2025.11.29
この冬、アシックスが100年の歴史を持つ伝統の駅伝をリスペクトし、選手たちを鼓舞するシューズコレクション「Ekiden Pack(エキデンパック)」をリリース。その中で、カーボンプレート入りシューズのエントリーモデルとして人気を誇る「MAGIC SPEED(マジックスピード)」シリーズの最新モデル「MAGIC SPEED 5(マジックスピード 5)」を発表した。
今回は11月5日に都内で開催されたイベント『ASICS×EKIDEN Meetup ~あの日々を、強さにかえていけ。~』に登壇した同社がサポートをしている4大学の主力選手のコメントも交えてアシックスシューズの特長や目的に応じたシューズの履き分けなどを紹介する。

カーボンプレート入りシューズのエントリーモデルとして人気を誇る「MAGIC SPEED」シリーズの最新モデル「MAGIC SPEED 5」
「FF LEAP」搭載で大幅軽量化、ソールが薄くなり日本陸連公認レースでも着用可能
MAGIC SPEED 5は、豊富なランニングシューズラインアップを誇るアシックスが、初心者から経験者まで多種多様な走力レベルにおすすめのカーボンプレート搭載シューズとして展開するモデル。前作の「MAGIC SPEED 4」も市民ランナーを中心に大ヒットしたが、今作はさらに大きなアップデートを遂げている。
ミッドソール上層部に「FF LEAP(エフエフリープ)」を採用。これは、「METASPEED TOKYO(メタスピードトーキョー)」シリーズ、「METASPEED RAY(メタスピードレイ)」にも搭載されている同ブランドで最も軽量で、高い反発性を誇るミッドソール素材。
下層部には、クッショニングモデルに多く搭載されている「FF BLAST PLUS(エフエフブラストプラス)」と組み合わせた2層構造となっている。
ミッドソールの厚みはMAGIC SPEED 4が最大で43.5mmだったのに対し、今作では37.5mmと約6mm薄くなっているが、これには、「1番のアップデートポイントはFF LEAPを採用したことで、ソールを薄くしても軽量でクッション性と反発性もしっかり備えることができたこと」とアシックスジャパン株式会社FWプランニング・MDチームの山﨑光氏。
日本陸連公認レースでも着用可能な厚さ(40mm以下)となり、「日本の市場にとっては、かなり大きなアップデート」(山﨑氏)と考えている。
ソール全体を薄くしたことによって大幅な軽量化も実現。27.0cm比較でMAGIC SPEED 4の約245gに対して約49gも軽い約196gとなっており、レーシングシューズとしても遜色のない軽さとなっているのも特長だ。


また、同モデルには前作までと同様に、カーボンプレートを搭載。蹴り出し時に安定感があり、前方向への効果的な推進力を生み出している。一方で、「初めてカーボンプレート搭載シューズに挑戦したいランナーに履いてほしい」と山﨑氏が語るように、カーボンプレートもこのモデルならではの構造となっている。
同じカーボンプレート搭載のMETASPEEDシリーズに比べて、同モデルのプレートは柔軟性が高くなっており、「屈曲しやすくなっていて、扱いやすさがある」と山﨑氏。プレートの形状も前足部が二股に分かれている形状になっていて、こちらも屈曲性の向上に寄与しているという。
操作性を重視したカーボンプレート搭載入門モデル、中高生のレースシューズ用にも最適
アシックスは、カーボンプレート入りのシューズを幅広くラインアップしている。アスリートからのフィードバックをもとに、自己記録を目指すエリートランナー向けに開発されたMETASPEEDシリーズの3種類、フルマラソンで市民ランナーにとって大きな目標となっている4時間切り、いわゆる〝サブ4〟向けの「S4+ YOGIRI(エスフォープラス ヨギリ)」。
それらに対し、MAGIC SPEED 5は、カーボンプレート搭載シューズのエントリーモデルとして位置づけられている。
「こちらのシューズは、METASPEEDと比べて、しなやかなカーボンプレートで屈曲がしやすく、扱いやすくなっています。カーボンシューズにチャレンジしたいというランナーにぜひ履いて欲しいと考えています」(山﨑氏)
加えて、今回のアップデートは中高生にもマッチしたシューズとなっていることも、山﨑氏は強調する。
「前作は厚みが40mmを超えていたこともあって、学生には履くシーンが限られていたという声がありました。しかし、今回はそれが改善されています。さらにレーシングとしても十分な重量になっていますし、学生は短い距離を走るので、操作性が良いということもポイントになりますが、そこもしっかり実現できたシューズだと考えています」

「MAGIC SPEED 5」の特長について解説してくれたアシックスジャパン株式会社FWプランニング・MDチームの山﨑光氏は、「初めてカーボンプレート入りシューズを着用される方にもおすすめの一足」と話していた
学生ランナーが語るアシックスのランニングシューズ、カーボンプレート搭載シューズの魅力
アシックスのランニングシューズは、非常に幅広いモデルがラインアップされていること。山﨑氏も、「ランナーのニーズに合わせて、商品開発をしているのがアシックスの特長」と自負する。
11月2日に行われた全日本大学駅伝で、最も距離が長いアンカーの8区(19.7km)で日本歴代最高タイムを30年ぶりに5秒塗り替える56分54秒で区間賞を獲得した早稲田大学の工藤慎作(3年)も、レースから日々の練習内容に合わせてアシックスシューズを5足程度履き分けているという。
「レースではMETASPEED EDGE TOKYOを使いますが、練習ではカーボンシューズではなく、足づくりをしたいと考えています。アシックスのシューズは目的に合わせて、適したシューズを選べるのが優れている点だと思います」(工藤)

正月の学生駅伝で三度目の出走が有力な山上りの5区で区間新記録に挑む早稲田大学の工藤慎作
帝京大学の主将を務める柴戸遼太(4年)は、「ある程度、レースに近いポイント練習からカーボンシューズを履いています」。その特徴として、「リズムに乗りやすく、後半きつくなってからもしっかり粘れるシューズ」と感じている。
柴戸は過去にMAGIS SPEEDシリーズを着用していたこともあり、「朝練習など、集団で速めのペースで走る際に使っていました。METASPEEDよりも安定感があります」と使いやすさを強調。

正月の学生駅伝で虎視眈々と「5強崩し」を見据える帝京大学の柴戸遼太
レースでは主にMETASPEED RAYを着用しているという中央学院大学の主将でエースの近田陽路(4年)は、「前作のMAGIC SPEED 4を距離走などの練習で着用していますが、(同シリーズは)反発も強くて、さらに軽くてとても履きやすいシューズです。また、アシックスのシューズは足を入れた感じクセもなく万人受けするシューズが多い印象」と話した。

10月中旬に開催された正月の学生駅伝出場を懸けた予選会で日本人1位でフィニッシュした中央学院大学の近田陽路
カーボンシューズの安定性という点では、METASPEED SKY TOKYOを愛用している山梨学院大学のブライアン・キピエゴン(3年)も、「反発、衝撃吸収性が良いうえに、安定した走りができる」と同様の評価をしている。

10月中旬の予選会で個人トップに輝いた山梨学院大学のブライアン・キピエゴン
あらゆる選手、ランナーからの声を聞き、多種多様な走力レベルに合わせて期待に応えていくアシックスのランニングシューズ。
そのなかでも、今回新たに登場した「MAGIC SPEED 5」は、レースから日常のトレーニングシーンまで、多くのランナーにマッチする開発コンセプトは変わらない。
だが、中高生のロードレースでも選択できるスペックへ、大きくアップデートしたことで、より注目を集めることになりそうだ。
■MAGIC SPEEDシリーズサイト
詳細はこちら
▼「MAGIC SPEED 5」の予約および販売について
※2025年12月5日よりアシックスオンラインストアにて先行発売開始(2025年11月27日よりオンライン予約受付開始)
※2025年12月11日よりアシックス直営店や販売店にて販売開始(2025年11月27日より店頭予約受付開始)
※アシックス直営店舗では予約を受け付けておりません
■アシックス駅伝特設サイト
詳細はこちら
文/田中 葵
カーボンプレート入りシューズのエントリーモデルとして人気を誇る「MAGIC SPEED」シリーズの最新モデル「MAGIC SPEED 5」[/caption]
「FF LEAP」搭載で大幅軽量化、ソールが薄くなり日本陸連公認レースでも着用可能
MAGIC SPEED 5は、豊富なランニングシューズラインアップを誇るアシックスが、初心者から経験者まで多種多様な走力レベルにおすすめのカーボンプレート搭載シューズとして展開するモデル。前作の「MAGIC SPEED 4」も市民ランナーを中心に大ヒットしたが、今作はさらに大きなアップデートを遂げている。 ミッドソール上層部に「FF LEAP(エフエフリープ)」を採用。これは、「METASPEED TOKYO(メタスピードトーキョー)」シリーズ、「METASPEED RAY(メタスピードレイ)」にも搭載されている同ブランドで最も軽量で、高い反発性を誇るミッドソール素材。 下層部には、クッショニングモデルに多く搭載されている「FF BLAST PLUS(エフエフブラストプラス)」と組み合わせた2層構造となっている。 ミッドソールの厚みはMAGIC SPEED 4が最大で43.5mmだったのに対し、今作では37.5mmと約6mm薄くなっているが、これには、「1番のアップデートポイントはFF LEAPを採用したことで、ソールを薄くしても軽量でクッション性と反発性もしっかり備えることができたこと」とアシックスジャパン株式会社FWプランニング・MDチームの山﨑光氏。 日本陸連公認レースでも着用可能な厚さ(40mm以下)となり、「日本の市場にとっては、かなり大きなアップデート」(山﨑氏)と考えている。 ソール全体を薄くしたことによって大幅な軽量化も実現。27.0cm比較でMAGIC SPEED 4の約245gに対して約49gも軽い約196gとなっており、レーシングシューズとしても遜色のない軽さとなっているのも特長だ。
また、同モデルには前作までと同様に、カーボンプレートを搭載。蹴り出し時に安定感があり、前方向への効果的な推進力を生み出している。一方で、「初めてカーボンプレート搭載シューズに挑戦したいランナーに履いてほしい」と山﨑氏が語るように、カーボンプレートもこのモデルならではの構造となっている。
同じカーボンプレート搭載のMETASPEEDシリーズに比べて、同モデルのプレートは柔軟性が高くなっており、「屈曲しやすくなっていて、扱いやすさがある」と山﨑氏。プレートの形状も前足部が二股に分かれている形状になっていて、こちらも屈曲性の向上に寄与しているという。
操作性を重視したカーボンプレート搭載入門モデル、中高生のレースシューズ用にも最適
アシックスは、カーボンプレート入りのシューズを幅広くラインアップしている。アスリートからのフィードバックをもとに、自己記録を目指すエリートランナー向けに開発されたMETASPEEDシリーズの3種類、フルマラソンで市民ランナーにとって大きな目標となっている4時間切り、いわゆる〝サブ4〟向けの「S4+ YOGIRI(エスフォープラス ヨギリ)」。 それらに対し、MAGIC SPEED 5は、カーボンプレート搭載シューズのエントリーモデルとして位置づけられている。 「こちらのシューズは、METASPEEDと比べて、しなやかなカーボンプレートで屈曲がしやすく、扱いやすくなっています。カーボンシューズにチャレンジしたいというランナーにぜひ履いて欲しいと考えています」(山﨑氏) 加えて、今回のアップデートは中高生にもマッチしたシューズとなっていることも、山﨑氏は強調する。 「前作は厚みが40mmを超えていたこともあって、学生には履くシーンが限られていたという声がありました。しかし、今回はそれが改善されています。さらにレーシングとしても十分な重量になっていますし、学生は短い距離を走るので、操作性が良いということもポイントになりますが、そこもしっかり実現できたシューズだと考えています」 [caption id="attachment_190137" align="alignnone" width="800"]
「MAGIC SPEED 5」の特長について解説してくれたアシックスジャパン株式会社FWプランニング・MDチームの山﨑光氏は、「初めてカーボンプレート入りシューズを着用される方にもおすすめの一足」と話していた[/caption]
学生ランナーが語るアシックスのランニングシューズ、カーボンプレート搭載シューズの魅力
アシックスのランニングシューズは、非常に幅広いモデルがラインアップされていること。山﨑氏も、「ランナーのニーズに合わせて、商品開発をしているのがアシックスの特長」と自負する。 11月2日に行われた全日本大学駅伝で、最も距離が長いアンカーの8区(19.7km)で日本歴代最高タイムを30年ぶりに5秒塗り替える56分54秒で区間賞を獲得した早稲田大学の工藤慎作(3年)も、レースから日々の練習内容に合わせてアシックスシューズを5足程度履き分けているという。 「レースではMETASPEED EDGE TOKYOを使いますが、練習ではカーボンシューズではなく、足づくりをしたいと考えています。アシックスのシューズは目的に合わせて、適したシューズを選べるのが優れている点だと思います」(工藤) [caption id="attachment_190139" align="alignnone" width="800"]
正月の学生駅伝で三度目の出走が有力な山上りの5区で区間新記録に挑む早稲田大学の工藤慎作[/caption]
帝京大学の主将を務める柴戸遼太(4年)は、「ある程度、レースに近いポイント練習からカーボンシューズを履いています」。その特徴として、「リズムに乗りやすく、後半きつくなってからもしっかり粘れるシューズ」と感じている。
柴戸は過去にMAGIS SPEEDシリーズを着用していたこともあり、「朝練習など、集団で速めのペースで走る際に使っていました。METASPEEDよりも安定感があります」と使いやすさを強調。
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正月の学生駅伝で虎視眈々と「5強崩し」を見据える帝京大学の柴戸遼太[/caption]
レースでは主にMETASPEED RAYを着用しているという中央学院大学の主将でエースの近田陽路(4年)は、「前作のMAGIC SPEED 4を距離走などの練習で着用していますが、(同シリーズは)反発も強くて、さらに軽くてとても履きやすいシューズです。また、アシックスのシューズは足を入れた感じクセもなく万人受けするシューズが多い印象」と話した。
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10月中旬に開催された正月の学生駅伝出場を懸けた予選会で日本人1位でフィニッシュした中央学院大学の近田陽路[/caption]
カーボンシューズの安定性という点では、METASPEED SKY TOKYOを愛用している山梨学院大学のブライアン・キピエゴン(3年)も、「反発、衝撃吸収性が良いうえに、安定した走りができる」と同様の評価をしている。
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10月中旬の予選会で個人トップに輝いた山梨学院大学のブライアン・キピエゴン[/caption]
あらゆる選手、ランナーからの声を聞き、多種多様な走力レベルに合わせて期待に応えていくアシックスのランニングシューズ。
そのなかでも、今回新たに登場した「MAGIC SPEED 5」は、レースから日常のトレーニングシーンまで、多くのランナーにマッチする開発コンセプトは変わらない。
だが、中高生のロードレースでも選択できるスペックへ、大きくアップデートしたことで、より注目を集めることになりそうだ。
■MAGIC SPEEDシリーズサイト
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▼「MAGIC SPEED 5」の予約および販売について
※2025年12月5日よりアシックスオンラインストアにて先行発売開始(2025年11月27日よりオンライン予約受付開始)
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