2025.06.19
広島インターハイ(7月25日~29日)を懸けた地区大会が6月に各地で行われる。
インターハイ中国地区大会(鳥取、島根、岡山、広島、山口)は6月20日から22日までの3日間、広島市のホットスタッフフィールド広島(広島広域公園陸上競技場)で行われる。5月下旬~6月上旬に行われた県大会などの戦績を踏まえ、注目種目や選手、見どころなどを紹介する。
今大会最大の注目は、女子短距離の前田さくら(鳥取敬愛3鳥取)と松本真奈(広島皆実3広島)の直接対決だ。
100mでは、現在は前田が好調。6月1日の布勢スプリントでは、シニア選手を上回る日本人トップの2位で、追い風2.6mの参考記録ながら高校記録を上回る11秒39を出した。昨年のインターハイ、国民スポーツ大会少年Aともに2位に入っている実績もあり、自己ベストの11秒60以上を狙ってくるだろう。得意のレース中盤までで優位に立ち、そのまま逃げ切るか。
100mの自己記録では0.03秒上回る松本は、レース中盤からの加速が持ち味。後半差し切って制することを目指す。また200mでは両者ともに県大会で自己ベストを出しており、松本は23秒89(-0.1)、前田は24秒14(+1.1)。現状は松本が優勢だが、こちらの勝負も見逃せない。そして松本を擁する4×100mリレーの広島皆実は、インターハイ優勝を狙い、県大会で出した46秒03を上回るタイムを目指している。
また、今季は玉野光南(岡山)に、インターハイ優勝が目指せる選手がそろっている。男子三段跳では井上敏志(3年)が4月に15m40を跳んで自己記録を伸ばした。昨年のインターハイ4位からの巻き返しを図り、さらなる記録を狙う。男子砲丸投では赤澤瑠依(3年)が5月に17m40の自己ベストを出している。この勢いに乗り、18m超えが見られるだろうか。
そのほか、女子ハンマー投では、県大会で51m08を投げた大東心春(3年)が注目される。同校後輩の横山由夏(2年)や、大平睦実(安芸南3広島)との拮抗したハイレベルな争いが見られるかもしれない。女子5000m競歩の記録で上位にランクされている石田紗也(3年)にも注目だ。
今大会では、島根県勢にもインターハイ上位候補がそろっている。男子ハンマー投では、昨年のU18大会7位の高見晃史郎(松江工3)が、県大会で自己ベストの61m84をマーク。今季60m超えを連発させており、アベレージを上げてきている。また女子800mで昨年のインターハイ3位の佐々木葉音(平田3)、男子棒高跳で今季4m90と記録を伸ばしてきている土江駿多(大社3)のパフォーマンスも注目だ。
女子走幅跳の三好惺子(野田学園1山口)にも期待がかかる。昨年のU16大会で8位に入っているが、4月に5m87を跳んで自己記録を伸ばしている。今大会で、インターハイの上位争いに食い込む足がかりを築けるか。
留学生との争いで好記録が期待される種目もある。男子5000mのピーター・ムトゥリ(岡山商大附3岡山)と土間董哉(世羅3広島)のベスト記録は、ともに13分50秒台。また女子1500mは、昨年のインターハイ優勝のジャネット・ジェプコエチ(倉敷3岡山)に、ドルーリー朱瑛里(津山3岡山)が県大会に続いて挑むかたちとなる。どちらも接戦での好レースとなればおもしろい。
全国インターハイは7月25日から29日までの5日間、広島・ホットスタッフフィールド陸上競技場(広島広域公園陸上競技場)で開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。
文/松山林太郎
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2026.03.21
プレス工業に阿見ACのアブラハムが加入! 「長距離への転向とロードレースに注力したい」
-
2026.03.21
-
2026.03.21
-
2026.03.21
-
2026.03.21
-
2026.03.21
2026.03.16
GMO・吉田圭太と100mHの安達楓恋が結婚!「これからも二人で」青学大の先輩後輩
2026.03.16
ニューイヤー駅伝 27年からインターナショナル区間を選択制に! アンカー7区は距離延長
-
2026.03.15
-
2026.03.16
-
2026.03.15
-
2026.02.27
-
2026.03.16
-
2026.03.07
-
2026.03.01
Latest articles 最新の記事
2026.03.21
東京世界陸上男子20km競歩7位の吉川絢斗がサンベルクスを退社 「自分の可能性に挑戦していきたい」
2025年東京世界選手権男子20km競歩で7位に入賞している吉川絢斗が3月21日、自身のインスタグラムで3月20日をもってサンベルクスを退社したと発表した。 神奈川・中大附横浜高ではインターハイ5000m競歩で6位入賞。 […]
2026.03.21
プレス工業に阿見ACのアブラハムが加入! 「長距離への転向とロードレースに注力したい」
プレス工業陸上部は3月21日、チームのSNSで阿見ACのグエム・アブラハムが4月1日付で加入すると発表した。 アブラハムは南スーダン出身の26歳。2021年東京五輪に1500m、24年パリ五輪には800mで代表入りし、世 […]
2026.03.21
早大入学の高校生が快走! 鳥取城北・本田桜二郎が3000m高校歴代3位、西脇工・新妻遼己は10位
「Spring Trial in Waseda」は3月21日、埼玉県所沢市の早大所沢キャンパス織田幹雄記念陸上競技場で行われ、男子3000mで本田桜二郎(鳥取城北高3)が高校歴代3位の7分55秒77をマークした。 本田は […]
2026.03.21
世界室内にパリ五輪女子800m銀メダリストのドゥグマら出場できず ビザ申請が承認されず
ポーランドで3月20日から開催されている世界室内選手権に、エチオピアのT.ドゥグマら複数の選手がビザの問題で入国できず、参加できないことが報じられている。 ドゥグマは女子800mのパリ五輪銀メダリスト。24年には世界室内 […]
2026.03.21
米国が5月の世界リレー男女4×400mリレー派遣見送りへ トップ選手が参加を希望せず
5月2、3日にボツワナで開催される世界リレーに、米国が男子・女子の4×400mリレーへ選手を派遣しないことが明らかとなった。他の種目については出場予定となっている。 「(同大会へ)参加を希望する米国のトップアスリートを見 […]
Latest Issue
最新号
2026年4月号 (3月13日発売)
別冊付録 記録年鑑 2025
東京マラソン、大阪マラソン、名古屋ウィメンズマラソン