世界陸連の今季ダイヤモンドリーグ(DL)が5月13日、ドーハ(カタール)で開幕し、男子やり投は2019年ドーハ世界選手権金メダリストのA.ピータース(グレナダ)が世界歴代5位の93m07で優勝した。
24歳のピータースはこれまでの自己ベストが87m31(19年)だったが、1投目から自己新の88m96をスロー。5投目に90m19を放つと最終投てきでさらに記録を伸ばした。2位は東京五輪銀メダリストのJ.ヴァドレイヒ(チェコ)で、自身初の90m台となる90m88をマークした。
男子400mハードルでは東京五輪銅メダリストの21歳・A.ドス・サントス(ブラジル)がセカンドベストとなる47秒24で大会新V。2位には東京五輪銀のR.ベンジャミン(米国)がシーズンベストの47秒49で入った。
女子400mは東京五輪銀メダリストのM.パウリーノ(ドミニカ)が51秒20で勝ち、東京五輪4位のS.A.マクファーソン(ジャマイカ)が51秒69で2位に続いた。五輪2連覇(リオ、東京)のS.ミラー・ウイボ(バハマ)は51秒84で3位にとどまり、19年ドーハ世界選手権決勝でE.ナセル(バーレーン)に優勝を許して以来の敗戦だった。
男子走高跳は3月の世界室内選手権金メダリストの禹相赫(ウ・サンヒョク)が今季世界最高の2m33でV。東京五輪で金メダルを分け合ったM.E.バルシム(カタール)とG.タンべリ(イタリア)も出場したが、バーシムは2m30で2位、タンべリは2m20で7位だった。
男子3000m障害は東京五輪金メダルのS.エル・バッカリ(モロッコ)が今季世界最高の8分09秒66で優勝。女子3000mは2000mの世界記録保持者・F.ニョンサバ(ブルンジ)が8分37秒70の今季世界最高で制した。
女子200mは東京五輪銅メダリストのG.トーマス(米国)が大会タイ記録の21秒98(+1.3)で勝利。男子200mはドーハ世界選手権金メダリストのN.ライルズ(米国)が19秒72(+2.1)で制した。
なお、この日行われる予定だった男子棒高跳は強風の影響で競技が行われず、14日に室内競技場で実施されることになった。
今季のDLはドーハ大会を皮切りに、最終戦となる9月7日~8日のチューリッヒまで計13戦が行われる。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2024.12.14
編集部コラム「仕事納めって、なに?」
-
2024.12.13
-
2024.12.13
-
2024.11.24
-
2024.11.20
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.12.15
中学駅伝の頂点目指して48チームが対決! 女子11時10分、男子12時15分号砲/全中駅伝
◇第32回全国中学校駅伝(12月15日/滋賀・希望が丘文化公園 男子6区間18km、女子5区間12km) 第32回全国中学校駅伝が12月15日、滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。都道府県大会を […]
2024.12.14
編集部コラム「仕事納めって、なに?」
毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]
2024.12.14
京山・石原万結は5区 神村学園・瀬戸口恋空は2年連続1区 大沢野も長森結愛、黒川志帆が3km区間に/全中駅伝・女子
第32回全国中学駅伝は12月15日、滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。14日には開会式が行われ、併せて区間エントリーも発表された。 女子は1区、5区が3km、2区から4区までは2kmの5区間1 […]
2024.12.14
京山はエースの玉川彩人が3区 坂は8分台トリオを前半に配置 鶴ヶ島藤は植松遼がアンカー/全中駅伝・男子
第32回全国中学駅伝は12月15日、滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。14日には開会式が行われ、併せて区間エントリーも発表された。 史上初の2年連続男女優勝を目指す京山(岡山)は全中3000m […]
2024.12.14
第5回大学対校男女混合駅伝の出場校が決定! 大東大、環太平洋大、亜細亜大、早大が初出場!! 2月16日に大阪・長居で開催
12月12日、関西学連は25年2月16日に開催される第5回全国大学対校男女混合駅伝の出場チームを発表した。 同大会は2021年に大学駅伝では国内初の男女混合レースとして誕生。これまでは「全国招待大学対校男女混合駅伝」とい […]
Latest Issue 最新号
2024年12月号 (11月14日発売)
全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会