HOME ニュース、国内

2022.04.30

やり投・ディーン元気が81m91で国内初戦飾る「冷静さ」求め気持ちコントロール/木南記念
やり投・ディーン元気が81m91で国内初戦飾る「冷静さ」求め気持ちコントロール/木南記念


◇木南記念(4月30日・5月1日/大阪・ヤンマースタジアム長居)1日目

日本グランプリシリーズ大阪大会の木南記念の初日。男子やり投はディーン元気(ミズノ)が81m91を投げて優勝した。

「前半は70m中盤くらい」という気持ちで臨んで75m26。「少しずつ上げていく」という想定通りに試合を進め、4回目に80m68、優勝を決めたあとの6回目に81m91まで記録を伸ばした。

広告の下にコンテンツが続きます

助走スピードは「もう少し上げたかった」ともいうが、「やりに力を伝えられたかな」と及第点を与えたディーン。1月からフィンランドに渡り、その後スペイン合宿を挟んで、最後は恒例となっている南アフリカでシーズンインした。フィンランドと南アフリカでは、やり投界のレジェンドであるT.ピトカマキ(フィンランド)にアドバイスをもらい、「上半身で投げる種目ではない」「自分よがりの投げをしない」と伝授された。

東京五輪を狙った昨年は「調子が良かっただけに気持ちをコントロールできずに悔しい思いをした」と反省。今季は「冷静に、と言い聞かせ」て、自分にフォーカスするように意識している。リラックスすることで無駄な力が入らないようにし、「助走から、しっかり潜り込む」ポイントを押さえた投げだった。

「やり投は5~6m簡単に記録が伸びる。セイコーゴールデングランプリでは優勝と、あわよくば世界選手権の参加標準記録85mも」と意気込む。「もう30歳なので」と笑うディーンは、成熟したスロワーとしてパリ五輪を迎えるための一歩目を踏み出した。

◇木南記念(4月30日・5月1日/大阪・ヤンマースタジアム長居)1日目 日本グランプリシリーズ大阪大会の木南記念の初日。男子やり投はディーン元気(ミズノ)が81m91を投げて優勝した。 「前半は70m中盤くらい」という気持ちで臨んで75m26。「少しずつ上げていく」という想定通りに試合を進め、4回目に80m68、優勝を決めたあとの6回目に81m91まで記録を伸ばした。 助走スピードは「もう少し上げたかった」ともいうが、「やりに力を伝えられたかな」と及第点を与えたディーン。1月からフィンランドに渡り、その後スペイン合宿を挟んで、最後は恒例となっている南アフリカでシーズンインした。フィンランドと南アフリカでは、やり投界のレジェンドであるT.ピトカマキ(フィンランド)にアドバイスをもらい、「上半身で投げる種目ではない」「自分よがりの投げをしない」と伝授された。 東京五輪を狙った昨年は「調子が良かっただけに気持ちをコントロールできずに悔しい思いをした」と反省。今季は「冷静に、と言い聞かせ」て、自分にフォーカスするように意識している。リラックスすることで無駄な力が入らないようにし、「助走から、しっかり潜り込む」ポイントを押さえた投げだった。 「やり投は5~6m簡単に記録が伸びる。セイコーゴールデングランプリでは優勝と、あわよくば世界選手権の参加標準記録85mも」と意気込む。「もう30歳なので」と笑うディーンは、成熟したスロワーとしてパリ五輪を迎えるための一歩目を踏み出した。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.08

サニブラウンがU20合宿にサプライズ登場!「みなさんが日本陸上界の未来」期待のジュニア選手たちにエール

有力ジュニア選手が全国から集まるU20オリンピック育成競技者研修合宿が12月4日から7日までの4日間、ナショナルトレーニングセンターで行われた。 選手たちが集合し、開講式が開かれて最初の研修に登場したのが男子短距離のサニ […]

NEWS U20世代トップ選手約60人が4日間合宿! 100mインターハイ2位の菅野翔唯、100mH高校記録保持者・石原南菜ら参加

2025.12.08

U20世代トップ選手約60人が4日間合宿! 100mインターハイ2位の菅野翔唯、100mH高校記録保持者・石原南菜ら参加

ジュニア世代の有力選手が対象の「U20オリンピック育成競技者研修合宿」が12月4~7日の4日間、東京都北区のナショナルトレーニングセンターで行われた。 インターハイやU20日本選手権、U18大会などで上位に入った高校生や […]

NEWS 富士山女子駅伝の全日本大学選抜に立教大・小川陽香、明治国際医療大・古西亜海ら12人選出

2025.12.08

富士山女子駅伝の全日本大学選抜に立教大・小川陽香、明治国際医療大・古西亜海ら12人選出

日本学生陸上競技連合は12月8日、2025全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)に出場する全日本大学選抜チームの選手を発表した。 全日本大学選抜チームは全国8地区学連(北海道、東北、関東、北信越、東海、関西、中国四国、 […]

NEWS 2026年関東インカレは5月21日~24日に宇都宮で初開催! 参加標準記録も発表

2025.12.08

2026年関東インカレは5月21日~24日に宇都宮で初開催! 参加標準記録も発表

12月8日、関東学連は2026年の関東インカレを、栃木県宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎで5月21日から24日に開催すると発表した。 関東の学生ナンバーワンを決める関東インカレは、来年で第105回を迎える伝統の対校戦。 […]

NEWS 女子400mのナセルがアディダスと契約 パリ五輪銀、東京世界陸上銅メダリスト

2025.12.08

女子400mのナセルがアディダスと契約 パリ五輪銀、東京世界陸上銅メダリスト

女子400mのアジア記録保持者、S.E.ナセル(バーレーン)がアディダスとのプロ契約を結んだことを発表した。自身のSNSで契約締結に関して「新たな挑戦と歴史的偉業に向け、アディダスの献身的な取り組みとパートナーシップは極 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top