富士通は3月31日、同日付で競歩の村山裕太郎が退部、長距離の椎野修羅が現役を引退することを発表した。
村山は兵庫県出身の27歳。川西緑台高から競歩を始め、3年ではインターハイ5000mで6位入賞を飾っている。大学は順大に進み、1年時から関東インカレ、日本インカレに出場。18年3月の日本学生20km競歩では3位と好成績を収めた。日本選手権20kmm競歩では19年に7位に入っている。
大学最終年に両膝を疲労骨折してしばらくレースから離れたが、23年は元旦競歩の優勝で勢いに乗ると、3月の全日本競歩能美大会では20km1時間19分25秒で2位に。7月にはアジア選手権代表(20km競歩)に選出され金メダルを獲得。秋の杭州アジア大会でも銅メダルを手にするなど、層の厚い日本競歩勢のなかで結果を残した。
日本選手権20km競歩は24年、25年と2年連続10位に止まったが、昨年10月の全日本競歩高畠大会のマラソン競歩では3時間3分21秒で4位に食い込んでいる。
村山はチームのホームページで「歴史と伝統ある富士通陸上競技部の一員として、憧れであった富士通ユニフォームを身にまとい競技に取り組めたことは、私の競技人生において何ものにも代えがたい誇りです」とコメント。退部後も競技を続ける意向を示しており、「個人として競技を継続していきたいと思います。これからも歩みを止めることなく、挑戦を続けて参ります」としている。
一方、引退する椎野は愛知県出身の26歳。愛知黎明高から麗澤大に進み、22年に入社した。23年の東日本実業団駅伝ではトップで受けたタスキをそのまま先頭で運び優勝のフィニッシュテープを切るなど活躍。25年にはハーフマラソンで1時間2分03秒のベストをマークしていた。引退後は社業に専念し、「今後は陸上で培った集中力と、精神力を武器に会社に貢献し、皆様に恩返しができるよう、全力で邁進してまいります」と挨拶した。
また現役を引退した東京五輪マラソン代表の中村匠吾と、女子競歩日本代表の岡田久美子の退社も発表されている。
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