HOME 編集部コラム

2026.01.09

NEWS
編集部コラム「不完全なゴルゴ13」
編集部コラム「不完全なゴルゴ13」

毎週金曜日更新!?
★月陸編集部★
攻め(?)のアンダーハンド
リレーコラム🔥
毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ!
陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。
編集スタッフが週替りで綴って行きたいと思います。
暇つぶし程度にご覧ください!

第315回「不完全なゴルゴ13(船越陽一郎)

今までに もう十数回とカメラ車に乗車させていただいていましたが、今回初めての取り組みで、単焦点レンズで撮影するという事をおこないました。
今回の私個人のコンセプトは「カメラ車から表紙」でございました。

広告の下にコンテンツが続きます

今シーズンは「全国高校駅伝・男子」「富士山女子駅伝」「ニューイヤー駅伝」と連続でカメラ車に乗車いたしました。
この連続カメラ車撮影で、単焦点レンズが思いのほかハマる、ハマる。今までにない手応えを感じつつも、2月号で表紙を飾れるのは、「箱根駅伝」しかございません。

迎えた箱根駅伝。往路5区の山上りでその時はきました。
先頭を行く中大・柴田選手を、早大・工藤選手が抜いてトップに立ちました。このまま早大が優勝すれば、今撮ったシーンが表紙の有力候補になるわけです。

表紙の候補を撮影できたという安心感に包まれたからか、無性にのどが渇きまして(カメラマンは途中でトイレに行かなくてもいいよう、12月29日くらいから節制しています)、 ガバガバ水を飲んでしまいました。
もうすぐカメラ車を降りるし、いいよね。もう私は仕事を完了した気になっておりました。

しばらくして、 向こうの方にテレビ中継車が見えました。
「あれ? 誰か来た?」
「え?嘘でしょ?」
「でも、さすがにこの差は・・・。」
「いやいやいや、近づいてきているよ!」
油断し過ぎて少々パニックになりました。
青学大の黒田選手がやってきたのです。

広告の下にコンテンツが続きます

しかしながら、表紙チャンスが到来していることにやっと気づきました。
これは何としても撮らなければ!

選手が誰かを抜く瞬間は、抜かれる選手の表情が写り込んでしまいます。ですので、絞りを解放にしてなるだけボカす必要がございます。それも、横に並んでいる時よりも前に出ている瞬間の方が好ましいと思います。
要はシャッターを切り続けるということですね。

しかし、5区は終盤に下り坂が続くコース。
下りの場合は選手のペースが上がるので、カメラ車は選手から離れてしまうのです。それに加えてヘアピンカーブ。これは、抜く瞬間は撮れないかも……。
そう思っているうちに、箱根神社の大鳥居の手前までやってきました。
もうカーブは少ないよな……いや、大鳥居は入れた方がいいのか?この際どうでもいいのか?
と考えている間に黒田選手が前に出ていました。

いやいや、ここからも表紙チャンス!
しつこくシャッターを切り続けました。

というのが今回の表紙のお話でした!
と書きたかったのですが……

残念ながら、今回の表紙は往路のゴールとなりました。
残念ではありますが……ゴールシーン すごく良い写真でしたのでしょうがありませんね。

今回の私個人のコンセプト「カメラ車から表紙」は達成なりませんでした。
しかしながら、今シーズンの私個人の収穫は大きいと思います。それにしても、もの凄い走りを間近で見ることができ、撮影することもできました。
次こそは!

船越陽一郎(ふなこし・よういちろう)
月刊陸上競技写真部
1974年12月生まれ 172cm ○0kg 福岡県春日市出身
小学生の時に身体が弱く 喘息持ちだったため、鍛えるためにラグビーを始め「走れば治る」が口癖のドSのコーチに肉体改造される。大学までラグビーを続けるも卒業と同時に引退。何を思ったか社会人でボクシングを始める。戦績 3戦3敗(3KO負け) 秘密兵器の左フックを編み出すも、秘密のまま引退。なんじゃかんじゃあって現在に至る。

過去の編集部コラムはこちら

毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。 編集スタッフが週替りで綴って行きたいと思います。 暇つぶし程度にご覧ください!

第315回「不完全なゴルゴ13(船越陽一郎)

今までに もう十数回とカメラ車に乗車させていただいていましたが、今回初めての取り組みで、単焦点レンズで撮影するという事をおこないました。 今回の私個人のコンセプトは「カメラ車から表紙」でございました。 今シーズンは「全国高校駅伝・男子」「富士山女子駅伝」「ニューイヤー駅伝」と連続でカメラ車に乗車いたしました。 この連続カメラ車撮影で、単焦点レンズが思いのほかハマる、ハマる。今までにない手応えを感じつつも、2月号で表紙を飾れるのは、「箱根駅伝」しかございません。 迎えた箱根駅伝。往路5区の山上りでその時はきました。 先頭を行く中大・柴田選手を、早大・工藤選手が抜いてトップに立ちました。このまま早大が優勝すれば、今撮ったシーンが表紙の有力候補になるわけです。 表紙の候補を撮影できたという安心感に包まれたからか、無性にのどが渇きまして(カメラマンは途中でトイレに行かなくてもいいよう、12月29日くらいから節制しています)、 ガバガバ水を飲んでしまいました。 もうすぐカメラ車を降りるし、いいよね。もう私は仕事を完了した気になっておりました。 しばらくして、 向こうの方にテレビ中継車が見えました。 「あれ? 誰か来た?」 「え?嘘でしょ?」 「でも、さすがにこの差は・・・。」 「いやいやいや、近づいてきているよ!」 油断し過ぎて少々パニックになりました。 青学大の黒田選手がやってきたのです。 しかしながら、表紙チャンスが到来していることにやっと気づきました。 これは何としても撮らなければ! 選手が誰かを抜く瞬間は、抜かれる選手の表情が写り込んでしまいます。ですので、絞りを解放にしてなるだけボカす必要がございます。それも、横に並んでいる時よりも前に出ている瞬間の方が好ましいと思います。 要はシャッターを切り続けるということですね。 しかし、5区は終盤に下り坂が続くコース。 下りの場合は選手のペースが上がるので、カメラ車は選手から離れてしまうのです。それに加えてヘアピンカーブ。これは、抜く瞬間は撮れないかも……。 そう思っているうちに、箱根神社の大鳥居の手前までやってきました。 もうカーブは少ないよな……いや、大鳥居は入れた方がいいのか?この際どうでもいいのか? と考えている間に黒田選手が前に出ていました。 いやいや、ここからも表紙チャンス! しつこくシャッターを切り続けました。 というのが今回の表紙のお話でした! と書きたかったのですが…… 残念ながら、今回の表紙は往路のゴールとなりました。 残念ではありますが……ゴールシーン すごく良い写真でしたのでしょうがありませんね。 今回の私個人のコンセプト「カメラ車から表紙」は達成なりませんでした。 しかしながら、今シーズンの私個人の収穫は大きいと思います。それにしても、もの凄い走りを間近で見ることができ、撮影することもできました。 次こそは!
船越陽一郎(ふなこし・よういちろう) 月刊陸上競技写真部 1974年12月生まれ 172cm ○0kg 福岡県春日市出身 小学生の時に身体が弱く 喘息持ちだったため、鍛えるためにラグビーを始め「走れば治る」が口癖のドSのコーチに肉体改造される。大学までラグビーを続けるも卒業と同時に引退。何を思ったか社会人でボクシングを始める。戦績 3戦3敗(3KO負け) 秘密兵器の左フックを編み出すも、秘密のまま引退。なんじゃかんじゃあって現在に至る。
過去の編集部コラムはこちら

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2026.01.09

月刊陸上競技2026年2月号

Contents 特別付録 2026箱根駅伝カレンダー 広告の下にコンテンツが続きます 第102回箱根駅伝 青学大 2度目の3連覇 Close-up 黒田朝日 箱根路に名刻んだ「史上最強」ランナー 原晋監督「驚異の勝率7 […]

NEWS 編集部コラム「不完全なゴルゴ13」

2026.01.09

編集部コラム「不完全なゴルゴ13」

毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]

NEWS 世界大学クロカン代表に青学大・折田壮太、中大・本間颯、名城大・細見芽生ら選出 イタリアで3月開催

2026.01.09

世界大学クロカン代表に青学大・折田壮太、中大・本間颯、名城大・細見芽生ら選出 イタリアで3月開催

日本学連は1月9日、2026世界大学クロスカントリー選手権(3月14/イタリア・カッシーノ)に出場する日本代表を発表した。 代表は派遣標準記録(10000m:男子28分35秒00、女子34分00秒00)を突破し、かつ選考 […]

NEWS エチオピア選手団14人に入国ビザ発行されず U20の団体戦参加が難しく/世界クロカン

2026.01.09

エチオピア選手団14人に入国ビザ発行されず U20の団体戦参加が難しく/世界クロカン

1月10日に米国フロリダ州タラハシーで開催される世界クロスカントリー選手権において、エチオピアの複数の選手がビザの申請を却下され、米国に入国できない事態が起きていることが明らかになった。現地報道によると、少なくとも14人 […]

NEWS 竹田一平がオープンハウス所属で競技続行!1月1日に入社「覚悟を持って挑戦します」

2026.01.09

竹田一平がオープンハウス所属で競技続行!1月1日に入社「覚悟を持って挑戦します」

男子短距離の竹田一平が1月1日にオープンハウスグループに入社したことを自身のSNSで発表した。「オープンハウス」所属で競技を続行する。 竹田は埼玉県出身の28歳。不動岡高時代は走幅跳や三段跳をメインにしていたが、中大から […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年2月号 (1月14日発売)

2026年2月号 (1月14日発売)

EKIDEN Review
第102回箱根駅伝
ニューイヤー駅伝
全国高校駅伝
全国中学校駅伝
富士山女子駅伝

page top