HOME 世界陸上、海外

2025.09.21

女子走高跳世界記録保持者マフチフは3位 「この試合は私の心の中に残る」/東京世界陸上
女子走高跳世界記録保持者マフチフは3位 「この試合は私の心の中に残る」/東京世界陸上

東京世界陸上女子走高跳で3位だったヤロスラワ・マフチフ

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)9日目

東京世界陸上9日目のイブニングセッションが行われ、女子走高跳はニコラ・オリスラガース(豪州)が2m00で初優勝を飾った。世界記録保持者のヤロスラワ・マフチフ(ウクライナ)は1m97で3位タイだった。

無観客で行われた2021年東京五輪と同じ会場の国立競技場だったが、今回は満員の観衆が駆けつけた中で同じ銅メダルに輝いた。「この試合は私の心の中に残るでしょう。再び東京で、再び銅メダル。だから、この瞬間は忘れないよ」。敗れはしたものの、世界記録保持者は感慨深げに語った。

広告の下にコンテンツが続きます

降りしきる雨の中で、全体的に記録は低調。マフチフも「2m以上跳ぶつもりでしたし、その準備はできていました」と話す。1m93、1m97と一発で成功させ、「1m97の試技は本当に素晴らしかった」と自賛する。

しかし、2m00を1回目で失敗すると、パスを選択して2m02に挑戦。クリアすることはできず、「なぜかは分からないけれど、同じ走り方ができなかった」と助走がうまくいかなかった様子で、「でも、アンジェレナ・トピッチ(セルビア)と銅メダルを分け合えて本当にうれしいよ」と自らを納得させた。

23年ブダペスト大会、昨年のパリ五輪に続く世界大会3連勝はならなかった。それでも「この結果はこれからも努力を続けるためのモチベーションになると思います」と話し、「来年はもっと強くなって戻り、より高く跳ぶことを約束します」。柔らかい笑顔を浮かべつつも、力強い言葉を並べた。

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)9日目 東京世界陸上9日目のイブニングセッションが行われ、女子走高跳はニコラ・オリスラガース(豪州)が2m00で初優勝を飾った。世界記録保持者のヤロスラワ・マフチフ(ウクライナ)は1m97で3位タイだった。 無観客で行われた2021年東京五輪と同じ会場の国立競技場だったが、今回は満員の観衆が駆けつけた中で同じ銅メダルに輝いた。「この試合は私の心の中に残るでしょう。再び東京で、再び銅メダル。だから、この瞬間は忘れないよ」。敗れはしたものの、世界記録保持者は感慨深げに語った。 降りしきる雨の中で、全体的に記録は低調。マフチフも「2m以上跳ぶつもりでしたし、その準備はできていました」と話す。1m93、1m97と一発で成功させ、「1m97の試技は本当に素晴らしかった」と自賛する。 しかし、2m00を1回目で失敗すると、パスを選択して2m02に挑戦。クリアすることはできず、「なぜかは分からないけれど、同じ走り方ができなかった」と助走がうまくいかなかった様子で、「でも、アンジェレナ・トピッチ(セルビア)と銅メダルを分け合えて本当にうれしいよ」と自らを納得させた。 23年ブダペスト大会、昨年のパリ五輪に続く世界大会3連勝はならなかった。それでも「この結果はこれからも努力を続けるためのモチベーションになると思います」と話し、「来年はもっと強くなって戻り、より高く跳ぶことを約束します」。柔らかい笑顔を浮かべつつも、力強い言葉を並べた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.06

クイーンズ駅伝エントリー発表! 日本郵政グループ・廣中璃梨佳、積水化学・新谷仁美、しまむら・安藤友香らが登録 第一生命グループは鈴木優花が外れる

11月6日、日本実業団連合は第45回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)のエントリー選手を発表した。 前回4年ぶり4回目の優勝を飾ったJP日本郵政グループはVメンバーの鈴木亜由子、廣中璃梨佳、菅田雅香ら全員が登録。 […]

NEWS 10000m記録挑戦競技会は日体大競技会など3大会と併催 参加資格男子は34分ターゲット

2025.11.06

10000m記録挑戦競技会は日体大競技会など3大会と併催 参加資格男子は34分ターゲット

関東学生陸上競技連盟は、主催の10000m記録挑戦競技会について、今年は11月15日の日体大長距離競技会(横浜市・日体大健志台)、11月22日のMARCH対抗戦(東京・町田市)、11月22日の東海大長距離競技会(秦野市) […]

NEWS RIKUJOフェスティバルに勝木隼人、赤松諒一、佐藤早也伽らトップ選手が参加

2025.11.06

RIKUJOフェスティバルに勝木隼人、赤松諒一、佐藤早也伽らトップ選手が参加

11月6日、日本陸連は11月29日に開催される「RIKUJO フェスティバル in 国立競技場」に参加するゲストアスリートを発表した。 同イベントは連盟創立100周年を記念して開かれるもの。参加者とトップアスリートが一緒 […]

NEWS 北海道・北照高が来春から陸上部で駅伝チームを強化 43年ぶりに再始動 工藤裕行氏が総監督就任

2025.11.06

北海道・北照高が来春から陸上部で駅伝チームを強化 43年ぶりに再始動 工藤裕行氏が総監督就任

11月5日、北照高は2026年春から陸上部において駅伝チームの強化を本格的にスタートすることを発表した。 北照高は北海道小樽市に校舎を置く私立高。野球部は甲子園に春夏あわせて10回出場を数える強豪として知られる。スキー部 […]

NEWS 全国高校駅伝都道府県代表出そろう 前年V佐久長聖&長野東など 最速は男女とも仙台育英 6日から地区大会順次開幕

2025.11.05

全国高校駅伝都道府県代表出そろう 前年V佐久長聖&長野東など 最速は男女とも仙台育英 6日から地区大会順次開幕

全国高校駅伝の出場権を懸けた都道府県高校駅伝が11月4日の埼玉をもってすべて終了し、都道府県代表がすべて出そろった。 昨年の全国大会は男子が佐久長聖、女子は長野東といずれも長野勢が優勝を遂げた。全国2連覇中の佐久長聖は県 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top