2023.06.02
◇第107回日本選手権(6月1日~4日/大阪・ヤンマースタジアム長居)2日目
ブダペスト世界選手権の代表選考会を兼ねた第107回日本選手権の2日目に女子400mが行われ、久保山晴菜(今村病院)が53秒19で優勝した。
「コンディション(天候)があまり良くなかったので、まずは100%を出すこと。集中して臨めました」
得意の前半からスピードに乗ると、後半もしっかり押し切った。しかし、フィニッシュタイマーを確認すると、少し首をかしげる。「風が吹いていなかったので、52秒台前半まで一気にいければ良かったですが」と悔やんだ。
それでも、今季は4月22日のTOKYO Spring Challengeで53秒48をマークすると、5月3日の静岡国際で53秒16の自己新、それを7日の木南記念で53秒07に縮めた。元々、100m、200mのスプリンターで福岡大4年時に日本インカレ100m優勝。それをきっかけに、引退から一転して競技を続け、400mで才能を花開かせた。
今季は持ち味のスピードに加えてスタミナ面を強化。それを生かして、後半も失速を抑える走りのリズムを試行錯誤している。
「あとは一発出すだけ。アジア選手権に出場できれば、自己ベストを出していきたいです」
これで日本選手権初優勝。「これまでタイトルを取れていなかったので良かったです。信岡(沙希重)コーチや一緒に練習してくれる学生たちなど、支えてくれた方に御礼ができました」。日本一を皮切りに、次は一気に52秒台へと突入する。
【動画】女子400mは久保山晴菜が初制覇!雨中決戦となったレースをチェック
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.09.08
故・川越学氏の『お別れ会』、10月5日に都内で開催
2025.09.08
東京世界陸上特設ページ
-
2025.09.08
-
2025.09.08
2025.09.03
開幕迫る東京世界陸上!聖地・国立競技場の大会装飾も公開 準備も最終段階
-
2025.09.06
-
2025.09.02
2025.08.16
100mH・福部真子12秒73!!ついに東京世界選手権参加標準を突破/福井ナイトゲームズ
2025.08.27
アディダス アディゼロから2025年秋冬新色コレクションが登場!9月1日より順次販売
-
2025.08.19
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.09.08
故・川越学氏の『お別れ会』、10月5日に都内で開催
8月22日に合宿先の北海道で急逝した長距離指導者・川越学氏(63歳)の『お別れ会』が、10月5日(日)午前11時~12時に「梅窓院 観音堂」(東京都港区南青山2-26-38)で行われることがわかった。長女で女優の川越美結 […]
2025.09.08
サニブラウン100m3大会連続ファイナルへ ケガの影響なし「状態上がってきた」宮崎合宿締めくくり、いよいよ本番へ/東京世界陸上
男子短距離で東京世界選手権代表のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が宮崎県内でトレーニングし、練習後に報道陣の取材に応じた。 9月に入って約1週間、6月にも行っていた宮崎で世界選手権に向けた最終調整。暑いなか、最終 […]
2025.09.08
月刊陸上競技2025年10月号
Contents 別冊付録 東京2025世界陸上観戦ガイド いよいよ、世界陸上が開幕! 直前、東京世界陸上情報 世界陸上 日本代表発表 総勢80名 日本代表一覧 日本代表首脳陣インタビュー 山崎一彦 強化委員長 「1人で […]
2025.09.08
北口榛花が初プロデュース!中高生対象「はるかなる教室」今秋開催「魅力や楽しさ感じて」参加者募集
女子やり投のパリ五輪金メダリストで世界選手権連覇中の北口榛花(JAL)がマネジメント契約を結ぶスポーツビズは、中高生を対象とした陸上教室を今年10月18日に開催すると発表した。 世界女王から直接アドバイスをもらえる貴重な […]
Latest Issue
最新号

2025年10月号 (9月9日発売)
【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/