2022.12.04
第44回世界クロスカントリー選手権(2023年2月18日/オーストラリア・バサースト)の男女U20日本代表選手選考競技会が12月4日、京都市・西京極補助競技場の第10回京都陸協記録会の中で男女ともに5000mのレースで行われた。
11時15分にスタートした女子は村松結(立命大)や野田真理耶(北九州市立高3福岡)が先頭を引っ張り、3000mを9分48秒で通過。その後、「ペースが落ちて余裕があったので、前に出て引っ張ろうと思いました」と米澤奈々香(名城大)が先頭に立つ。
ラスト1周は澤田結弥(浜松市立高2静岡)や野田との競り合いとなったが、最後の直線で前に出て15分55秒43で1着を死守。それから野田、澤田、溝上加菜(ルーテル学院高3熊本)、古田島彩(白鵬女高2神奈川)、村岡美玖(長野東高3)までが15分台でフィニッシュした。
米澤は12月10日のエディオン・ディスタンスチャレンジin京都にも出場する予定で、今回はタイムよりも着順を意識したレースだったという。次週のレースに向けては「自己ベスト(15分31秒33)を狙って走るので、積極的に前に出ながらタイムを狙っていきたい」と意気込んでいた。
女子の後に行われた男子は長嶋幸宝(西脇工高3兵庫)がスタート直後からレースを引っ張り、1000mを2分41秒で通過。そこから3200m付近で5000m高校記録保持者の吉岡大翔(佐久長聖高3長野)が仕掛け、長嶋、東泉大河(駿河台大)の3人に先頭争いは絞られた。
激しい先頭争いが繰り広げられたが、残り400mを切ったところで吉岡がスパート。13分47秒64で1着フィニッシュし、日本代表入りへ大きく前進した。吉岡の後にも長嶋、東泉、安原海晴(滋賀学園高3)、柴田大地(洛南高3京都)までが13分台をマークした。
世界クロカン選手権のU20日本代表については、今回のレースを参考に上位選手の出場意思を確認した上で選考する予定となっている。
文/馬場 遼
■選考会上位8着までの成績
●男子5000m
吉岡 大翔(佐久長聖高3長野) 13分47秒64
長嶋 幸宝(西脇工高3兵庫) 13分49秒20
東泉 大河(駿河台大) 13分54秒37
安原 海晴(滋賀学園高3) 13分56秒45
柴田 大地(洛南高3京都) 13分57秒02
岡田 開成(洛南高2京都) 14分00秒57
新妻 玲旺(西脇工高3兵庫) 14分04秒44
西澤マハロ(洛南高3京都) 14分04秒47
●女子5000m
米澤奈々香(名城大) 15分55秒43
野田真理耶(北九州市立高3福岡) 15分56秒29
澤田 結弥(浜松市立高3静岡) 15分56秒55
溝上 加菜(ルーテル学院高3熊本) 15分57秒08
古田島 彩(白鵬女高2神奈川) 15分59秒37
村岡 美玖(長野東高3) 15分59秒52
武田 胡春(小倉高2福岡) 16分02秒65
飯塚 菜月(西脇工高3兵庫) 16分06秒57
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.03.21
大阪マラソン、来年は2月22日に開催 今年は近藤亮太が初マラソン日本最高をマーク
2025.03.21
【大会結果】世界室内選手権(2025年3月21日~23日)
-
2025.03.21
-
2025.03.21
2025.03.19
出雲・全日本2冠の國學院大祝賀会に約500人! 平林清澄「次のステップへの一つの階段」
-
2025.03.17
2025.03.02
初挑戦の青学大・太田蒼生は途中棄権 果敢に先頭集団に挑戦/東京マラソン
2025.03.02
太田蒼生は低体温症と低血糖で途中棄権 「世界のレベルを知れて良い経験」/東京マラソン
2025.02.24
青学大新主将・黒田朝日が2時間6分05秒!先輩・若林宏樹の学生記録を上回る/大阪マラソン
-
2025.03.19
-
2025.03.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.21
大阪マラソン、来年は2月22日に開催 今年は近藤亮太が初マラソン日本最高をマーク
大阪マラソンの大会組織委員会は、2026年の開催日を2月22日(日)に決定したと発表した。大会要項は今後の理事会などを経て発表される見込み。 同大会は次回で42回を数える。びわ湖毎日マラソンと市民マラソンと統合するかたち […]
2025.03.21
ハードルの豊田兼がトヨタ自動車へ「世界に挑戦している環境」パリ五輪の悔しさバネに今季は400mHに注力
トヨタ自動車は今春入社するアスリート社員の入社会見を都内で開き、男子400mハードルでパリ五輪に出場した豊田兼(慶大)が登壇した。 400mハードルで47秒99(日本歴代3位)のベストを持ち、昨年は日本選手権を制してパリ […]
2025.03.21
【大会結果】世界室内選手権(2025年3月21日~23日)
【大会結果】世界室内選手権(2024年3月21日~23日/中国・南京) 男子 60m 金 銀 銅 [日本代表] 西岡尚輝(東海大仰星高3大阪) 予選:4組3着6秒67=準決勝進出 準決勝: 木梨嘉紀(筑波大院) 予選:8 […]
2025.03.21
キプチョゲが8月のシドニーマラソン参戦! 大会は今年からWMMに加盟
男子マラソンのE.キプチョゲ(ケニア)が8月31日に豪州で開催されるシドニーマラソンへ出場することが発表された。 キプチョゲはリオ、東京五輪でマラソン金メダルを獲得している40歳。メジャーマラソンでは14年のシカゴ以来、 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報