HOME 駅伝

2023.02.23

コモディイイダの黒田雄紀が現役引退「一生の財産」國學院大同好会から実業団へ 大久保陸人も日本選手権クロカンで引退
コモディイイダの黒田雄紀が現役引退「一生の財産」國學院大同好会から実業団へ 大久保陸人も日本選手権クロカンで引退

22年ニューイヤー駅伝5、6区でタスキをつなぐ黒田と大久保

コモディイイダに所属する黒田雄紀が、3月5日の東京マラソンを区切りに引退することを自身のSNSと駅伝部ブログにて発表した。

黒田は東京・國學院久我山高を卒業後、國學院大では陸上競技部ではなく同好会に所属しながら競技を続け、その後、コモディイイダに進むという異色の経歴を持つ。

広告の下にコンテンツが続きます

高校時代は高校駅伝の東京都大会などに出場。5000mは15分04秒33がベストだった。学生時代には目立った記録や実績は残っていないものの、マラソンなどに果敢に挑戦。4年時に「陸上人生を変えたい」「同好会から実業団に進む道を作り、結果を残したい」という思いから、コモディイイダに直談判し、将来性を買われて2017年に育成枠として入社した。

2018年のつくばマラソン優勝、2019年の東京赤羽ハーフ優勝などロードで実績を残し、10000m28分44秒17、ハーフマラソン1時間2分57秒と自己記録を更新。昨年度は主将としてチームをまとめ、4年連続での全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)出場にも貢献している。ニューイヤー駅伝は20年に4区、21年から3年連続で5区を務めた。

同部ブログを通じ「大学時代テレビで見ていた選手と一緒に走れたことや実業団生生活でしか出会えなかった仲間がたくさんできたことは一生の財産です」と思いを綴っている。今は市民ランナーとして走りながら、「また違った立場で仕事としてランニングに関わり、陸上界の活性化に貢献していきたい」としている。

また、同じくコモディイイダの大久保陸人が、2月26日の日本選手権クロスカントリーで引退することもわかった。

広告の下にコンテンツが続きます

大久保は箱根駅伝で5区4年連続区間賞の大久保初男氏(大東大)の長男で、宮城・東北高では全国高校駅伝に出場。父と同じ大東大へと進み、主要駅伝への出走は叶わなかったが、18、19年と箱根駅伝のエントリーメンバーにも加わった。昨年のニューイヤー駅伝では6区を務めている。

次ページ コモディイイダ主将の黒田雄紀コメント全文

コモディイイダに所属する黒田雄紀が、3月5日の東京マラソンを区切りに引退することを自身のSNSと駅伝部ブログにて発表した。 黒田は東京・國學院久我山高を卒業後、國學院大では陸上競技部ではなく同好会に所属しながら競技を続け、その後、コモディイイダに進むという異色の経歴を持つ。 高校時代は高校駅伝の東京都大会などに出場。5000mは15分04秒33がベストだった。学生時代には目立った記録や実績は残っていないものの、マラソンなどに果敢に挑戦。4年時に「陸上人生を変えたい」「同好会から実業団に進む道を作り、結果を残したい」という思いから、コモディイイダに直談判し、将来性を買われて2017年に育成枠として入社した。 2018年のつくばマラソン優勝、2019年の東京赤羽ハーフ優勝などロードで実績を残し、10000m28分44秒17、ハーフマラソン1時間2分57秒と自己記録を更新。昨年度は主将としてチームをまとめ、4年連続での全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)出場にも貢献している。ニューイヤー駅伝は20年に4区、21年から3年連続で5区を務めた。 同部ブログを通じ「大学時代テレビで見ていた選手と一緒に走れたことや実業団生生活でしか出会えなかった仲間がたくさんできたことは一生の財産です」と思いを綴っている。今は市民ランナーとして走りながら、「また違った立場で仕事としてランニングに関わり、陸上界の活性化に貢献していきたい」としている。 また、同じくコモディイイダの大久保陸人が、2月26日の日本選手権クロスカントリーで引退することもわかった。 大久保は箱根駅伝で5区4年連続区間賞の大久保初男氏(大東大)の長男で、宮城・東北高では全国高校駅伝に出場。父と同じ大東大へと進み、主要駅伝への出走は叶わなかったが、18、19年と箱根駅伝のエントリーメンバーにも加わった。昨年のニューイヤー駅伝では6区を務めている。 次ページ コモディイイダ主将の黒田雄紀コメント全文

コモディイイダ主将の黒田雄紀コメント全文

(同部ブログより) この度、6年間お世話になりましたコモディイイダ陸上部をさせていただくことになりました。 振り返れば大学時代、同好会で競技をしていた自分にとって実業団は憧れの場所でした。4年生の時に「陸上人生を変えたい」「同好会から実業団に進む道を作り結果を残したい」と思い、いきなりでしたが会社に問い合わせをして会沢監督に電話で入部したいと伝えたことを今でも強く覚えています。最初は一般部員での入社予定でしたが、入社前に練習に参加する中で記録を伸ばすことができ、育成枠として採用していただきました。全く実績のなかった自分を採用してくださったこと、入社してから実業団の景色を見せてくださったこと本当に感謝しております。 入社してからは実業団の壁にぶつかり、練習もついていけない日々が続きましたが、チームの雰囲気の良さにいつも助けられていました。きつい中でも周りをいつも気にかけてくれていた先輩方を見て「自分もこんな人間になってチームの中心で走りたい」そう思うようになって6年間走ることを楽しみ、やり切ることができました。また、やり切ることができた大きな要因として6年間治療して下さった若松トレーナーの存在があります。ハードな練習をする中で体に痛みが出ることもありましたが、丁寧な治療のおかげで練習を継続し、乗り越えることができました。 最後1年におきましては主将もやらせていただき、自分自身大きく成長することができたと思います。人前で話すことが苦手な部分はありましたが、積極的に前に出てチームをまとめることなど今後の人生においても貴重な経験をさせていただきました。至らない部分も多々ありましたが、それでも付いてきてくれたチームのメンバーには感謝の気持ちでいっぱいです。 駅伝においては、東日本予選を6回、夢だったニューイヤー駅伝にも4回出走させていただきました。全国レベルで勝負することは難しかったですが、大学時代テレビで見ていた選手と一緒に走れたことや実業団生活でしか出会えなかった仲間がたくさんできたことは一生の財産です。 そして陸上だけでなく、お店の方々にも大変お世話になりました。駅伝の応援にいつも来てくださった井田店長をはじめとした東新町店の皆様のご理解があってこそ、仕事と競技の両立を達成することができました。 実業団のラストレースは3/5の東京マラソンを予定しております。それを最後に実業団選手としては陸上を引退しますが、これからも市民ランナーとして走り続けていきたいと思っています。これからはまた違った立場で仕事としてランニングに関わり、陸上界の活性化に貢献していきたいです。 コモディイイダはこれからまだまだ成長するチームです。今後ともチームへのご声援よろしくお願い致します。 たくさんの方々の支えがあり、今の自分があると強く実感しております。6年間本当にありがとうございました。

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.05.04

【大会結果】第35回ゴールデンゲームズ in のべおか(2024年5月4日)

【大会結果】日本グランプリシリーズG3 第35回ゴールデンゲームズinのべおか(5月4日/宮崎県延岡市・西階陸上競技場) ●男子(上位8位+日本人上位8位) 1位 B組1着   E.キプルト(旭化成)        13 […]

NEWS 男子5000m・砂岡拓磨が13分27秒55で日本人トップ 女子は大西夏帆が自己新/GGのべおか

2024.05.04

男子5000m・砂岡拓磨が13分27秒55で日本人トップ 女子は大西夏帆が自己新/GGのべおか

◇第35回ゴールデンゲームズinのべおか(5月4日/宮崎県延岡市・西階陸上競技場) 日本グランプリシリーズG3のゴールデンゲームズinのべおかが行われ、男子は13分27秒55でA組1着となった砂岡拓磨(東京陸協)が総合2 […]

NEWS 2024年インターハイ都府県大会情報

2024.05.04

2024年インターハイ都府県大会情報

各地で行われているインターハイ都府県大会の大会関連ページをまとめました! ・各都府県大会上位6位までがインターハイ出場 ※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投、混成は4位までが出場 ●福岡インターハイ( […]

NEWS リレーのパリ五輪切符を懸けて!世界リレーが5/5朝8時05分に開幕 上位14ヵ国に出場権、初日予選突破でつかめるか?

2024.05.04

リレーのパリ五輪切符を懸けて!世界リレーが5/5朝8時05分に開幕 上位14ヵ国に出場権、初日予選突破でつかめるか?

8月のパリ五輪リレー種目の出場権を懸けた世界リレーが5月4、5日の2日間、バハマ・ナッソーで開催される。男女の4×100m、4×400mと男女混合4×400mの5種目が実施。上位14ヵ国(決勝8チーム+2レース目からの6 […]

NEWS 200mは鵜澤飛羽がセカンドベストの20秒26でV2!400mHは筒江が豊田ら抑える ハンマー投・福田が73m00/静岡国際

2024.05.04

200mは鵜澤飛羽がセカンドベストの20秒26でV2!400mHは筒江が豊田ら抑える ハンマー投・福田が73m00/静岡国際

◇静岡国際陸上(5月3日/小笠山総合運動公園静岡スタジアム) 日本グランプリシリーズG1の静岡国際が5月3日に行われた。注目を集めた男子200mはブダペスト世界選手権代表の鵜澤飛羽(筑波大)が連覇。セカンドベストとなる2 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年5月号 (4月12日発売)

2024年5月号 (4月12日発売)

パリ五輪イヤー開幕!

page top