◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)3日目
東京世界陸上3日目のモーニングセッションが行われ、東京世界陸上3日目のモーニングセッションが行われ、男子ハンマー投予選B組に出場した福田翔大(住友電工)は2投目に72m71をマークして組15位、全体では26位となった。
日本勢として6大会ぶり、そして史上4人目の挑戦となった24歳が、聖地・国立の観衆の前で放物線を描いた。
「ハンマーを始めて、世界陸上やオリンピックを目指してやってきました。前日はワクワクしていましたし、緊張はあんまりなくて、(応援も)全部力に変えると思ってできました」
「しっかり練習で意識している動きを出そう」と、1投目から72m25と記録を残す。2投目は「少し攻めきれず、8、9割という感覚でした」と話しつつも、72m71まで記録を伸ばす。
地の利を生かし、観客からの手拍子を求めた3投目は「すごい感覚は良かったです」。しかし、「顎が上がってしまいました」と、ネットにかかってファウルとなった。
日大時代から室伏重信コーチに師事。5月のアジア選手権で銀メダルに輝くと、3度目の優勝となった7月の日本選手権では日本歴代3位の74m57をマークした。
世界の舞台で貴重な一歩を踏み出したが、「試合の大事なところで決まらないことは課題です。世界の大きな舞台で改めて認識しました」と冷静に自らを分析。「どうにかして直していかないといけません」とさらなる成長を誓った。
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