HOME 高校

2022.06.20

市船橋・佐藤葵唯がスプリント3冠!200m「イメージ通り」大会新の24秒08/IH南関東
市船橋・佐藤葵唯がスプリント3冠!200m「イメージ通り」大会新の24秒08/IH南関東

◇インターハイ南関東大会(6月17日~20日/栃木県宇都宮市)

夏の徳島インターハイを懸けた南関東大会3日目に行われた女子200mは、佐藤葵唯(市船橋3千葉)が大会記録を0.13秒更新する24秒08(+1.5)で優勝。佐藤は100m(11秒82/-0.8)、4走を務めた4×100mリレー(45秒48=大会新)を含めて3冠を達成した。

広告の下にコンテンツが続きます

予選は「前半しっかり突っ込んで、ラストをリラックスして走る」という感覚で24秒77(+0.4)。決勝は「予選と同じ前半は突っ込んだまま、ラストは接地のインパクトだけ意識しました」と言う。コーナーを抜けた時には後続と差を広げ、直線でも失速を抑えて推進力が衰えず。狙っていた23秒にわずかに届かなかったが「イメージ通りです」と笑顔を見せた。

100m、4×100mリレーの負荷もあり、やや膝裏に違和感があったというが、「走っている時は気になりませんでした」と佐藤。最終日には4×400mリレー決勝も控えており、出場となれば4冠が懸かる。

インターハイでは「100mは11秒7台、200mは23秒6台を出して優勝したいです」と佐藤。激戦の南関東でつかんだタイトルを背に、徳島で“イチフナ旋風”を巻き起こすつもりだ。

3日目に行われた男子200mは髙須楓翔(成田3千葉)が21秒00(-0.5)をマークして100mに続いて2冠。同800mは服部由弥(法政二3神奈川)が1分56秒62で優勝し、法政二が1~3位を独占した。同5000m競歩は岩下賢弥(3年)と守屋海斗(2年)の保土ケ谷(神奈川)がワンツー。女子800mは勝くるみ(白梅学園3東京)が2分08秒25の好記録で制している。男子ハンマー投は2年生の古谷聖人(小田原城北工・神奈川)が56m35の大幅自己新で優勝した。

地区大会は全11地区で開催。各種目上位6名(競歩、女子棒高跳、三段跳、ハンマー投は上位4位、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)が全国大会に出場。インターハイは8月3日から7日まで徳島県で開催される。

◇南関東大会3日目の優勝者一覧
男子
200m 髙須楓翔(成田3千葉) 21秒00(-0.5)
800m 服部由弥(法政二3神奈川) 1分56秒62
5000m競歩 岩下賢弥(保土ケ谷3神奈川) 22分30秒77
走高跳 福士 湊(明星学園2千葉) 2m04
ハンマー投 古谷聖人(小田原城北工2神奈川) 56m35
やり投 國安大悟(片倉2東京) 61m68

女子
200m 佐藤葵唯(市船橋3千葉) 24秒08(+1.5)=大会新
800m 勝くるみ(白梅学園3東京) 2分08秒25
走幅跳 白土莉紅(成田3千葉) 5m97(+0.1)

◇インターハイ南関東大会(6月17日~20日/栃木県宇都宮市) 夏の徳島インターハイを懸けた南関東大会3日目に行われた女子200mは、佐藤葵唯(市船橋3千葉)が大会記録を0.13秒更新する24秒08(+1.5)で優勝。佐藤は100m(11秒82/-0.8)、4走を務めた4×100mリレー(45秒48=大会新)を含めて3冠を達成した。 予選は「前半しっかり突っ込んで、ラストをリラックスして走る」という感覚で24秒77(+0.4)。決勝は「予選と同じ前半は突っ込んだまま、ラストは接地のインパクトだけ意識しました」と言う。コーナーを抜けた時には後続と差を広げ、直線でも失速を抑えて推進力が衰えず。狙っていた23秒にわずかに届かなかったが「イメージ通りです」と笑顔を見せた。 100m、4×100mリレーの負荷もあり、やや膝裏に違和感があったというが、「走っている時は気になりませんでした」と佐藤。最終日には4×400mリレー決勝も控えており、出場となれば4冠が懸かる。 インターハイでは「100mは11秒7台、200mは23秒6台を出して優勝したいです」と佐藤。激戦の南関東でつかんだタイトルを背に、徳島で“イチフナ旋風”を巻き起こすつもりだ。 3日目に行われた男子200mは髙須楓翔(成田3千葉)が21秒00(-0.5)をマークして100mに続いて2冠。同800mは服部由弥(法政二3神奈川)が1分56秒62で優勝し、法政二が1~3位を独占した。同5000m競歩は岩下賢弥(3年)と守屋海斗(2年)の保土ケ谷(神奈川)がワンツー。女子800mは勝くるみ(白梅学園3東京)が2分08秒25の好記録で制している。男子ハンマー投は2年生の古谷聖人(小田原城北工・神奈川)が56m35の大幅自己新で優勝した。 地区大会は全11地区で開催。各種目上位6名(競歩、女子棒高跳、三段跳、ハンマー投は上位4位、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)が全国大会に出場。インターハイは8月3日から7日まで徳島県で開催される。 ◇南関東大会3日目の優勝者一覧 男子 200m 髙須楓翔(成田3千葉) 21秒00(-0.5) 800m 服部由弥(法政二3神奈川) 1分56秒62 5000m競歩 岩下賢弥(保土ケ谷3神奈川) 22分30秒77 走高跳 福士 湊(明星学園2千葉) 2m04 ハンマー投 古谷聖人(小田原城北工2神奈川) 56m35 やり投 國安大悟(片倉2東京) 61m68 女子 200m 佐藤葵唯(市船橋3千葉) 24秒08(+1.5)=大会新 800m 勝くるみ(白梅学園3東京) 2分08秒25 走幅跳 白土莉紅(成田3千葉) 5m97(+0.1)

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.18

26年7月に第1回U23アジア選手権開催が決定! アジア跳躍選手権も実施予定

アジア陸上競技評議会(AAC)は、2026年7月9日から12日の日程で、第1回U23アジア選手権を中国・オルドスで開催することを発表した。 陸上競技では、U18やU20など年齢別の競技会が実施されており、U20カテゴリー […]

NEWS 中大・吉居駿恭主将「一番恩返しできるのが優勝」 溜池一太は初マラソン意向も「箱根だけしか考えていない」

2025.12.18

中大・吉居駿恭主将「一番恩返しできるのが優勝」 溜池一太は初マラソン意向も「箱根だけしか考えていない」

第102回箱根駅伝で30年ぶりとなる総合優勝を狙う中大が12月18日、東京・八王子市の多摩キャンパスで合同取材を開いた。 主将の吉居駿恭(4年)は「昨年の11月中旬くらいに(総合優勝の)目標を立てました。昨年の全日本の結 […]

NEWS 3年ぶりV奪還狙う駒大 藤田敦史監督「課題だった選手層に自信がある」大八木総監督、現状は「80点」/箱根駅伝

2025.12.18

3年ぶりV奪還狙う駒大 藤田敦史監督「課題だった選手層に自信がある」大八木総監督、現状は「80点」/箱根駅伝

第102回箱根駅伝に出場する駒大が18日、オンラインで合同会見を開いて藤田敦史監督、大八木弘明総監督が出席した。 これまで8度の箱根駅伝総合優勝を誇る駒大。だが、2022年度に出雲駅伝、全日本大学駅伝と合わせて3冠を果た […]

NEWS 30年ぶり箱根駅伝総合Vへ中大が合同取材! 夏場の走り込みに手応え 藤原正和監督「調子の上昇曲線が非常に高い」

2025.12.18

30年ぶり箱根駅伝総合Vへ中大が合同取材! 夏場の走り込みに手応え 藤原正和監督「調子の上昇曲線が非常に高い」

第102回箱根駅伝で30年ぶりとなる総合優勝を狙う中大が12月18日、東京・八王子市の多摩キャンパスで合同取材を開いた。 藤原正和駅伝監督は「新チームになってから総合優勝という目標を定めてやってきました。残り半月は地に足 […]

NEWS 山梨学大元顧問の秋山勉さんが死去 創部から強豪への土台を築く、東農大で箱根駅伝4度出走

2025.12.18

山梨学大元顧問の秋山勉さんが死去 創部から強豪への土台を築く、東農大で箱根駅伝4度出走

山梨学大の元顧問で駅伝チームの始動から携わった秋山勉さんが12月17日、心室頻拍のため亡くなった。85歳だった。 秋山さんは山梨県甲府市出身で、山梨農林高時代に全国高校駅伝(1956年/第7回)で4区を走った実績がある。 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top