HOME 国内、世界陸上、日本代表
男子走幅跳・山川夏輝は7m75で予選敗退「調子は今季一番だけど冷静さを欠いた」/世界陸上
男子走幅跳・山川夏輝は7m75で予選敗退「調子は今季一番だけど冷静さを欠いた」/世界陸上

◇オレゴン世界陸上(7月15日〜24日/米国・オレゴン州ユージン)1日目

オレゴン世界陸上初日のイブニングセッションに行われた男子走幅跳。予選B組に出場した山川夏輝(佐賀県スポ協)は3回目の7m75(+0.5)が最高で12位、総合で21位にとどまり、予選敗退となった。

5月のセイコーゴールデングランプリで日本歴代8位タイの8m14(+0.4)、6月の日大競技会で同7位の8m17(+0.9)と8m10以上を連発し、ワールドランキングで初の世界大会出場をつかんだ。状態も、「調子は良くて、今季一番だった」。

だが、「観客がたくさんいる雰囲気にのまれてしまって力んだ。冷静さを欠いてしまった」とリズムをつかめなかった。1回目が7m50(+1.8)、2回目も7m72(+0.9)。最後まで、本来のスピードあふれる力強いジャンプを出し切れなかった。

「日本選手権で5位に入っているようではダメ。橋岡(優輝/富士通)に勝ちつつ、いつもワン・ツーできるようにならないと」

広告の下にコンテンツが続きます

京都・洛南高から日大を経て社会人5年目の26歳。2年前には右脚に大ケガを負って一時は車いす生活を余儀なくされたが、そこから復活を遂げた。初めての世界選手権の悔しさを刻み、大学の3学年後輩の橋岡がトップ通過した姿をしっかりと見つめ、さらなる大ジャンプを誓った。

◇オレゴン世界陸上(7月15日〜24日/米国・オレゴン州ユージン)1日目 オレゴン世界陸上初日のイブニングセッションに行われた男子走幅跳。予選B組に出場した山川夏輝(佐賀県スポ協)は3回目の7m75(+0.5)が最高で12位、総合で21位にとどまり、予選敗退となった。 5月のセイコーゴールデングランプリで日本歴代8位タイの8m14(+0.4)、6月の日大競技会で同7位の8m17(+0.9)と8m10以上を連発し、ワールドランキングで初の世界大会出場をつかんだ。状態も、「調子は良くて、今季一番だった」。 だが、「観客がたくさんいる雰囲気にのまれてしまって力んだ。冷静さを欠いてしまった」とリズムをつかめなかった。1回目が7m50(+1.8)、2回目も7m72(+0.9)。最後まで、本来のスピードあふれる力強いジャンプを出し切れなかった。 「日本選手権で5位に入っているようではダメ。橋岡(優輝/富士通)に勝ちつつ、いつもワン・ツーできるようにならないと」 京都・洛南高から日大を経て社会人5年目の26歳。2年前には右脚に大ケガを負って一時は車いす生活を余儀なくされたが、そこから復活を遂げた。初めての世界選手権の悔しさを刻み、大学の3学年後輩の橋岡がトップ通過した姿をしっかりと見つめ、さらなる大ジャンプを誓った。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.05.01

アディダスによるスポーツを通じたグローバルムーブメント「MOVE FOR THE PLANET」が今年も開催!

アディダス ジャパンは、未来のスポーツ環境を支えるためのグローバルムーブメント「MOVE FOR THE PLANET(ムーブ・フォー・ザ・プラネット)」を5月12日~25日まで開催することを発表した。5月12日の計測開 […]

NEWS 水戸招待のエントリー発表! 棒高跳に柄澤智哉、山本聖途、諸田実咲ら男女トップ集結 戸邉直人、城山正太郎も出場予定

2025.04.30

水戸招待のエントリー発表! 棒高跳に柄澤智哉、山本聖途、諸田実咲ら男女トップ集結 戸邉直人、城山正太郎も出場予定

5月5日に行われる日本グランプリシリーズ第7戦「2025水戸招待陸上」のエントリー選手が発表された。男子棒高跳には東京五輪代表の山本聖途(トヨタ自動車)、江島雅紀(富士通)や世界選手権代表経験のある柄澤智哉(東京陸協)ら […]

NEWS 【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」

2025.04.30

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」

山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」 昨年は記念大会となる第100回箱根駅伝が開催され […]

NEWS 【高校生FOCUS】男子競歩・山田大智(西脇工高)インターハイで昨夏の雪辱誓う 高校記録更新にも挑戦

2025.04.30

【高校生FOCUS】男子競歩・山田大智(西脇工高)インターハイで昨夏の雪辱誓う 高校記録更新にも挑戦

FOCUS! 高校生INTERVIEW 山田大智 Yamada Daichi 西脇工高3兵庫 2025年シーズンが本格的に始まり、高校陸上界では記録会、競技会が次々と開かれています。その中で好記録も生まれており、男子50 […]

NEWS 5.3静岡国際、パリ五輪代表の坂井隆一郎、200m世界陸上標準突破の水久保漱至らが欠場

2025.04.30

5.3静岡国際、パリ五輪代表の坂井隆一郎、200m世界陸上標準突破の水久保漱至らが欠場

5月3日に行われる静岡国際のエントリーリストが更新され、現時点で欠場届を提出した選手が判明した。 男子100mはパリ五輪代表の坂井隆一郎(大阪ガス)が欠場。坂井は4月13日の出雲陸上で脚を痛め、29日の織田記念の出場も見 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top