2025.02.09
2月8日、世界陸連(WA)室内ツアー・ゴールド第6戦となるミルローズ・ゲームが米国・ニューヨークで開催され、女子3000mに田中希実(New Balance)が出場。8分33秒52で6位となり、昨年3月の世界室内選手権で田中自身が出したショートトラックの日本記録(8分36秒03)を塗り替える日本新を樹立した。また、屋外(400mトラック)の3000m日本記録8分34秒09も上回った。
今回で第117回となる伝統のミルローズ・ゲームは米国でも人気の大会。2年連続の出場となった田中は、盟友ともいえるパリ五輪1500m銀メダリストのJ.ハル(豪州)らとともに集団を形成し、200mを33秒から34秒のラップを刻みながら、周回を重ねていった。
ペースメーカーを先頭に1000mを2分51秒で通過すると、田中は5番手にポジショニング。中間の1500mは4分17秒4で通過した際には4位に順位を上げ、ハルや昨年のダイヤモンドリーグ・ユージン5000m優勝のT.ゲブレセラマ(エチオピア)らの背中を追いかける。
2000mを過ぎてペースが上がると田中もこれにしっかりと対応する。2500m付近で大柄なW.モーガンとJ.アンドリュースの米国勢に弾き飛ばされるかたち順位を下げたものの、タイムは落とさず、フィニッシュ。レースはモーガンが8分28秒03で制し、アンドリュースが8分29秒77の2位。ハルは8分30秒91で4位だった。
1月末から渡米する田中はこれで1月31日の1000m、2月2日の1マイルに続き、3試合連続で日本記録を樹立。9月に控える東京世界選手権に向け、一つひとつ課題を克服しながら、世界を相手に戦っていく。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.06.15
編集部コラム「私のインターハイ地区大会」
2025.06.15
小原響が3000m障害で8分22秒64の日本歴代8位!セイコーGGPに続く自己新マーク
-
2025.06.11
2025.05.28
女子10000mがレース途中で異例の中断!! 大雨と雷の影響も選手困惑/アジア選手権
2025.05.16
2025高校最新ランキング【女子】
-
2025.06.04
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.06.15
編集部コラム「私のインターハイ地区大会」
毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 広告の下にコンテンツが続きます 攻め(?)のアンダーハンドリレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃 […]
2025.06.15
NCG5000mはアジア選手権5位・荒井七海が13分47秒58で日本人トップ!東海大・永本脩が学生トップ/日体大長距離競技会
第322回日本体育大学長距離競技会兼第16回NITTAIDAI Challenge Games(NCG)の2日目が6月15日に行われ、最終種目のNCG男子5000mはB.キプトゥー(麗澤大)が13分46秒77で1着を占め […]
2025.06.15
小原響が3000m障害で8分22秒64の日本歴代8位!セイコーGGPに続く自己新マーク
6月14日に米国・ポートランドで行われたポートランド・トラックフェスティバルの男子3000m障害で、小原響(GMOインターネットグループ)が日本歴代8位の8分22秒64をマークした。 大会は世界陸連コンチネンタルツアー・ […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会