HOME 国内、日本代表

2025.05.31

NEWS
400mH・井之上駿太が4位 一時3位繰り上がりも修正「世界クラスのスピードを体感できた」と収穫/アジア選手権
400mH・井之上駿太が4位 一時3位繰り上がりも修正「世界クラスのスピードを体感できた」と収穫/アジア選手権

25年アジア選手権400mHで4位に入った井之上駿太

◇アジア選手権(5月27日~31日/韓国・クミ)最終日

2年に一度開かれるアジア選手権の最終日5日目が行われ、男子400mハードルでは井之上駿太(富士通)が50秒02で4位だった。一時、カタール選手の失格で銅メダルに繰り上がったが、その後4位に修正された。

前半はハードル間13歩で積極的に攻め、5台目をトップで通過。だが、そこから19年ドーハ世界選手権銅メダルの実績を持つA.サンバ(カタール)に内側からかわされ、終盤は2人に抜かれてのフィニッシュとなった。

「1位しか狙っていなくて、前半から行ってみようと。でも、バックストレートが少し向かい風で足を使ってしまいました」と井之上。それでも後半は粘りを発揮。「サンバ選手ら世界クラスの走りや展開の違い、スピード感を体感できた」と収穫を口にする。

大阪・平田中ではジュニア五輪200m2位。京都・洛南高に進んでからもロングスプリントをメインとし、U18大会300m2位、インターハイ4×400mリレー優勝にも貢献し、主将として木下祐一(現・法大)、藤原孝輝(現・東洋大)らタレント軍団をまとめた。

法大に入学してから本格的に400mハードルに取り組み始め、ケガもありながら4年だった昨年の日本インカレ準決勝で、東京世界選手権参加標準記録(48秒46)をマーク。トップハードラーの仲間入りを果たした。

広告の下にコンテンツが続きます

社会人ルーキーとして臨む今季は、5月18日のセイコーゴールデングランプリで出した49秒38がベストだったが、冬季は順調に消化。走力は確実に向上しており、それをハードルにつなげていく取り組みが続く。「日本選手権に向けて、今日は挑戦できました。優勝して、代表を決めたい」と力強く語った。

◇アジア選手権(5月27日~31日/韓国・クミ)最終日 2年に一度開かれるアジア選手権の最終日5日目が行われ、男子400mハードルでは井之上駿太(富士通)が50秒02で4位だった。一時、カタール選手の失格で銅メダルに繰り上がったが、その後4位に修正された。 前半はハードル間13歩で積極的に攻め、5台目をトップで通過。だが、そこから19年ドーハ世界選手権銅メダルの実績を持つA.サンバ(カタール)に内側からかわされ、終盤は2人に抜かれてのフィニッシュとなった。 「1位しか狙っていなくて、前半から行ってみようと。でも、バックストレートが少し向かい風で足を使ってしまいました」と井之上。それでも後半は粘りを発揮。「サンバ選手ら世界クラスの走りや展開の違い、スピード感を体感できた」と収穫を口にする。 大阪・平田中ではジュニア五輪200m2位。京都・洛南高に進んでからもロングスプリントをメインとし、U18大会300m2位、インターハイ4×400mリレー優勝にも貢献し、主将として木下祐一(現・法大)、藤原孝輝(現・東洋大)らタレント軍団をまとめた。 法大に入学してから本格的に400mハードルに取り組み始め、ケガもありながら4年だった昨年の日本インカレ準決勝で、東京世界選手権参加標準記録(48秒46)をマーク。トップハードラーの仲間入りを果たした。 社会人ルーキーとして臨む今季は、5月18日のセイコーゴールデングランプリで出した49秒38がベストだったが、冬季は順調に消化。走力は確実に向上しており、それをハードルにつなげていく取り組みが続く。「日本選手権に向けて、今日は挑戦できました。優勝して、代表を決めたい」と力強く語った。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.06.03

“道なき道”を進む田中希実「陸上を続けるかどうか」抱える葛藤と「世界水準で走れる選手」になるために必要なこととは

女子1500m、5000m日本記録保持者で、すでに9月の東京世界選手権の参加標準記録を2種目で切っている田中希実(New Balance)が海外転戦を重ねている。 世界トップ選手と同じように、ハイレベルなレースをこなして […]

NEWS 日本郵政グループ女子陸上部の創部10周年記念書籍『つなぐプライド』完成!! “奇跡のチーム”の歴史、人材の活かし方などが一冊に

2025.06.03

日本郵政グループ女子陸上部の創部10周年記念書籍『つなぐプライド』完成!! “奇跡のチーム”の歴史、人材の活かし方などが一冊に

「誰1人欠けてもこのチームはできなかったと思う」(髙橋昌彦監督) 日本郵政グループ女子陸上部の創部10周年記念となった書籍『つなぐプライド』がこのほど発行された。 2014年に発足した同部は、創部3年目に早くも全日本実業 […]

NEWS 2年生・元山尚紀100m大会新 長戸楽心200m大幅自己新の20秒97 3種目Vは笹原愛理、黒原さつき、筧湖乃栞/IH福井県大会

2025.06.03

2年生・元山尚紀100m大会新 長戸楽心200m大幅自己新の20秒97 3種目Vは笹原愛理、黒原さつき、筧湖乃栞/IH福井県大会

広島インターハイ(7月25日~29日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱戦を繰り広げている。 福井県大会は5月31日から6月2日の3日間、福井県営陸上競技場で行われた。 男子は短距離2種目で大会 […]

NEWS 井上直哉が棒高跳5m21の県新記録で3連覇 藤井満月&百々杏爽葉の徳島市立コンビ4冠 砲丸投は林暖來春/IH徳島県大会

2025.06.03

井上直哉が棒高跳5m21の県新記録で3連覇 藤井満月&百々杏爽葉の徳島市立コンビ4冠 砲丸投は林暖來春/IH徳島県大会

広島インターハイ(7月25日~29日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱戦を繰り広げている。 徳島県大会は5月31日から6月2日の3日間、鳴門市の鳴門総合運動公園陸上競技場(鳴門・大塚スポーツパ […]

NEWS 生田帆南が4508点の七種競技含む3種目V 1年生の三好惺子は100mH&走幅跳V 走幅跳・山本祐成が7m22/IH山口県大会

2025.06.03

生田帆南が4508点の七種競技含む3種目V 1年生の三好惺子は100mH&走幅跳V 走幅跳・山本祐成が7m22/IH山口県大会

広島インターハイ(7月25日~29日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱戦を繰り広げている。 山口県大会は5月31日から6月2日の3日間、山口市の維新みらいふスタジアムで行われた。 女子は七種競 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年6月号 (5月14日発売)

2025年6月号 (5月14日発売)

Road to TOKYO
Diamond League JAPANの挑戦
村竹ラシッド、三浦龍司が初戦で世界陸上内定

Road to EKIDEN Season 25-26
学生長距離最新戦力分析

page top