2022.11.30
世界陸連(WA)は11月29日、今年のWAアワードの受賞者を発表し、コーチング・アチーブメント賞にゲンナジー・ズィエフ氏(ウクライナ)が、男女平等と陸上競技における女性の地位向上を推進するウーマン・オブ・ザ・イヤー賞には元スプリンターのドナ・フレイザー氏(英国)が選出された。
コーチング・アチーブメント賞のズィエフ氏は走高跳の元選手で、1999年からコーチを務めている。7月のオレゴン世界選手権男子走高跳銅メダリストのA.プロツェンコが13歳の頃に、当時短距離選手だった彼に走高跳を勧め、それ以来彼の指導を務めている。ウクライナでの紛争にもかかわらず、プロツェンコは今夏のオレゴンで世界選手権初のメダルを獲得し、欧州選手権でも3位に入った。
ウーマン・オブ・ザ・イヤー賞受賞のドナ・フレイザー氏は現役時代2000年シドニー五輪の女子400mで4位に入っており、4×400mリレーでは英国チームの代表として何度も国際大会に出場、入賞へ貢献していた。2019年からWAのジェンダーリーダーシップモデレーターを務め、講演やメディア出演で多様性とインクルージョンについてのスピーチ等を行っている。今年はバーミンガムで開催された英連邦大会のインクルージョン&エンゲージメントの責任者を務め、ロンドンマラソン慈善信託や英国アスリート委員会、国際女性グループなどの多くの組織で評議員、顧問、役員として活躍している。
WAアワードの受賞者はこの後も順次発表され、年間最優秀選手賞とライジングスター賞は12月5日に発表される予定。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.11.03
-
2025.11.03
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.11.02
-
2025.11.02
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
-
2025.11.02
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.03
今治北が初の男女V!女子は序盤からトップを守り初の全国大会 男子は2時間7分23秒で2年ぶりに制す/愛媛県高校駅伝
全国高校駅伝の出場権を懸けた愛媛県高校駅伝が11月2日、西条市の西条ひうち高校駅伝特設コースで行われ、今治北が初の男女優勝を遂げた。女子(5区間21.0975km)は1時間14分13秒で初V。男子(7区間42.195km […]
2025.11.03
マラソン王者・キプチョゲがエリートレースを“卒業” 七大陸を巡るワールドツアーを発表「人間に限界がないことを示したい」
男子マラソンのエリウド・キプチョゲ(ケニア)が「キプチョゲ・ワールドツアー」と銘打ち、今後2年間で七大陸を巡り、マラソンに参加する計画を発表した。11月2日のニューヨークシティマラソンがエリートレースへの最後の出場となり […]
Latest Issue
最新号
2025年11月号 (10月14日発売)
東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望