HOME 国内、大学

2024.09.28

篠原倖太朗が13分15秒70!屋外の日本人学生最高「チームが勢いに乗れれば」/ACC新潟
篠原倖太朗が13分15秒70!屋外の日本人学生最高「チームが勢いに乗れれば」/ACC新潟

24年アスレチックスチャレンジ男子5000mで屋外日本人学生最高タイムをマークした篠原倖太朗

◇Yogibo Athletics Challenge Cup 2024(9月28、29日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)1日目

日本グランプリシリーズG1のアスレチックスチャレンジカップの1日目に男子5000mが行われ、ガルビア・シン(インド)が13分11秒82のインド新で優勝した。

日本人トップの2位は日本歴代9位の13分13秒80をマークした鈴木芽吹(トヨタ自動車)。それに続いたのが駒大の主将・篠原倖太朗だった。途中、離れる場面もあったが「執念です」とトップ集団に戻ると、最後まで粘りを見せる。

13分15秒70は駒大の後輩・佐藤圭汰が室内で出した13分09秒45の日本人学生最高記録に次ぐ記録で、屋外では鶴川正也(青学大)の13分18秒51の日本人学生最高記録を上回った。

日本歴代10位にもランクイン。タイムを確認するとガッツポーズで喜び「5000mのトップを譲っていたので回収できました。鶴川もこの新潟で出したのを目の前で見ていたので悔しかった。ここまで行くとは思っていなかったので地力がついたのかな」と笑顔を見せる。

今年は駒大の主将に。田澤廉(トヨタ自動車)や鈴木らがいる大八木弘明コーチの『Ggoat project』からは離れ、チームで過ごした。その間は「ずっと(後ろに)つかせる練習」だったのも力をつけたのだろう。

広告の下にコンテンツが続きます

主将として春先から危機感を募らせ、トラックシーズンでも「勝負できていなかったり、(試合に)出るべき選手が出ていなかったり」という苦しいチーム状況だった。夏合宿を経て「駅伝に向けて一人ひとりが意識し出しているのでうれしいです」。今回の結果も「明日、日体大記録会もあるので、チームが勢いに乗れば」と胸を張った。

3大駅伝の初戦・出雲に向けて「3冠も一つのターゲットではありますが、全部とは簡単に言えない。最初の一つを取って、『行けるかも』となるのが第一です」と、目の前の一冠に全力を注ぐ。

◇Yogibo Athletics Challenge Cup 2024(9月28、29日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)1日目 日本グランプリシリーズG1のアスレチックスチャレンジカップの1日目に男子5000mが行われ、ガルビア・シン(インド)が13分11秒82のインド新で優勝した。 日本人トップの2位は日本歴代9位の13分13秒80をマークした鈴木芽吹(トヨタ自動車)。それに続いたのが駒大の主将・篠原倖太朗だった。途中、離れる場面もあったが「執念です」とトップ集団に戻ると、最後まで粘りを見せる。 13分15秒70は駒大の後輩・佐藤圭汰が室内で出した13分09秒45の日本人学生最高記録に次ぐ記録で、屋外では鶴川正也(青学大)の13分18秒51の日本人学生最高記録を上回った。 日本歴代10位にもランクイン。タイムを確認するとガッツポーズで喜び「5000mのトップを譲っていたので回収できました。鶴川もこの新潟で出したのを目の前で見ていたので悔しかった。ここまで行くとは思っていなかったので地力がついたのかな」と笑顔を見せる。 今年は駒大の主将に。田澤廉(トヨタ自動車)や鈴木らがいる大八木弘明コーチの『Ggoat project』からは離れ、チームで過ごした。その間は「ずっと(後ろに)つかせる練習」だったのも力をつけたのだろう。 主将として春先から危機感を募らせ、トラックシーズンでも「勝負できていなかったり、(試合に)出るべき選手が出ていなかったり」という苦しいチーム状況だった。夏合宿を経て「駅伝に向けて一人ひとりが意識し出しているのでうれしいです」。今回の結果も「明日、日体大記録会もあるので、チームが勢いに乗れば」と胸を張った。 3大駅伝の初戦・出雲に向けて「3冠も一つのターゲットではありますが、全部とは簡単に言えない。最初の一つを取って、『行けるかも』となるのが第一です」と、目の前の一冠に全力を注ぐ。

男子5000m日本人学生歴代10傑

13.09.45i 佐藤圭汰(駒大2+)     2024. 1.26 13.15.70 篠原倖太朗(駒大4)     2024. 9.28 13.18.51 鶴川正也(青学大4)     2024. 6.28 13.19.00 竹澤健介(早大3)      2007. 7.28 13.19.96 砂岡拓磨(城西大4)     2021.12.10 13.20.43 高岡寿成(龍谷大4)     1992. 7. 2 13.20.80 大迫傑(早大4)       2013.11.17 13.21.49 上野裕一郎(中大4)     2007. 7.28 13.22.01 吉居駿恭(中大2)      2023. 9.30 13.22.60 田澤廉(駒大4)       2022. 4. 9

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.07.31

9月の東京世界陸上から全女子選手対象に遺伝子検査 世界陸連「女子スポーツの健全性の保護と促進」

世界陸連(WA)は7月30日、女子選手の公平性を確保するため、世界選手権などに出場する全女子選手に対し、1回限りの遺伝子検査を実施すると発表した。 9月1日から発効され、9月13日開幕の東京世界選手権(東京・国立競技場) […]

NEWS 東京世界陸上ランキングが更新 100m桐生祥秀、400mH豊田兼がターゲットナンバー圏内に浮上!

2025.07.31

東京世界陸上ランキングが更新 100m桐生祥秀、400mH豊田兼がターゲットナンバー圏内に浮上!

7月31日、世界陸連(WA)は東京世界選手権の出場資格を示すランキング「Road to Tokyo25」を更新し、男子100mで桐生祥秀(日本生命)が出場資格を得られるターゲットナンバー(TN)圏内に浮上した。 このワー […]

NEWS 【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第59回「酷暑の好記録と指導者たちの育成力」

2025.07.31

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第59回「酷暑の好記録と指導者たちの育成力」

山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第59回「酷暑の好記録と指導者たちの育成力」 猛暑! この言葉で誰もが合点するほどの暑さである […]

NEWS ベルリンマラソン 女子にパリ五輪6位の鈴木優花、日本記録保持者の前田穂南がエントリー!

2025.07.31

ベルリンマラソン 女子にパリ五輪6位の鈴木優花、日本記録保持者の前田穂南がエントリー!

9月21日に開催されるベルリンマラソンの主催者は7月30日、女子の招待選手を発表し、日本からはパリ五輪6位の鈴木優花(第一生命グループ)と、2時間18分59秒の日本記録を持つ前田穂南(天満屋)がエントリーした。 鈴木はパ […]

NEWS 100mH田中佑美「やり切った走りができるように準備していく」世界陸上に向けて公開練習

2025.07.31

100mH田中佑美「やり切った走りができるように準備していく」世界陸上に向けて公開練習

7月31日、女子100mハードルの田中佑美(富士通)が茨城県の筑波大で公開練習を行った。 ドリルやスキップ走などで身体をほぐし、バーベルを使った補強運動をこなした田中。軽めのメニューとしながらも、一つひとつの動きを確かめ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年8月号 (7月14日発売)

2025年8月号 (7月14日発売)

詳報!日本選手権
IH地区大会

page top