2025.11.29
日本陸連の創立100周年記念イベント「RIKUJOフェスティバル」が11月29日に国立競技場で行われ、男子短距離のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が参加した。
午前中のミニリレフェスでは4×100mリレーに登場。ピッタリ100秒を目指すレースで、鵜澤飛羽(JAL)らとバトンをつなぐと、腕立て伏せや腹筋で“時間稼ぎ”。93秒あたりでフィニッシュし「も追う少し詰めましたね」と笑う。
その後は小学生の陸上教室に参加。講師を務めた塚原直貴さんが出したメニューを、サニブラウンは子どもたちと一緒に動いて汗を流し「リズムに乗るのは苦手」と四苦八苦していた。
世界選手権後、しばしのオフを国内で過ごした後は米国に戻っていたサニブラウンだが、このイベントに合わせて緊急帰国。日本陸連の有森裕子会長からもイベントについて聞いていたという。
「100周年というのはビックリ。長い歴史の中で(100周年に)競技者としていられて、先輩方が作り上げてきた陸上界を下の世代につなげていかないといけない」という思いから「ぜひ参加したい」と手を上げた。
実は前日の夕方に帰国する便で移動していたが、「途中で引き返して、乗り換えてきた」というアクシデントも。深夜1時に到着する“弾丸”になったが、疲れを感じさせずに子どもたちと触れ合っていた。
「短い時間でしたが楽しかったです。小さい頃からいろんな経験をしてもらって、この中から陸上選手になる子もいるかもしれないし、他競技をする子もいるかもしれない。スポーツを楽しんでくれたらうれしいです。陸上は“沼”みたいで、ただ走っているだけなのに奥が深い、片脚を突っ込んだら抜け出せない。走る楽しさを知ってもらって、陸上に触れる機会が増えるのが一番大事です」
陸上界への熱い思いを持ち続けるサニブラウン。子どもたちにとってもかけがえのない時間になった。
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