HOME 国内

2023.02.26

男子砲丸投・森下大地が17m68でV!アキレス腱断裂を経て心身ともに新境地へ「19mを投げたい」/JAG大崎
男子砲丸投・森下大地が17m68でV!アキレス腱断裂を経て心身ともに新境地へ「19mを投げたい」/JAG大崎

2023年JAG大崎の男子砲丸投に出場した森下大地(ウィザス)

◇Japan Athlete Gemes in Osaki 2023(2月26日/鹿児島県大崎町・ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅)

Japan Athlete Gemes in Osaki 2023が行われ、男子砲丸投は2投目に17m68をプットした森下大地(ウィザス)が快勝した。

日本実業団連合の投てき合宿も兼ねての出場で、「セカンドターンで胸を張って、左脚をしっかり上げること」という課題の確認をテーマに臨んだ。その課題は「うまくいかなかった」とファウルが3投あって安定感は欠いたが、それでも5投目にも17m20を放つなど、冬季途中の現時点では「記録は自信になります」と笑顔で振り返った。

兵庫・滝川高、筑波大と全国トップクラスの活躍を続け、2020年には18m29(日本歴代8位タイ)をマークしている。だが、21年11月に左足のアキレス腱を断裂。そこから手術、リハビリを経て、昨年秋の全日本実業団対抗選手権を17m75で制するまでに復活できたものの、トレーニングのレベルを上げられるようになったのはこの冬季に入ってからだ。

手術後は、所属先の好意もあって「リハビリに専念させてもらうことができました」。期間に職場の同僚たちからは、メッセージをたくさんもらったという。「陸上とは違うコミュニティの人たちからの応援は、とても励みになりました」。社会人6年目のシーズンに向けて、心身ともに新たな境地へと入りつつある。

「今季はアジア選手権やアジア大会、世界選手権もありますが、まずは19mを投げることが一番の目標です」と森下はきっぱり。それは、「日本の砲丸投として、さらに上を目指すための一歩目」だからだ。

広告の下にコンテンツが続きます

そこには、もう一つの思いがある。今、男子砲丸投は日本陸連ダイヤモンドアスリートのアツオビン・ジェイソン(福岡大)ら若手の台頭が著しい。だからこそ、「彼らへの刺激を、上の僕たちが与えられるようにしたい」と力強く語った。

◇Japan Athlete Gemes in Osaki 2023(2月26日/鹿児島県大崎町・ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅) Japan Athlete Gemes in Osaki 2023が行われ、男子砲丸投は2投目に17m68をプットした森下大地(ウィザス)が快勝した。 日本実業団連合の投てき合宿も兼ねての出場で、「セカンドターンで胸を張って、左脚をしっかり上げること」という課題の確認をテーマに臨んだ。その課題は「うまくいかなかった」とファウルが3投あって安定感は欠いたが、それでも5投目にも17m20を放つなど、冬季途中の現時点では「記録は自信になります」と笑顔で振り返った。 兵庫・滝川高、筑波大と全国トップクラスの活躍を続け、2020年には18m29(日本歴代8位タイ)をマークしている。だが、21年11月に左足のアキレス腱を断裂。そこから手術、リハビリを経て、昨年秋の全日本実業団対抗選手権を17m75で制するまでに復活できたものの、トレーニングのレベルを上げられるようになったのはこの冬季に入ってからだ。 手術後は、所属先の好意もあって「リハビリに専念させてもらうことができました」。期間に職場の同僚たちからは、メッセージをたくさんもらったという。「陸上とは違うコミュニティの人たちからの応援は、とても励みになりました」。社会人6年目のシーズンに向けて、心身ともに新たな境地へと入りつつある。 「今季はアジア選手権やアジア大会、世界選手権もありますが、まずは19mを投げることが一番の目標です」と森下はきっぱり。それは、「日本の砲丸投として、さらに上を目指すための一歩目」だからだ。 そこには、もう一つの思いがある。今、男子砲丸投は日本陸連ダイヤモンドアスリートのアツオビン・ジェイソン(福岡大)ら若手の台頭が著しい。だからこそ、「彼らへの刺激を、上の僕たちが与えられるようにしたい」と力強く語った。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.30

水戸招待のエントリー発表! 棒高跳に柄澤智哉、山本聖途、諸田実咲ら男女トップ集結 戸邉直人、城山正太郎も出場予定

5月5日に行われる日本グランプリシリーズ第7戦「2025水戸招待陸上」のエントリー選手が発表された。男子棒高跳には東京五輪代表の山本聖途(トヨタ自動車)、江島雅紀(富士通)や世界選手権代表経験のある柄澤智哉(東京陸協)ら […]

NEWS 【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」

2025.04.30

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」

山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」 昨年は記念大会となる第100回箱根駅伝が開催され […]

NEWS 【高校生FOCUS】男子競歩・山田大智(西脇工高)インターハイで昨夏の雪辱誓う 高校記録更新にも挑戦

2025.04.30

【高校生FOCUS】男子競歩・山田大智(西脇工高)インターハイで昨夏の雪辱誓う 高校記録更新にも挑戦

FOCUS! 高校生INTERVIEW 山田大智 Yamada Daichi 西脇工高3兵庫 2025年シーズンが本格的に始まり、高校陸上界では記録会、競技会が次々と開かれています。その中で好記録も生まれており、男子50 […]

NEWS 5.3静岡国際、パリ五輪代表の坂井隆一郎、200m世界陸上標準突破の水久保漱至らが欠場

2025.04.30

5.3静岡国際、パリ五輪代表の坂井隆一郎、200m世界陸上標準突破の水久保漱至らが欠場

5月3日に行われる静岡国際のエントリーリストが更新され、現時点で欠場届を提出した選手が判明した。 男子100mはパリ五輪代表の坂井隆一郎(大阪ガス)が欠場。坂井は4月13日の出雲陸上で脚を痛め、29日の織田記念の出場も見 […]

NEWS 26年ブダペスト開催の「世界陸上アルティメット選手権」やり投・北口榛花が出場権獲得

2025.04.30

26年ブダペスト開催の「世界陸上アルティメット選手権」やり投・北口榛花が出場権獲得

世界陸連(WA)は4月29日、2026年に新設する「世界陸上アルティメット選手権」の大会500日前を受け、昨年のパリ五輪の金メダリストに出場資格を与えることを発表した。女子やり投で金メダルを獲得した北口榛花(JAL)も含 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top