HOME 特集、高校・中学

2024.06.26

100mに西岡尚輝 400mHにU20アジア選手権金メダルの渕上翔太 走高跳に福士湊が参戦/U20日本選手権男子展望
100mに西岡尚輝 400mHにU20アジア選手権金メダルの渕上翔太 走高跳に福士湊が参戦/U20日本選手権男子展望

U20日本選手権にエントリーしている西岡尚輝、渕上翔太、福士湊

20歳未満のアスリートが争う、第40回U20日本選手権が6月27日~30日、新潟・デンカビッグスワンスタジアムで第108回日本選手権との併催で行われる。今回はU20世界選手権(8月27日~31日/ペルー・リマ)の選考会を兼ねており、学生や高校生ら有力選手が多数出場を予定する。エントリーリスト(6月14日発表)を中心に、男子18種目を展望する。

100mは今月のインターハイ近畿地区大会でU20日本歴代5位タイ、高校歴代3位の10秒21(-0.4)をマークした西岡尚輝(東海大仰星高3大阪)や、10秒29で同2位のアブラハム光オシナチ(東大阪大柏原高3大阪)ら高校生に勢いがある。5月の関西インカレ2位の石川智基(立命大)や、日本学生個人選手権で10秒39(+1.1)をマークした植松康太らが先輩の意地を見せられるか。

200mは昨年優勝の若菜敬(佐野高3栃木)がエントリー。インターハイ北関東地区大会では21秒77(-3.0)にとどまったが、今大会に向けて調整してきた。400mは同南関東大会で400mと400mハードル2冠の菊田響生(法政二高3神奈川)と、今季46秒73を出している入月誠ノ介(山梨学大)が優勝を争う構図だ。

広告の下にコンテンツが続きます

男子中距離は本命不在で混戦模様。800mは関西インカレ覇者の萬野七樹(関大)や、高2歴代6位の1分49秒94を持つ渡辺敦紀(洛南高2京都)らがひしめく。1500mでは3分44秒38の自己ベストを持つ川口峻太朗(同3)と、吉倉ナヤブ直希(早大)を中心としたレースになりそうだ。

5000mは岡田開成(中大)と飯田翔大(青学大)の学生ルーキーに、4月に高2歴代最高の13分34秒60をマークした増子陽太(学法石川高2福島)、濵口大和(佐久長聖高3長野)が挑む。男子3000m障害の黒田然(青学大)と佐々木哲(佐久長聖高3)の走りにも注目だ。

ハードルは4月のU20アジア選手権代表選手が名を連ねる。110mハードルは同選手権銅メダルの北條友葵(用賀陸上クラブ)、同代表で13秒48(-0.5)を持つ山中恭介(法大)が軸。400mハードルは同選手権で49秒97の大会新記録で金メダルに輝いた渕上翔太(早大)が好調を維持している。

広告の下にコンテンツが続きます

走高跳は昨年のインターハイ覇者で2m17の自己ベストを持つ福士湊(東海大)が、今季も2m14をマークするなど安定。棒高跳は吉田陸哉(関大)と村社亮太(日大)がともにU20アジア選手権代表で、記録的にもやや抜けている。走幅跳では中尾泰思(東海大)や奥澤真(浜松西高3静岡)ら7m50前後の選手で混戦模様。三段跳は昨年優勝の金井晃希(順大)が今季も好調だ。

円盤投は53m65の記録を持つハゥク真セドリック(VCU)に注目。ハンマー投では3月に高校歴代2位の68m93をマークした浅利磨海(流経大)と、インターハイ近畿地区大会で投てき3冠を果たしたアツオビン・アンドリュウ(花園高3京都)による好勝負に期待したい。谷口大翔(順大)を軸とした争いになりそうだ。

20歳未満のアスリートが争う、第40回U20日本選手権が6月27日~30日、新潟・デンカビッグスワンスタジアムで第108回日本選手権との併催で行われる。今回はU20世界選手権(8月27日~31日/ペルー・リマ)の選考会を兼ねており、学生や高校生ら有力選手が多数出場を予定する。エントリーリスト(6月14日発表)を中心に、男子18種目を展望する。 100mは今月のインターハイ近畿地区大会でU20日本歴代5位タイ、高校歴代3位の10秒21(-0.4)をマークした西岡尚輝(東海大仰星高3大阪)や、10秒29で同2位のアブラハム光オシナチ(東大阪大柏原高3大阪)ら高校生に勢いがある。5月の関西インカレ2位の石川智基(立命大)や、日本学生個人選手権で10秒39(+1.1)をマークした植松康太らが先輩の意地を見せられるか。 200mは昨年優勝の若菜敬(佐野高3栃木)がエントリー。インターハイ北関東地区大会では21秒77(-3.0)にとどまったが、今大会に向けて調整してきた。400mは同南関東大会で400mと400mハードル2冠の菊田響生(法政二高3神奈川)と、今季46秒73を出している入月誠ノ介(山梨学大)が優勝を争う構図だ。 男子中距離は本命不在で混戦模様。800mは関西インカレ覇者の萬野七樹(関大)や、高2歴代6位の1分49秒94を持つ渡辺敦紀(洛南高2京都)らがひしめく。1500mでは3分44秒38の自己ベストを持つ川口峻太朗(同3)と、吉倉ナヤブ直希(早大)を中心としたレースになりそうだ。 5000mは岡田開成(中大)と飯田翔大(青学大)の学生ルーキーに、4月に高2歴代最高の13分34秒60をマークした増子陽太(学法石川高2福島)、濵口大和(佐久長聖高3長野)が挑む。男子3000m障害の黒田然(青学大)と佐々木哲(佐久長聖高3)の走りにも注目だ。 ハードルは4月のU20アジア選手権代表選手が名を連ねる。110mハードルは同選手権銅メダルの北條友葵(用賀陸上クラブ)、同代表で13秒48(-0.5)を持つ山中恭介(法大)が軸。400mハードルは同選手権で49秒97の大会新記録で金メダルに輝いた渕上翔太(早大)が好調を維持している。 走高跳は昨年のインターハイ覇者で2m17の自己ベストを持つ福士湊(東海大)が、今季も2m14をマークするなど安定。棒高跳は吉田陸哉(関大)と村社亮太(日大)がともにU20アジア選手権代表で、記録的にもやや抜けている。走幅跳では中尾泰思(東海大)や奥澤真(浜松西高3静岡)ら7m50前後の選手で混戦模様。三段跳は昨年優勝の金井晃希(順大)が今季も好調だ。 円盤投は53m65の記録を持つハゥク真セドリック(VCU)に注目。ハンマー投では3月に高校歴代2位の68m93をマークした浅利磨海(流経大)と、インターハイ近畿地区大会で投てき3冠を果たしたアツオビン・アンドリュウ(花園高3京都)による好勝負に期待したい。谷口大翔(順大)を軸とした争いになりそうだ。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.10.18

編集部コラム「濃い2ヵ月間」

毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンドリレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、ど […]

NEWS サニブラウンがトークイベントで来場! 未来の日本代表「楽しむことを忘れずに」とメッセージ/U18・U16大会

2025.10.18

サニブラウンがトークイベントで来場! 未来の日本代表「楽しむことを忘れずに」とメッセージ/U18・U16大会

◇第19回U18・第56回U16大会(10月17~19日/三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場) 10月18日、三重県伊勢市で開催中のU18・U16大会の会場に、東京世界選手権代表のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ […]

NEWS 髙城昊紀が110mHを大会新V!来季に向けて「ケガしないように冬季練習をしていきたい」/U18・16大会

2025.10.18

髙城昊紀が110mHを大会新V!来季に向けて「ケガしないように冬季練習をしていきたい」/U18・16大会

◇第19回U18・第56回U16大会(10月17~19日/三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場)2日目 U18・U16大会の2日目が行われ、U20規格で実施されたU18男子110mハードルは髙城昊紀(宮崎西高2宮崎)が1 […]

NEWS 女子は横手清陵学院が劇的逆転で悲願の初V!男子は秋田工が2時間9分01秒で2年ぶり全国へ/秋田県高校駅伝

2025.10.18

女子は横手清陵学院が劇的逆転で悲願の初V!男子は秋田工が2時間9分01秒で2年ぶり全国へ/秋田県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた秋田県高校駅伝が10月17日に、秋田市の県営陸上競技場周回コースで行われ、女子(5区間21.0975km)は横手清陵学院が1時間14分32秒で初優勝を飾り、初の全国出場を決めた。男子(7区間4 […]

NEWS 北口榛花 初のやり投教室「突き詰めたいなら努力するしか方法はない」中高生に熱血指導

2025.10.18

北口榛花 初のやり投教室「突き詰めたいなら努力するしか方法はない」中高生に熱血指導

女子やり投の北口榛花(JAL)が初めて自己プロデュースしたやり投に特化した陸上教室の「はるかなる教室 Supported by JAL」(主催:株式会社スポーツビズ、川崎とどろきパーク株式会社)が18日、神奈川県の等々力 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top