HOME 国内

2023.03.07

3000m障害の楠康成が今シーズン後にTWOLAPS TC離れ「新しいトレーニング拠点」に挑戦
3000m障害の楠康成が今シーズン後にTWOLAPS TC離れ「新しいトレーニング拠点」に挑戦

楠康成(22年日本選手権)

男子3000m障害を中心に活躍する楠康成(阿見AC)が、今季のトラックシーズンを最後に練習拠点としているTWOLAPS TCを離れることを表明した。

楠は自身のSNSを通じて辞める理由を明かし、「人に夢を与えることにもっと挑戦したい」と思いを綴る。その夢とは「夢を追いかける環境を与えること」だとし、これまでの活動をとおしてランナーたちと接する中で、これまで以上に中距離界の活性化を図っていく気持ちが強くなったという。TWOLAPSとはブダペスト世界選手権までの今季のトラックへの挑戦で一区切りとする。

広告の下にコンテンツが続きます

今後は新しいトレーニング拠点を作り、一般ランナーも含めてよりレベルアップできる環境を作るといい、トライアルなどを経て練習パートナーを見つけ、お互いに成長していく構えだ。

楠は「このようなチームという環境を整えることで皆が日々の練習を支え合いながら強く成長し、日本中距離界が参入できる選手が増え、ワクワクが生まれ、もっともっと競争が起こることで中距離を盛り上げていきたい」と思いを寄せている。

楠は父・楠康夫氏が創設した「阿見AC」で活動し、中学時代から全中やジュニア五輪に出場するなど中長距離で活躍。東洋大牛久高時代もクラブチームを拠点とし、800mでインターハイや国体で入賞した。

高校卒業後は小森コーポレーションに所属して13年の日本選手権1500mで2位。その後、同クラブの所属となった後に、17年には米国に拠点を移した。18年に帰国した後に800m元日本記録保持者の横田真人氏が代表・コーチを務めるTWOLAPS TCでトレーニングを積む。

広告の下にコンテンツが続きます

19年から障害レースに挑戦し、日本選手権では21年(6位)、22年(4位)と連続入賞中。自己ベストは8分25秒70(日本歴代9位)で、2000m障害では5分29秒11の日本最高記録を持つ。

選手としてだけではなく、21年12月には阿見ACのトップチームとして中距離プロアスリートチーム「阿見SHARKS」を立ち上げ、株式会社SHARKSの代表取締役社長も務める。今年1月には女子長距離の鍋島莉奈(積水化学)との結婚を発表した。

次ページ 思いを激白!楠康成が今後へのプランを熱く語る

男子3000m障害を中心に活躍する楠康成(阿見AC)が、今季のトラックシーズンを最後に練習拠点としているTWOLAPS TCを離れることを表明した。 楠は自身のSNSを通じて辞める理由を明かし、「人に夢を与えることにもっと挑戦したい」と思いを綴る。その夢とは「夢を追いかける環境を与えること」だとし、これまでの活動をとおしてランナーたちと接する中で、これまで以上に中距離界の活性化を図っていく気持ちが強くなったという。TWOLAPSとはブダペスト世界選手権までの今季のトラックへの挑戦で一区切りとする。 今後は新しいトレーニング拠点を作り、一般ランナーも含めてよりレベルアップできる環境を作るといい、トライアルなどを経て練習パートナーを見つけ、お互いに成長していく構えだ。 楠は「このようなチームという環境を整えることで皆が日々の練習を支え合いながら強く成長し、日本中距離界が参入できる選手が増え、ワクワクが生まれ、もっともっと競争が起こることで中距離を盛り上げていきたい」と思いを寄せている。 楠は父・楠康夫氏が創設した「阿見AC」で活動し、中学時代から全中やジュニア五輪に出場するなど中長距離で活躍。東洋大牛久高時代もクラブチームを拠点とし、800mでインターハイや国体で入賞した。 高校卒業後は小森コーポレーションに所属して13年の日本選手権1500mで2位。その後、同クラブの所属となった後に、17年には米国に拠点を移した。18年に帰国した後に800m元日本記録保持者の横田真人氏が代表・コーチを務めるTWOLAPS TCでトレーニングを積む。 19年から障害レースに挑戦し、日本選手権では21年(6位)、22年(4位)と連続入賞中。自己ベストは8分25秒70(日本歴代9位)で、2000m障害では5分29秒11の日本最高記録を持つ。 選手としてだけではなく、21年12月には阿見ACのトップチームとして中距離プロアスリートチーム「阿見SHARKS」を立ち上げ、株式会社SHARKSの代表取締役社長も務める。今年1月には女子長距離の鍋島莉奈(積水化学)との結婚を発表した。 次ページ 思いを激白!楠康成が今後へのプランを熱く語る

思いを激白!楠康成が今後へのプランを熱く語る

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.07.06

男子三段跳は山下航平が6年ぶりの王座奪還 開催国枠設定記録に到達の16m67で世界陸上出場に望み/日本選手権

◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 2日目 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、男子三段跳は16年リオ五輪代表の山下航平(ANA)が16m67(+0.4)を跳び、19年以来6年ぶ […]

NEWS 鵜澤飛羽が200m日本人初19秒台なるか?田中希実が4年連続2冠に挑戦、大激戦の女子100mHなど最終日は決勝ラッシュ/日本選手権

2025.07.06

鵜澤飛羽が200m日本人初19秒台なるか?田中希実が4年連続2冠に挑戦、大激戦の女子100mHなど最終日は決勝ラッシュ/日本選手権

◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権の最終日3日目(7月6日)が行われる。 広告の下にコンテンツが続きます 注目は男子200m決勝。3連覇を目指す鵜澤飛 […]

NEWS 34歳・新井涼平が今季限りで現役引退へ リオ五輪決勝、オーバートレーニング「喜怒哀楽すべてを経験した競技人生」/日本選手権

2025.07.06

34歳・新井涼平が今季限りで現役引退へ リオ五輪決勝、オーバートレーニング「喜怒哀楽すべてを経験した競技人生」/日本選手権

◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 2日目 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、男子やり投の新井涼平(スズキ)が“最後の日本選手権”を74m71の8位で終えた。 広告の下にコンテ […]

NEWS 男子100m・桐生祥秀が5年ぶり3回目の日本一! 11回目の決勝で自信みなぎる走りを披露/日本選手権

2025.07.06

男子100m・桐生祥秀が5年ぶり3回目の日本一! 11回目の決勝で自信みなぎる走りを披露/日本選手権

◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 2日目 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、男子100mは桐生祥秀(日本生命)が10秒23(+0.4)で5年ぶり3回目の優勝を遂げた。 広告の […]

NEWS 男子110mH・泉谷駿介 レース前のアクシデント乗り越え、2年ぶりに王者奪還! 2位・野本周成とともに代表内定決める/日本選手権

2025.07.06

男子110mH・泉谷駿介 レース前のアクシデント乗り越え、2年ぶりに王者奪還! 2位・野本周成とともに代表内定決める/日本選手権

◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 2日目 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、男子110mハードルで泉谷駿介(住友電工)が13秒22(+0.8)で2年ぶり4回目の優勝を飾った。 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top