HOME 国内、大学

2025.06.08

400mH・小川大輝がパリ五輪代表の貫禄!48秒95で2年ぶりV「日本選手権で東京世界陸上標準突破と優勝を」/日本IC
400mH・小川大輝がパリ五輪代表の貫禄!48秒95で2年ぶりV「日本選手権で東京世界陸上標準突破と優勝を」/日本IC

小川大輝

◇天皇賜盃第94回日本学生対校選手権(6月5日~8日/岡山・JFE晴れの国スタジアム)4日目

学生日本一を決める日本インカレの最終日4日目が行われ、男子400mハードルは小川大輝(東洋大)が48秒95で2年ぶりの優勝を飾った。

2年生で制した2年前は、豊田兼(慶大/現・トヨタ自動車)と同種目史上初の同時優勝だったが、今回は単独でのタイトル獲得。後輩の下田隼人、栁田聖人が4、7位でのフィニッシュとなり、「『ワン・ツー・スリーを取ろう』と話していた」という目標は達成できなかったものの、「最終学年で優勝を取らないといけないと思っていました取れて良かったです」と振り返る。

広告の下にコンテンツが続きます

ただ、笑顔はない。「(東京世界選手権の)参加標準記録を狙っていたので、そこに届かなかったのが悔しい」。ターゲットにした48秒50にとどかず、唇を噛んだ。

序盤から主導権を握り、前回1年生優勝を飾った渕上翔太(早大)らを寄せつけない。昨年のパリ五輪代表としての実力を示す盤石のレースだった。「調子は上がってきている」という手応えもあっただけに、記録への悔しさがつのる。

それでも、「今季はいい流れで来ている」ことに手応えはある。5月11日の木南記念では学生歴代9位の48秒61をマーク。同じ日程で行われた関東インカレを回避して臨んだレースで、送り出してくれたチームへの感謝を胸に秘めて臨んだ。

だからこそ、世界への思いを強くする。「日本選手権では標準突破と優勝を目指してがんばりたい」。そう言葉に力を込めた。

◇天皇賜盃第94回日本学生対校選手権(6月5日~8日/岡山・JFE晴れの国スタジアム)4日目 学生日本一を決める日本インカレの最終日4日目が行われ、男子400mハードルは小川大輝(東洋大)が48秒95で2年ぶりの優勝を飾った。 2年生で制した2年前は、豊田兼(慶大/現・トヨタ自動車)と同種目史上初の同時優勝だったが、今回は単独でのタイトル獲得。後輩の下田隼人、栁田聖人が4、7位でのフィニッシュとなり、「『ワン・ツー・スリーを取ろう』と話していた」という目標は達成できなかったものの、「最終学年で優勝を取らないといけないと思っていました取れて良かったです」と振り返る。 ただ、笑顔はない。「(東京世界選手権の)参加標準記録を狙っていたので、そこに届かなかったのが悔しい」。ターゲットにした48秒50にとどかず、唇を噛んだ。 序盤から主導権を握り、前回1年生優勝を飾った渕上翔太(早大)らを寄せつけない。昨年のパリ五輪代表としての実力を示す盤石のレースだった。「調子は上がってきている」という手応えもあっただけに、記録への悔しさがつのる。 それでも、「今季はいい流れで来ている」ことに手応えはある。5月11日の木南記念では学生歴代9位の48秒61をマーク。同じ日程で行われた関東インカレを回避して臨んだレースで、送り出してくれたチームへの感謝を胸に秘めて臨んだ。 だからこそ、世界への思いを強くする。「日本選手権では標準突破と優勝を目指してがんばりたい」。そう言葉に力を込めた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.10.29

秋田で開催予定の東北高校駅伝 クマ出没のためトラックレースに変更

10月29日、秋田陸協ならびに東北高体連陸上競技専門部は、11月6日に開催予定の東北高校駅伝をトラックレース形式で実施すると発表した。駅伝コースの近辺でクマの目撃が相次いでいるための措置としている。 東北高校駅伝は東北6 […]

NEWS 田中希実がホノルルマラソンの1マイルに3年連続出場へ!前回上位占めたライバルたちと再戦

2025.10.29

田中希実がホノルルマラソンの1マイルに3年連続出場へ!前回上位占めたライバルたちと再戦

「ホノルルマラソン2025」の前日に開催される1マイルレース「カラカウアメリーマイル」に、東京世界選手権代表の田中希実(New Balance)がエントリーしたことがわかった。これで3年連続となる。 同レースはハワイ・ワ […]

NEWS ブダペスト代表の西山和弥、15年連続の川内優輝らが招待選手に/防府読売マラソン

2025.10.29

ブダペスト代表の西山和弥、15年連続の川内優輝らが招待選手に/防府読売マラソン

防府読売マラソン大会事務局は10月29日、MGCシリーズ2025-26の第56回防府読売マラソン(男子G1)のエントリー選手を発表した。 男子招待選手は23年ブダペスト世界選手権代表の西山和弥(トヨタ自動車)、パリ五輪M […]

NEWS 世界陸連がトレッドミルの世界選手権「RUN X」の開催を発表!総額賞金10万ドル&世界ロードランキング選手権の出場権授与

2025.10.29

世界陸連がトレッドミルの世界選手権「RUN X」の開催を発表!総額賞金10万ドル&世界ロードランキング選手権の出場権授与

世界陸連(WA)は10月27日、イタリアのフィットネス製品メーカー、テクノジムと提携して第1回世界トレッドミル選手権「RUN X」を2026年に開催すると発表した。 「RUN X」では5kmの競技が行われ、予選はテクノジ […]

NEWS 【女子200m】酒井菜夏(金沢ACJr/北鳴中3)24秒37=中学歴代8位タイ

2025.10.29

【女子200m】酒井菜夏(金沢ACJr/北鳴中3)24秒37=中学歴代8位タイ

第3回河北郡市記録会は10月25日、石川県かほく市のうのけ総合公園陸上競技場で行われ、女子200mで酒井菜夏(金沢ACJr/金沢北鳴中3)が中学歴代8位タイ、北信越中学新記録となる24秒37(-0.2)をマークした。 酒 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top