2025.05.18
◇セイコーゴールデングランプリ2025(5月18日/東京・国立競技場)
世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールドのセイコーゴールデングランプリが行われ、男子3000m障害は三浦龍司(SUBARU)が8分18秒96で優勝した。
ペースメーカーが牽引したレースは1000mを2分46秒で通過。三浦は「前半は余裕を持ちながら、ラストをしっかり切り替えることをテーマに臨みました」と集団前方に位置し、冷静にレースを進める。
2000m通過は5分35秒。優勝争いの人数が絞られるなか、残り250mで鮮やかなスパートを放った三浦が、そのまま逃げ切った。レースを振り返り、「だいたいオッケーかな」と笑顔をのぞかせた三浦は、「ラストのところはもうちょっと切り替わってもいいかなとは思ったけど、それはここからの練習次第で戻ってい来ると思います」とうなずく。
4月26日のダイヤモンドリーグ初戦・厦門大会でサードベストの8分10秒11をマークして6位に食い込み、東京世界選手権の参加標準記録(8分15秒00)を突破。昨年のパリ五輪8位入賞と合わせて、日本陸連が定めた選考基準をクリアして3大会連続世界選手権代表内定を決めた。その後、右脚のコンディション不良が出たため、DL2戦目の柯橋大会は欠場したが、「早い段階で回復しているので、問題ありません」。
ただ、今回は回復後の初戦だったため、「状態を確認する」ことを重視。レース中の感覚も「前半の動きは余裕があった」そうで、「障害との距離感や身体の調子が例年通りに上がってくれば、しっかりと記録が出せるんじゃないかと思います」と振り返る。
今後は、出場レースは未定ながらDLへの転戦を重ねて世界との距離感を図り、9月の東京世界選手権に照準を合わせていく。「コンディション不良があって予定通りにはいかないところがありましたが、うまく大会を選びながら9月にピークを持って行きたい」と三浦。その中で「1000m、2000mの余裕度に今年は手応えがあるので、そこをもうちょっと補強できれば。DLでも(上位に)入れる隙はあると思いますし、戦える実力を示していけていると思うので、そこは自信を持って行きたい」と力強く語った。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.07.04
400mHボルが結婚!世界歴代2位、23年世界陸上金メダリストの25歳
2025.07.04
日本選手権、2日目も猛暑のため競技時間変更 一部種目を夜に
2025.07.04
東京世界陸上懸けた熱戦!20年ぶり国立開催の日本選手権、今日開幕
-
2025.07.03
-
2025.07.03
-
2025.07.03
2025.07.02
HOKAの新作レーシングシューズ「ROCKET X 3」が7月2日に新登場!
-
2025.07.01
-
2025.06.27
-
2025.06.17
-
2025.06.04
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.07.04
400mHボルが結婚!世界歴代2位、23年世界陸上金メダリストの25歳
女子400mハードルのフェムケ・ボル(オランダ)が自身のSNSを更新し、結婚したことを報告した。 25歳のボル。自己記録の50秒95は世界歴代2位。23年ブダペスト世界選手権では金メダルに輝いた。昨年のパリ五輪では男女混 […]
2025.07.04
日本選手権、2日目も猛暑のため競技時間変更 一部種目を夜に
◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権の2日目の競技開始時間の変更が決まった。 広告の下にコンテンツが続きます 主催する日本陸連は、大会前から暑熱に関する […]
2025.07.04
東京世界陸上懸けた熱戦!20年ぶり国立開催の日本選手権、今日開幕
◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が今日(7月4日)に開幕する。 広告の下にコンテンツが続きます 初日のトラック種目の決勝は男子3000m障害と女子5 […]
2025.07.03
日本選手権初日の競技日程が変更 暑熱対策の一環としてフィールド種目が14時以降開始へ
◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権の初日のタイムテーブル変更が発表された。 広告の下にコンテンツが続きます 大会のオープニング種目として女子棒高跳、同 […]
2025.07.03
1500m、5000m出場の田中希実 代表内定とともに「世界陸上で戦うことを意識したレース」を目指す 廣中との対戦「楽しみ」/日本選手権
◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権の開幕を控え、前日会見が国立競技場で行われ、女子1500m、5000mに出場する田中希実(New Balance)が […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会