JALは8月31日、9月の東京世界選手権に内定している女子やり投の北口榛花、男子110mハードルの村竹ラシッド、男子200mの鵜澤飛羽に向けた壮行会を行い、その後選手が報道陣の取材に応じた。
ダイヤモンドリーグ(DL)ファイナルに初出場し、スイス・チューリヒから帰ってきたばかりの村竹。DLファイナルでは序盤から失速して14秒39(+0.3)の8位というレースになった。
「身体の状態は普通だったのですが、前日のスタート練習であまりストライドと勢いが出ていなくて、股関節を大きく使った」が、「最初の4歩で思った以上に大きくなってしまって、残り3歩が刻みきれなかった」と振り返る。
とっさの判断で「無理矢理、追い上げて身体にダメージの残るより、ファイナルという大きなレースでしたが捨てて無事にフィニッシュすることだけを考えました」と冷静になった。「今年一番大事なのは世界選手権。1試合こういうのはある。本番でなくてよかった」と落ち着いている。
今季は海外遠征が多く「世界と勝負できるようになってきた」とアベレージに手応えがある。一方で、「あまりハードル練習をしていなかった」。出力が上がるにつれ、身体への負担が大きくなるのも要因の一つ。ここから2週間で「時間もあるので、2回ほどしっかり練習して、スタートから1台目への確認をしたい」と見据える。
趣味が競馬ということもあり、スポーツ紙記者から「三連単を予想するなら」と聞かれ、「それはもちろん、僕を1着にしますが、関係者は賭けられないので、みなさんで予想してください」とにっこり。日本勢初のメダル獲得へ、自分の走りに集中して磨きをかけていく。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.09.03
100mアモ・ダジエが9秒87の自己新マーク 英国4×100mR代表選出の33歳
-
2025.09.02
-
2025.09.02
-
2025.08.31
-
2025.09.02
-
2025.08.31
-
2025.08.27
2025.08.16
100mH・福部真子12秒73!!ついに東京世界選手権参加標準を突破/福井ナイトゲームズ
-
2025.08.27
-
2025.08.19
-
2025.08.24
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.09.03
ライルズ、ホロウェイ、ラッセル、マクローリン・レヴロンがエントリー! 米国代表141人発表/東京世界陸上
米国陸連は9月2日、9月13日に開幕する東京世界選手権の米国代表141人を発表した。 男子は2023年ブダペスト大会に続いて2大会連続で100mと200mで2冠を狙うN.ライルズや、110mハードルで4連覇が懸かるパリ五 […]
2025.09.03
100mアモ・ダジエが9秒87の自己新マーク 英国4×100mR代表選出の33歳
8月30日に英国・ロンドンで開催されたBFTTAで、E.アモ・ダジエ(英国)が9秒87(+2.0)の自己新で優勝した。 アモ・ダジエは現在33歳。これまでの自己記録は23年にマークした9秒93で、100mでは東京世界選手 […]
2025.09.03
イタリア代表にタンベリらが選出 インゲブリグトセンは2種目、17歳ガウト200mで出場/東京世界陸上
9月13日に開幕する東京世界選手権の代表選手が各国から発表されている。 イタリア代表では、男子走高跳の東京五輪金メダリストM.タンベリが選ばれた。パリ五輪の女子10000mで銀メダルを獲得したN.バットクレッティが500 […]
2025.09.03
大塚製薬が東京世界陸上をポカリスエットでサポート!製品提供やイベントブースでさまざまなコンテンツを展開
大塚製薬は9月3日、グローバルサポーターとして協賛する東京世界選手権において、「人の可能性を信じる。」をキーメッセージに、ポカリスエットをはじめとする製品を通じて世界中から集う選手たちやすべての大会関係者をサポートすると […]
Latest Issue
最新号

2025年9月号 (8月12日発売)
衝撃の5日間
広島インターハイ特集!
桐生祥秀 9秒99