◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 3日目
東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、女子砲丸投は1投目に学生歴代8位、U20日本歴代4位となる15m76を放った大学1年生の坂ちはる(大体大)が初優勝を飾った。
前回まで4連覇中で、101回大会から7度頂点に立っている郡菜々佳(新潟アルビレックスRC)が出場を見合わせたことで混戦が予想された。前回8位の坂は「1投目に優勝記録を出せ、それを更新できなかったのは反省点。記録的には16mを出したかったので、それを超えられなかったことも悔しいです」と反省が目立ったが、「優勝を狙っていたので、それが果たせてうれしいです」と笑顔を見せた。
大阪・大体大浪商高時代に1年時のインターハイで4位に食い込むと、2、3年と連覇を達成。高校歴代9位タイの14m96のベストを引っさげ、今春から系列の大体大に進んだ。大学に入ってから本格的にウエイトトレーニングを始め、筋力がアップ。「これまで以上にフィニッシュが力強くなりました」と成長を実感する。
4月の学生個人で15m34を投げ2位。その際2本だった15m台が今回は5本そろえた。うち15m60以上が3本と記録も安定。「体づくりを中心にトレーニングを積んでいる成果を出せました。15m中盤で記録も安定させられたので、今後は瞬発系の練習を積み、早く16m台を出したいです」と力を込める。
初の国立競技場での試合に、「本当に大きくてゾクゾクした気持ちで臨め、むちゃくちゃ楽しかったです」と満足げだ。今回は出場を見送った郡と、同じ大阪出身の坂。「郡さんは陸上を始めた頃からのあこがれの存在でしたが、自分も大学生になり、早く追い付き、追い越せるよう頑張りたい」と話し、「学生のうちに18mを投げて日本記録を更新したい」とさらなる飛躍を誓った。
学生個人を15m62の自己新で制し、続く日本インカレも15m35で頂点に立っていた奥山琴未(岡山商科大)が15m54で2位。静岡国際で15m48の自己新を投げ、日本人トップの3位に入っていた大迫晴香(染めQ)が15m29で3位に続いた。
文/花木 雫
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