2025.05.13

住友電工は長距離の加藤淳が2024年度をもって現役引退したことを発表した。
加藤は兵庫県出身の26歳。大久保中から陸上を始め、3年時には近畿大会3000mで優勝したほか、愛知県で行われた全中でも4位入賞を飾るなど、世代のトップ選手として早くから活躍していた。
高校は名門・西脇工に進み、全国高校駅伝では1年目からエース区間の1区を担った。個人でも国体では3年連続入賞の快挙を成し遂げたほか、インターハイは5000m6位に入っている。駒大でも1年目の出雲駅伝で学生駅伝デビューを飾り、箱根駅伝には2度出場。4年目には日本インカレ5000m4位、全日本大学駅伝は1区3位と好走して、チームの優勝に貢献した。
社会人になってからも5000mと10000mで自己記録を更新。22年日本選手権10000mや22年、23年のニューイヤー駅伝でタスキをつないだ。
加藤はチームのホームページを通じて、「やり残したことはたくさんありますし、悔しい気持ちもありますが、陸上競技に励んだこの14年間は私の財産です」とあいさつ。また、自身のSNSでも「苦しい時も多かったですが、出会ってきた人たちにも恵まれ、幸せな競技人生を送ることができました」とファンに感謝の気持ちを伝えている。
加藤淳の引退コメント全文
「この度、14年間続けてきた陸上競技を引退します。 入社後、5000m、10000mの二種目で自己ベストを更新し、日本選手権、ニューイヤー駅伝にも出場することができました。2022年の夏に自己ベスト更新した以降、思うように走ることができず、苦しい時期が長く続きました。良い時も苦しい時もたくさんの方々に支えていただいたお陰で、最後まで頑張ることができました。やり残したことはたくさんありますし、悔しい気持ちもありますが、陸上競技に励んだこの14年間は私の財産です。本当に幸せな時間でした。この経験を活かして、また新しいキャリアで精進して参りたいと思います。 今後も当社陸上競技部の応援のほど、よろしくお願いいたします。今まで関わってくださった全ての方々に、この場をお借りして感謝申し上げます。 ありがとうございました」【画像】愛知全中では遠藤日向、神林勇太、西山和弥らと競り合う
13年愛知全中で上位を争った遠藤日向、神林勇太、西山和弥、加藤淳、吉田圭太、名取燎太、清水崚汰ら月陸7月号(6/12発売)
— 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) June 5, 2020
学生駅伝特集
4年生ライバル物語
~彼らがいたから強くなれた~
#吉田圭太 選手 #神林勇太 選手の #青学大 勢、#東海大 の #名取燎太
の3人を中心に話を聞き、同世代についてまとめました。中学時代からの活躍など振り返ります!
Amazonで予約↓https://t.co/0C3fjuWTDR pic.twitter.com/UVQMg4pXHF
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.05.13
月刊陸上競技2025年6月号
-
2025.05.13
-
2025.05.13
-
2025.05.13
2025.05.11
久保凛は2分02秒29の2位に号泣「母の日に花束を持って帰りたかった」/木南記念
-
2025.05.08
2025.05.11
久保凛は2分02秒29の2位に号泣「母の日に花束を持って帰りたかった」/木南記念
-
2025.05.03
-
2025.04.29
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.05.13
月刊陸上競技2025年6月号
Contents Road to TOKYO Diamond League JAPANの挑戦 村竹ラシッド、三浦龍司が 初戦で世界陸上内定052 女王、始動 北口榛花は初戦4位 Re:Tokyo25 村竹ラシッド(JAL […]
2025.05.13
住友電工・加藤淳が現役引退 全中、IH、ICで入賞 全日本大学駅伝Vも経験 「14年間は私の財産です」
住友電工は長距離の加藤淳が2024年度をもって現役引退したことを発表した。 加藤は兵庫県出身の26歳。大久保中から陸上を始め、3年時には近畿大会3000mで優勝したほか、愛知県で行われた全中でも4位入賞を飾るなど、世代の […]
2025.05.13
ウクライナの妖精マフチフ「情熱を傾けられるものを見つけて」戸邉直人との走高跳豪華対談で若者へのメッセージ
日本航空株式会社(JAL)が5月13日に都内で、女子走高跳世界記録保持者でパリ五輪金メダルのヤロスラワ・マフチフ(ウクライナ)と、JAL所属の男子走高跳日本記録保持者の戸邉直人の対談を行った。 走高跳の豪華クロストークが […]
2025.05.13
SUUNTOからランニングに特化したGPSウォッチ「Suunto Run」が5月13日より新登場!
フィンランドのスポーツウォッチブランド、SUUNTO(スント)は、世界中でランニング人気が高まる中、ランナーをサポートする新しいスポーツウォッチ「Suunto Run」を5月13日に発売した。価格は43,890円(税込) […]
Latest Issue
最新号

2025年6月号 (5月14日発売)
Road to TOKYO
Diamond League JAPANの挑戦
村竹ラシッド、三浦龍司が初戦で世界陸上内定
Road to EKIDEN Season 25-26
学生長距離最新戦力分析