HOME 国内

2025.04.29

100m早大の井上直紀が殊勲のV!「世界陸上だけを目指して」/織田記念
100m早大の井上直紀が殊勲のV!「世界陸上だけを目指して」/織田記念

激戦となった25年織田記念男子100m決勝レース

◇織田記念(4月29日/広島・ホットスタッフフィールド広島)

日本グランプリシリーズの織田記念が行われ、男子100mは井上直紀(早大)が10秒12(+0.4)で優勝した。

フィニッシュ手前まで大混戦。5位まで0.03秒差となるなか、最後に抜け出したのが井上だった。「周囲は気にならず、力まなかった」と自分のレーンと走りに集中。自己記録を0.01秒更新した。

「今日は勝つために来ました」。前週末には日本学生個人選手権もあったが「(選考会だった)ワールドユニバーシティゲームズではなく、東京世界選手権で個人とリレーでの出場を目指して、腹をくくっていました」。それだけに、勝利だけにこだわり完遂。早大の大先輩でもある織田幹雄を冠した大会とあって「勝ててうれしいし、光栄です」と笑顔を浮かべる。

昨シーズン終了後から「自分の強みである中盤をより伸ばすために、遊脚を意識してやってきた」と走りを改善し、「春から成果が出ています」と手応えをつかむ。

今季は「タイムは10秒0台を出さないと勝てないですが、勝つこと意識してけばタイムもついてくる」と井上。世界リレー代表にも選ばれており、織田記念を制したことで目標に一歩前進した。

広告の下にコンテンツが続きます
◇織田記念(4月29日/広島・ホットスタッフフィールド広島) 日本グランプリシリーズの織田記念が行われ、男子100mは井上直紀(早大)が10秒12(+0.4)で優勝した。 フィニッシュ手前まで大混戦。5位まで0.03秒差となるなか、最後に抜け出したのが井上だった。「周囲は気にならず、力まなかった」と自分のレーンと走りに集中。自己記録を0.01秒更新した。 「今日は勝つために来ました」。前週末には日本学生個人選手権もあったが「(選考会だった)ワールドユニバーシティゲームズではなく、東京世界選手権で個人とリレーでの出場を目指して、腹をくくっていました」。それだけに、勝利だけにこだわり完遂。早大の大先輩でもある織田幹雄を冠した大会とあって「勝ててうれしいし、光栄です」と笑顔を浮かべる。 昨シーズン終了後から「自分の強みである中盤をより伸ばすために、遊脚を意識してやってきた」と走りを改善し、「春から成果が出ています」と手応えをつかむ。 今季は「タイムは10秒0台を出さないと勝てないですが、勝つこと意識してけばタイムもついてくる」と井上。世界リレー代表にも選ばれており、織田記念を制したことで目標に一歩前進した。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.08.19

3日目の競技を大幅変更 男子400m、四種競技、女子走幅跳は18時競技開始予定 100m、ハードル、1500m予選は最終日に順延/沖縄全中

◇沖縄全中(8月17日~20日/沖縄・沖縄県総合運動公園陸上競技場)3日目 沖縄全中実行委員会は8月19日、開催中の第52回全日本中学校選手権(全中)の3日目の競技時間について、大幅に変更することを発表した。 気象庁によ […]

NEWS 走幅跳・秦澄美鈴は6m38で2位 200m井戸アビゲイル風果が好走、七種・大玉がV/WAコンチネンタルツアー

2025.08.18

走幅跳・秦澄美鈴は6m38で2位 200m井戸アビゲイル風果が好走、七種・大玉がV/WAコンチネンタルツアー

8月17日に行われた世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・シルバーのゴールデンサンド(ポーランド)の女子走幅跳に秦澄美鈴(住友電工)が出場し、6m38(+2.0)で2位に入った。秦は1回目に6m34(+1.7)を跳ぶと、 […]

NEWS 沖縄で開催中の全中 熱帯低気圧発達の影響で明日8/19の競技について明日早朝に発表へ

2025.08.18

沖縄で開催中の全中 熱帯低気圧発達の影響で明日8/19の競技について明日早朝に発表へ

沖縄全中実行委員会は8月18日、沖縄県総合運動公園陸上競技場(沖縄市)で開かれている第52回全日本中学校陸上競技選手権において、「熱帯低気圧発生」により、翌日(19日)の競技日程について、19日早朝5時に大会ホームページ […]

NEWS 走高跳・平松祐司が今季限りで現役引退 18歳で15年北京世界陸上代表、DAにも選出

2025.08.18

走高跳・平松祐司が今季限りで現役引退 18歳で15年北京世界陸上代表、DAにも選出

男子走高跳の平松祐司(TATSUNO)が自身のSNSを更新し、今シーズン限りでの現役引退を発表した。 平松は京都出身の28歳。男山東中(京都)ではサッカー部だったが、「足を速くしたい」と陸上部で練習し、跳躍力を買われて走 […]

NEWS 東京世界陸上 100m決勝など人気セッション「注釈付き」観戦チケットを22日から販売開始

2025.08.18

東京世界陸上 100m決勝など人気セッション「注釈付き」観戦チケットを22日から販売開始

公益財団法人東京2025世界陸上財団は8月18日、東京世界選手権の一部日程において「注釈付きシート」を販売すると発表した。 注釈付きシートは「会場の構造物および競技運営に伴う設営の都合等により、競技フィールドの一部または […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年9月号 (8月12日発売)

2025年9月号 (8月12日発売)

衝撃の5日間
広島インターハイ特集!
桐生祥秀 9秒99

page top