2023.02.16
世界陸連(WA)室内ツアーの最高峰・ゴールド大会第5戦がフランス・リエヴァンで2月15日に行われ、男子3000mでL.ギルマ(エチオピア)が7分23秒81の室内世界新記録を樹立した。従来の記録は1998年にD.コーメン(ケニア)が出した7分24秒90で、これを25年ぶりに更新。3000m障害で21年東京五輪、19年ドーハ、22年オレゴン両世界選手権でいずれも銀メダルを獲得した22歳が、そのスピードを大いにアピールした。
男女1500mではいずれも今季世界最高タイムが誕生。男子は東京五輪王者のY.インゲブリグトセン(ノルウェー)が3分32秒38、女子は世界記録(3分53秒09)保持者のG.ツェガイ(エチオピア)が3分57秒47でそれぞれ制した。
男子走幅跳はM.テントグルー(ギリシャ)が8m41、女子800mは東京五輪、オレゴン世界選手権銀メダルのK.ホジキンソン(英国)が1分57秒71とそれぞれ今季世界最高で快勝。女子三段跳はL.ポベアが14m81で制し、L.P.ヘルナンデスが14m65で2位と、キューバ勢が今季世界1、2位の記録でワン・ツーを占めた。
ゴールド大会対象レース以外では、男子60mはF.オマニャラ(ケニア)が6秒54で東京五輪100m王者のL.M.ジェイコブス(イタリア)を0.03秒抑えて優勝。男子400mは400mハードルの世界記録(45秒94)を持つK.ワルホルム(ノルウェー)が45秒51で貫録勝ちした。
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