2025.05.05
◇第102回関西インカレ(T&Fの部/5月4日~7日、大阪・ヤンマースタジアム長居、ヤンマーフィールド長居)2日目
関西インカレ(T&Fの部)2日目が行われ、男子1部100mはアブラハム光オシナチ(関大1)が10秒34(+0.6)で快勝した。1年生Vは関学大時代に4連覇した多田修平(現・住友電工)以来10年ぶりで、「目標が4連覇なので、第一歩としてはとても良かったです」と胸を張った。
東大阪大柏原高では2年時にU18大会優勝、昨年はインターハイ5位などトップスプリンターとして活躍。大学入学直後に迎えた4月末の日本学生個人選手権でも、準決勝で高3のインターハイ近畿大会で出した自己記録を0.01秒塗り替える10秒28をマークして決勝に進み、6位入賞を果たすなど力を示している。
この日も準決勝を10秒31(+1.1)で1着通過すると、決勝はワールドユニバーシティゲームズ200m代表推薦の壹岐元太(京産大4)を0.04秒差で抑え、右手で「1」を作ってフィニッシュラインを駆け抜けた。
「後半は脚が痛くて。でも、走り切れて良かったです」と笑顔があふれたアブラハム。「もっと前半がうまい、後半もうまい“たまらんばい”な選手になりたい」と、今後に向けての抱負を力強く語った。
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