HOME 海外

2022.08.03

200m五輪入賞の英国ジェミリが問題行為で調査中レイダー氏から離れることを決意
200m五輪入賞の英国ジェミリが問題行為で調査中レイダー氏から離れることを決意

男子200mのA.ジェミリ(英国)がこれまで指導を受けていたラナ・レイダーコーチのもとを離れることがわかった。

ジェミリは200mで19秒97の記録を持ち、16年リオ五輪、19年ドーハ世界選手権でいずれも4位に入っている。先月のオレゴン世界選手権にも同種目に出場したが、予選で敗退していた。

レイダー氏は性的不正行為の疑惑により、米国セーフスポーツセンター(US Center for Safe Sports)によって調査が行われている。英国陸連はこの調査が終わるまで、レイダー氏の指導を受ける英国選手への資金援助等の支援を中断していたが、ジェミリはこれまで同氏のチームにとどまっていた。また、英国メディアによると先月の世界選手権でレイダー氏は入場権限のないエリアへの立ち入りのため、警察に警告を受け退場させられたと報じられている。

レイダー氏はこれまで多くの選手のコーチングを行い、C.テイラー(米国)など世界大会でのメダリストも輩出している。現在も先の世界選手権男子100mでそれぞれ銀メダルと銅メダルを獲得したM.ブレイシー、T.ブロメル(いずれも米国)らのコーチを務めている。

男子200mのA.ジェミリ(英国)がこれまで指導を受けていたラナ・レイダーコーチのもとを離れることがわかった。 ジェミリは200mで19秒97の記録を持ち、16年リオ五輪、19年ドーハ世界選手権でいずれも4位に入っている。先月のオレゴン世界選手権にも同種目に出場したが、予選で敗退していた。 レイダー氏は性的不正行為の疑惑により、米国セーフスポーツセンター(US Center for Safe Sports)によって調査が行われている。英国陸連はこの調査が終わるまで、レイダー氏の指導を受ける英国選手への資金援助等の支援を中断していたが、ジェミリはこれまで同氏のチームにとどまっていた。また、英国メディアによると先月の世界選手権でレイダー氏は入場権限のないエリアへの立ち入りのため、警察に警告を受け退場させられたと報じられている。 レイダー氏はこれまで多くの選手のコーチングを行い、C.テイラー(米国)など世界大会でのメダリストも輩出している。現在も先の世界選手権男子100mでそれぞれ銀メダルと銅メダルを獲得したM.ブレイシー、T.ブロメル(いずれも米国)らのコーチを務めている。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.30

中村宏之氏が79歳で死去 福島千里、寺田明日香、伊藤佳奈恵ら女子短距離日本記録保持者を育成

女子短距離で数々のトップ選手を育成した北海道ハイテクアスリートクラブ前監督の中村宏之氏が4月29日に逝去した。享年79歳。 中村氏は1945年6月9日生まれ。北海道・札幌東高,日体大で三段跳、走幅跳選手として活躍し、卒業 […]

NEWS 女子七種競技・アラウホが今季世界最高6396点で優勝 男子100mはバルディが9秒99/南米選手権

2025.04.30

女子七種競技・アラウホが今季世界最高6396点で優勝 男子100mはバルディが9秒99/南米選手権

4月25日から27日まで、アルゼンチンのマル・デル・プラタで南米選手権が開催され、女子七種競技ではM.アラウホ(コロンビア)が6396点(13秒13、1m73、13m55、24秒43/6m55、47m62、2分17秒38 […]

NEWS 【高平慎士の視点】自信持って走り切った井上直紀の強さ光る 選手層に厚み“標準突破”へ期待持てるレース/織田記念

2025.04.30

【高平慎士の視点】自信持って走り切った井上直紀の強さ光る 選手層に厚み“標準突破”へ期待持てるレース/織田記念

4月29日に広島・ホットスタッフフィールド広島で行われた織田記念。その男子100mは上位5人が10秒1台、それも0.03秒差以内にひしめく大熱戦となり、大学4年の井上直紀(早大)が自己新の10秒12(+0.4)で制した。 […]

NEWS 廣中璃梨佳が5000m日本人トップ!熱戦の男子100mは井上直紀 女子100mH中島が12秒93/織田記念

2025.04.30

廣中璃梨佳が5000m日本人トップ!熱戦の男子100mは井上直紀 女子100mH中島が12秒93/織田記念

◇織田記念(4月29日/広島・ホットスタッフフィールド広島) 日本グランプリシリーズの織田記念が行われ、女子5000mは序盤から積極的なレース運びをした廣中璃梨佳(JP日本郵政G)が日本人トップの15分19秒23で3位に […]

NEWS 中大・吉居駿恭が5000m連覇!圧巻スパートで13分26秒71「一歩一歩前進できるように」/織田記念

2025.04.29

中大・吉居駿恭が5000m連覇!圧巻スパートで13分26秒71「一歩一歩前進できるように」/織田記念

◇織田記念(4月29日/広島・ホットスタッフフィールド広島) 日本グランプリシリーズの織田記念が行われ、最終種目となった男子5000mは残り250mから仕掛けた吉居駿恭(中大)が13分26秒31で混成を制し、大会連覇を果 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top