日本グランプリシリーズ・兵庫リレーカーニバルの男子2000m障害で、2年連続の日本最高記録が誕生。楠康成(阿見アスリートクラブ)が5分29秒11をマークし、前回大会で阪口竜平 (SGホールディングス/現・京都陸協)が作った記録(5.29.89)を0.78秒塗り替えた。
「もともと僕が、1500mから転向して一番最初に結果が出た種目だった」と楠。18年までは1500m主体の中距離ランナーだったが、世界を目指して3000m障害への転向を決意。その1年目だった19年7月のホクレンディスタンスチャレンジでこの種目の日本最高(5分31秒82)をマークしていただけに、1年で記録保持者の称号を取り返し、「うれしいです」と胸を張った。
それでも、「あと1000m延びるので」と浮かれた様子はない。3000m障害は昨年の東京五輪では三浦龍司(順大)が7位入賞を果たすなど、好記録が立て続けに生まれる活況。その中で、楠も一昨年に8分28秒01まで自己ベストを短縮したが、昨年の日本選手権では6位と、世界にはまだ届いていない。
「すごく盛り上がっている種目。しっかりと僕も含めてみんなで押し上げられるようにしたい」。そう語る楠の視線は、常に前へ。ハイレベルの中で勝ち上がる決意がうかがえた。
◇第70回兵庫リレーカーニバル(4月24日/神戸総合)
日本グランプリシリーズ・兵庫リレーカーニバルの男子2000m障害で、2年連続の日本最高記録が誕生。楠康成(阿見アスリートクラブ)が5分29秒11をマークし、前回大会で阪口竜平 (SGホールディングス/現・京都陸協)が作った記録(5.29.89)を0.78秒塗り替えた。
「もともと僕が、1500mから転向して一番最初に結果が出た種目だった」と楠。18年までは1500m主体の中距離ランナーだったが、世界を目指して3000m障害への転向を決意。その1年目だった19年7月のホクレンディスタンスチャレンジでこの種目の日本最高(5分31秒82)をマークしていただけに、1年で記録保持者の称号を取り返し、「うれしいです」と胸を張った。
それでも、「あと1000m延びるので」と浮かれた様子はない。3000m障害は昨年の東京五輪では三浦龍司(順大)が7位入賞を果たすなど、好記録が立て続けに生まれる活況。その中で、楠も一昨年に8分28秒01まで自己ベストを短縮したが、昨年の日本選手権では6位と、世界にはまだ届いていない。
「すごく盛り上がっている種目。しっかりと僕も含めてみんなで押し上げられるようにしたい」。そう語る楠の視線は、常に前へ。ハイレベルの中で勝ち上がる決意がうかがえた。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.16
橋岡優輝が家族での初教室「楽しみながら陸上に触れて」
-
2025.11.14
-
2025.11.13
-
2025.11.15
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.11.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.19
マラソン日本記録保持者・鈴木健吾が神奈川大のアンバサダー就任 「刺激や勇気を届けられる存在でありたい」
神奈川大は11月19日、男子マラソン日本記録保持者でOBの鈴木健吾が陸上部のアンバサダーに就任したと発表した。 鈴木は箱根駅伝では3年連続で2区を担い、3年時に区間賞を獲得。4年時には東京マラソンで2時間10分21秒で走 […]
2025.11.19
岡山・京山が今年も男女ともに全国出場! 全中1500m優勝・是枝愛香を擁する内部は26年ぶり/中学駅伝
12月14日に行われる第33回全国中学校駅伝の出場を懸けた県大会が、11月14日から16日にかけて、全国10県で行われた。 14日の岡山県大会では、2年前に全国男女優勝、女子は昨年も連覇を飾った京山が圧倒的な継走を披露。 […]
2025.11.19
世界陸連フェアプレー賞最終候補者発表 棒高跳・カラリス、1500m・カー、3000m障害のヴァン・デ・ベルデの3名
世界陸連(WA)は11月18日、ワールド・アスレティクス・アワード2025のフェアプレー賞の最終候補者を発表した。 男子棒高跳のE.カラリス(ギリシャ)は東京世界選手権の銀メダリスト。自身の試技に臨むだけでなく、同種目の […]
2025.11.19
エディオンDCエントリー 田中希実3年8ヵ月ぶりのトラック1万m 五島莉乃、樺沢和佳奈、高島由香、不破聖衣来も
日本実業団連合は11月18日夜、エディオンディスタンスチャレンジin大阪2025(12月6日/大阪・ヤンマースタジアム長居)のエントリー選手を発表した。 女子10000mには田中希実(New Balance)がエントリー […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025