2018年アジア大会男子800m代表の村島匠が、自身のSNSで競技引退を発表した。
村島は富山商高3年時に北信越大会で1500m、5000m、3000m障害の3種目制覇を達成し、インターハイでは1500mで優勝。順大1年時には3000m障害で関東インカレ優勝、アジア・ジュニア選手権に出場するなど、マルチランナーとして活躍した。当初は箱根駅伝に憧れて長距離に取り組んでいたものの、3年時から中距離に転向。未知の才能を開花させ、4年時には800mで日本インカレを制した。
大学卒業後の2017年5月に行われた静岡国際800mで、当時・日本歴代7位(現15位)の1分47秒01をマーク。同年8月のアジア大会にも出場し、翌年のアジア選手権では6位に入賞した。
現役を続けながらJAAF公認ジュニアコーチの資格を持つ指導者としての一面も持ち、今年5月の静岡国際では自己記録に迫るセカンドベストの1分47秒43をマークしていた。
村島は自身のSNSで周囲への感謝をつづり、「5月末を持ちまして、所属から退き、並びに競技を引退致しました。これまでを糧に模索しながら、新しい人生を自分らしく生きます」とコメント。今後については未定だという。

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.07.01
SUBARUにケニア人のイエゴン・エマニエルが新加入 「チームのために精一杯頑張りたい」
2025.07.01
【女子400m】藤旗桜菜(高農クラブ・中2)56秒11=中学歴代2位、中2歴代最高
2025.07.01
九電工に山口綾が新加入 昨年度まで天満屋所属 クイーンズ駅伝にも出場
-
2025.06.17
-
2025.06.04
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.07.01
SUBARUにケニア人のイエゴン・エマニエルが新加入 「チームのために精一杯頑張りたい」
SUBARUは7月1日、同日付でケニア人のイエゴン・エマニエルが新たに加入したことを発表した。 エマニエルは2006年12月生まれの18歳。昨年のケニア選手権には1500mに出場し、3分44秒88で9位の実績を持つ。今年 […]
2025.07.01
【女子400m】藤旗桜菜(高農クラブ・中2)56秒11=中学歴代2位、中2歴代最高
6月28日、JFE晴れの国スタジアムで開催された岡山県選手権女子400mで、藤旗桜菜(高農クラブ・中2)が中学歴代2位、中2歴代最高となる56秒11で優勝した。 今大会が自身初の400mのレースとなった藤旗。予選を59秒 […]
2025.07.01
九電工に山口綾が新加入 昨年度まで天満屋所属 クイーンズ駅伝にも出場
7月1日、九電工は女子長距離の山口綾が同日付で加入したことを発表した。 山口は2006年生まれの19歳。佐賀・白石高では2年時に全国高校駅伝に出場し、3年時にはインターハイ県大会で800mと3000mの2種目を制した。 […]
2025.06.30
【高校生FOCUS】男子棒高跳・井上直哉(阿南光高)「全国3冠取りたい」と意気込むボウルターは柔道黒帯
FOCUS! 高校生INTERVIEW 井上直哉 Inoue Naoya 阿南光高3徳島 注目の高校アスリートに焦点を当てる高校生FOCUS。今回はインターハイ徳島県大会男子棒高跳で5m21の県高校新記録をマークし、続く […]
2025.06.30
【学生長距離Close-upインタビュー】急成長を続ける大東大・大濱逞真 「自信を持ってエースと言えるように」
学生長距離Close-upインタビュー 大濱逞真 Ohama Takuma 大東大2年 「月陸Online」限定で大学長距離選手のインタビューをお届けする「学生長距離Close-upインタビュー」。49回目は、大東大の大 […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会