2025.10.20
◇第19回U18・第56回U16大会(10月17~19日/三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場)3日目
U18・U16大会の最終日となる3日目が行われ、U18女子300mはバログン・ハル(市川高2千葉)が37秒88の大会新記録で優勝。9月に自身がマークした37秒87の高校歴代2位にあと0.01秒と迫るタイムで、U18カテゴリーでは2013年に青山聖佳が樹立した本最高記録(37秒89)を再び上回った。
今季は広島インターハイで200m、400mの2冠を達成。さらに滋賀国スポでも300mを38秒16で制しており、その勢いを今大会でも発揮した。「今年最後の試合なので、気持ちを切らすことなくいい形でシーズンを終えようという気持ちで走りました」。
10月上旬の国スポでは37秒台に届かず悔しさを残したが、「そのときの反省をいかして、コーナーを抜けたところから第2のギアを上げるプランで臨みました。他の選手がすぐ後ろにいるのは分かっていましたが、落ち着いて前に出ることができたと思います」と、振り返る。
300mというインターハイで実施されない種目には、「200mのように最初から100%の出力は出せないし、400mのように前半を抑えすぎると中途半端になる。どう賢くレースプランを立てるかが重要な距離で、それは200mや400mにもつながっていくと思います」と、手応えを語った。
また、国スポの混合4×400mリレーで、東京世界選手権代表の松本菜奈子(東邦銀行)らと競り合った経験にも触れ、「冷静に走ることや、最後まであきらめないことの大切さなどを感じることができました」と、尊敬する先輩スプリンターから刺激も受けたという。
来季はインターハイ連覇など多くの期待も膨らむバログン。「大学でも競技を続けるつもりですし、来年はその土台を作る年にしたい。今年よりもタイムを縮められるようにがんばります」と、力強く語った。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.04
世界陸連が走幅跳のルール変更を断念 「テイクオフゾーン」提案も選手からの反発強く
-
2025.12.04
-
2025.12.03
-
2025.12.02
-
2025.12.02
2025.11.28
青学大、國學院大、中大、早大など11校! 4回目を迎える宮古島大学駅伝の出場予定校発表
-
2025.11.29
-
2025.12.01
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.04
世界陸連が走幅跳のルール変更を断念 「テイクオフゾーン」提案も選手からの反発強く
世界陸連(WA)が検討していた走幅跳のルール変更案について、選手からの反発などを受けて撤回されたことを英ガーディアン紙が報じた。 走幅跳では、20cmの踏み切り板とその先に10cmの粘土板が敷かれ、踏み切り板と粘土板の境 […]
2025.12.04
世界陸連主催大会での年齢制限を緩和 高校1年生相当で全種目に出場可能
世界陸連(WA)は12月2日・3日の両日に評議会を開催し、各種ルールの確認や規則改定について協議した。 その中で、WA主催大会の一部種目で設けられていた年齢制限を撤廃することが決まった。 従来は、マラソンおよび35km競 […]
2025.12.04
男子短距離・栁田大輝がHondaに入社! 「『世界のHonda』の名に恥じぬよう、努力を重ねていきたい」
12月4日、Honda陸上部は、パリ五輪男子4×100mリレー代表の栁田大輝(東洋大)が2026年4月に入社することを発表した。 栁田は群馬県出身。中学時代には全中走幅跳で優勝、100mでも2位に入るなど、世代トップクラ […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025