玲5120点、岡田紗和1年初の5000点超え/IH南関東

◇インターハイ南関東地区大会(6月13日~16日/カンセキスタジアムとちぎ、栃木県総合運動公園多目的広場投てき場) 広島インターハイ出場を懸けた南関東地区大会の4日目が行われ、男子110mハードルの古賀ジェレミー(東京3 […]

NEWS 失格とアクシデント乗り越え本村優太郎200mV 藤原千櫻&岩本咲真4冠 3000m障害の竹信祐太郎が学校初の地区制覇/IH北九州

2025.06.17

失格とアクシデント乗り越え本村優太郎200mV 藤原千櫻&岩本咲真4冠 3000m障害の竹信祐太郎が学校初の地区制覇/IH北九州

◇インターハイ北九州地区大会(6月13日~16日/佐賀・SAGAスタジアム) 広島インターハイをかけた北九州地区大会の最終日は、風が強く吹き荒れる厳しい条件下で、トラック8種目、フィールド4種目の決勝が行われた。 広告の […]

NEWS 100mH・石原南菜13秒33の激走!高校歴代2位、U18日本新で総合Vに貢献 男子総合は東農大が4連覇、4×400mR優勝で締めくくる/IH北関東

2025.06.17

100mH・石原南菜13秒33の激走!高校歴代2位、U18日本新で総合Vに貢献 男子総合は東農大が4連覇、4×400mR優勝で締めくくる/IH北関東

◇インターハイ北関東地区大会(6月13~16日/カンセキスタジアムとちぎ、栃木県総合運動公園多目的広場投てき場)最終日 広島インターハイ出場を懸けた北関東地区大会の最終日の4日目が行われ、女子100mハードルで石原南菜( […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top