◇関東インカレ(5月20~23日/神奈川・相模原)
関東インカレ3日目、男子1部ハンマー投は、福田翔大(日大)が68m84を放って優勝して連覇を達成。川田雅之(順大)が1979年に作った67m50の大会記録を42年ぶりに更新した。
「大会記録は意識していなくて、71~72mを目指していました。今日は30点」と悔やむ福田。大会前の調整練習では調子が良かったと言うが、「(5月3日の)静岡国際くらいから左に引っ張るクセが出てしまって、詰めが甘かった。まだ球に力を加えられていない」と反省する。それでも2回目にはファウルながら70mライン前後まで放つ投げを見せた。
昨年は日本インカレで2年生優勝。69m61が自己記録で、この記録は日本記録保持者の室伏広治(現・スポーツ庁長官)の大学2年時の記録を超えるもの。福田を指導するのがその室伏の父・重信コーチというのも何かの縁か。
冬季も基礎体力が向上し、「身体も少し大きくなったと思います」。7kg砲丸のバック投げでは“一流の証”とも言える20mと自己記録更新した。「良い投てきを安定させられれば、71m以上も見えます。今年中に学生記録を投げたい」と福田。その学生記録とは、もちろん室伏広治の持つ73m82。重信コーチが「私を超えるポテンシャルを持つ」と高く評価する逸材が、2つ目の“室伏超え”を見せる日は近い。

RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.08.20
箱根駅伝総合3連覇を狙う青学大陸上競技部が施設野菜メーカー・村上農園とパートナー契約締結
-
2025.08.20
-
2025.08.19
-
2025.08.19
2025.08.16
100mH・福部真子12秒73!!ついに東京世界選手権参加標準を突破/福井ナイトゲームズ
-
2025.08.19
2025.08.16
100mH・福部真子12秒73!!ついに東京世界選手権参加標準を突破/福井ナイトゲームズ
-
2025.07.24
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.08.20
100mH・今村好花が13秒23の中学新!! 自身の記録を0.05秒更新して2連覇達成/沖縄全中
◇沖縄全中(8月17日~20日/沖縄・沖縄県総合運動公園陸上競技場)4日目 第52回全日本中学校選手権(全中)の女子100mハードルが行われ、今村好花(太宰府東3福岡)が13秒23(±0)の中学新記録を打ち立てて2連覇し […]
2025.08.20
アシックス 東京世界陸上期間中に2つの体験型イベント限定開催 アスリートの世界を体感 新シューズに触れる体験も
アシックスジャパンは8月20日、9月の東京世界選手権期間中に、都内2ヵ所で体験型イベントを限定で開催すると発表した。 世界陸連とオフィシャルパートナー契約を結んでいるアシックス。多くの人に東京世界選手権(9月13日~21 […]
2025.08.20
箱根駅伝総合3連覇を狙う青学大陸上競技部が施設野菜メーカー・村上農園とパートナー契約締結
施設野菜メーカーの株式会社村上農園(広島市)は8月20日、青学大陸上競技部(長距離ブロック)と8月14日にパートナー契約を結んだと発表した。 同社は関連会社も含めて国内13ヵ所に工場を持ち、豆苗やブロッコリースーパースプ […]
2025.08.20
来年の名古屋アジア大会代表選考 東京世界陸上入賞で1名内定「アジアのナンバー1目指す」日本選手権は6月予定
日本陸連は8月20日に理事会を開き、来年秋に行われる名古屋アジア大会の日本代表選考要項を発表した。 代表は各種目2名まで。内定条件として、今年9月の東京世界選手権で8位入賞したうちの最上位1名が内定する。また、日本選手権 […]
2025.08.20
日本選手権競歩の名称変更「日本選手権ハーフマラソン競歩」「日本選手権マラソン競歩」に
日本陸連は8月20日に理事会を開催し、日本選手権競歩の名称を変更することを決めた。 世界陸連が国際大会実施の競歩種目について、2026年から現行の20kmおよび35kmからハーフマラソン(21.095km)、マラソン(4 […]
Latest Issue
最新号

2025年9月号 (8月12日発売)
衝撃の5日間
広島インターハイ特集!
桐生祥秀 9秒99