2025.07.06

7月6日、豪州でゴールドコーストマラソンが行われ、男子は竹井祐貴(JR東日本)が2時間7分33秒の大会新記録で優勝した。
レースには今年も日本から多くのランナーが参加。5kmごとのラップが15分00秒前後で推移し、20kmを1時間00分14秒で通過したころには、9人のうち8人が日本勢という先頭集団が形成された。
30kmでペースメーカーが外れると、3月の東京に続き2度目のマラソン挑戦となった太田蒼生(GMOインターネットグループ)がペースアップ。竹井はこれにしっかりと食らいつき、以降は2人のマッチレースとなった。
1時間45分44秒で35kmを過ぎると、37kmから竹井が渾身のスパート。太田との差を少しずつ広げていき、独走状態に持ち込んだ。最後の2.195kmも6分34秒でカバーした竹井は23年に小山直城(Honda)がマークした大会記録(2時間7分40秒)を7秒更新。今年2月の大阪で出した2時間8分06秒の自己記録も33秒上回った。
竹井は1999年生まれの25歳。鹿児島中央高から亜細亜大に進み、関東学生連合チームとして箱根駅伝にも出場している。
中盤で積極的な動きを見せた太田は2位。マラソン初完走は2時間8分31秒となった。3位の竹内竜真(NDソフト)も2時間8分38秒と自己記録を更新している。以下、東瑞基(愛三工業)、栃木渡(ひらまつ病院)、今江勇人(GMOインターネットグループ)と上位6位までを日本勢が占めた。また、川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)は2時間17分57秒で21位だった。
【動画】竹井祐貴、太田蒼生のフィニッシュをチェック
竹井祐貴のフィニッシュ 太田蒼生のフィニッシュゴールドコーストマラソン上位成績
1位 竹井祐貴(JR東日本) 2.07.33 2位 太田蒼生(GMOインターネットグループ) 2.08.31 3位 竹内竜真(NDソフト) 2.08.38 4位 東瑞基(愛三工業) 2.09.31 5位 栃木渡(ひらまつ病院)2.10.28 6位 今江勇人(GMOインターネットグループ) 2.10.51 7位 J.イゼウスキー(米国)2.11.00 8位 M.サンペル(ケニア) 2.12.24 9位 金子晃裕(コモディイイダ) 2.13.05 10位 福田裕大(石川陸協) 2.13.19 14位 橋本龍一(プレス工業)2.15.22 16位 山下侑哉(サンベルクス)2.15.51 18位 S.バトオチル(モンゴル)2.17.25 21位 川内優輝(あいおいニッセイ同和損保) 2.17.57
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.07.07
-
2025.07.07
-
2025.07.07
-
2025.07.05
-
2025.07.02
2025.06.17
2025中学最新ランキング【男子】
-
2025.06.17
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.07.07
東京世界陸上の競技開始時間が一部変更 DAY8最終種目が女子5000m決勝から男子800m決勝へ
9月13日~21日に東京・国立競技場で開かれる東京世界選手権のDAY1、DAY2、DAY8、DAY9の競技開始時間の一部が変更になった。7月1日に変更が加えられており、大会公式のSNSで7月7日に発表された。 最も大きな […]
2025.07.07
大盛況女子100mHの“時代”作った寺田明日香 最後の日本選手権終え「この種目が育っていく瞬間を見られて良かった」
◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、最終日の女子100mハードルで今季限りの引退を表明していた寺田明日香(ジャパンクリエイト)が13秒09( […]
2025.07.07
【竹澤健介の視点】「日本一」を決める選手権として見応えある勝負 井川龍人の1500m選手に劣らぬスパート光る/日本選手権
7月6日に行われた第109回日本選手権最終日の男子5000m決勝。井川龍人(旭化成)が13分37秒59で初優勝を飾った。2008年北京五輪5000m、10000m代表の竹澤健介さん(摂南大ヘッドコーチ)に、レースを振り返 […]
2025.07.07
【高平慎士の視点】鵜澤飛羽の出足に見えた「記録と戦いに行く」意思表示 ラスト20mの修正が19秒台&ファイナルへのカギ/日本選手権
7月6日に行われた第109回日本選手権最終日の男子200m決勝。鵜澤飛羽(JAL)が日本歴代4位の自己ベストに並ぶ20秒12(±0)で3連覇を飾った。2008年北京五輪男子4×100mリレー銀メダリストの高平慎士さん(富 […]
2025.07.07
日本陸連オフィシャルトップパートナーにアシックスジャパン 25年度協賛企業が決定
日本陸連は7月7日、25年度の協賛企業を発表した。今年度は「オフィシャルトップパートナー」のアシックスジャパンをはじめ、12社より協賛を受ける。 アシックスジャパンは日本代表のオフィシャルウェアを契約。「オフィシャルメジ […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会