2025.01.24
◇第44回大阪国際女子マラソン(2025年1月26日/大阪・ヤンマースタジアム長居発着)
ジャパンマラソングランドチャンピオンシップ(JMC)シリーズG1の大阪国際女子マラソンを2日後に控え、有力選手が前々日会見に登壇した。
早大のサークルで活動しながら、ネクストヒロイン枠で出場した前回大会では学生歴代3位相当の2時間29分44秒をマークして12位に入っていた小林香菜(大塚製薬)。強豪チームに進むと、社会人1年目の昨年12月には防府読売マラソンで2時間24分59秒の大会新記録で優勝し、今回は堂々と招待選手として壇上に上がった。
「入社以来、順調に練習できて消化してきました。状態は良いです」とはにかみ、「何もかもが新しい練習ばかりで質も寮も充実しています。可動域を広げるなど、動きの面もしっかり取り組めています」と成長を実感。東京世界選手権に向けては「まだそこまで見ることはできていないですが……」とし、
「できるだけ先頭集団について自己ベストを更新できれば」と意気込みを語った。
杭州アジア大会補欠だった松下菜摘(天満屋)は「練習も順調に消化できています。ジョグの距離や時間を延ばし、走行距離も増えました」と充実のトレーニングを積んできた。
狙うのは「自己ベスト更新(2時間23分05秒)」で「日本代表は簡単なものではないですが、狙えるレースがあれば狙いたい」と虎視眈々と見据えている。
約3年ぶりに現役復帰し、33歳ながら昨年11月に5000mで15分25秒90、12月にはハーフ1時間8分25秒(日本歴代10位)を出した伊澤菜々花(スターツ)は初マラソン。「復帰したのは、マラソンで日の丸をつけたいから。東京世界選手権の代表権を取れるようなレース運びをしたい」と闘志を燃やし、「練習も順調で、フォームも改善してきました。明日は優勝することが一番の目標。2時間19分台も狙いたい」と決意を語った。
昨年の大阪で2時間18分51秒の大会新で優勝したウォルケネシュ・エデサ(エチオピア)は「25kmまでペースを守りたい。ここで良い記録を出して優勝し、世界選手権につなげたい」と語り、ロナチェムタイ・サルペーター(イスラエル)は「高速コースだと聞いているので自己ベストを出したい」と2時間17分台を見据える。
ネクストヒロイン枠の依田来巳(大阪学大)も会見に出席し、「初マラソンなのでどういう走りができるか予想できていないのですが、楽しむことを一番にしながら挑戦したいです」と初々しく目標を語った。
大阪国際女子マラソンは1月26日、12時15分にスタート。レースの模様はフジテレビ系列で12時から中継される。
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