HOME 学生長距離

2022.03.12

大東大新監督にOBの真名子圭・仙台育英高監督 高校での実績携え母校再建へ
大東大新監督にOBの真名子圭・仙台育英高監督 高校での実績携え母校再建へ


2019年に男子の全国高校駅伝を制した仙台育英高監督の真名子圭氏が、4月1日付で母校の大東大男子長距離ブロック監督に就任することが3月11日、わかった。

真名子氏は三重県出身の43歳。四日市工高から大東大に進むと、3000m障害を専門にインカレなどで活躍した。箱根駅伝には4年連続で出場し、駅伝主将を務めた4年時には10区で区間新記録をマーク。2001年に本田技研(現・Honda)に入社し、全日本実業団対抗駅伝などに出場した。

広告の下にコンテンツが続きます

現役引退後に母校で教員免許を取得すると、地元・三重での高校教員を経て、仙台育英高には2012年に着任。東日本大震災の影響による主力部員の転校後に指導することになったが、14年からは8年連続でチームを都大路に導いた。

17年に3位に入り、2年後には12年ぶり8回目の優勝。釜石慶太監督率いる女子とともに26年ぶり2度目の男女制覇を達成した。翌20年は2位、21年は3位と、3年連続でメダルを獲得している。

教え子には男子5000mのU20日本記録(13分25秒87)保持者で、今年の箱根駅伝1区区間新の吉居大和(現・中大)、弟の駿恭(4月から中大進学)などがいる。

大東大は箱根駅伝に50回出場して総合優勝は4回。全日本大学駅伝は7度、出雲駅伝は1度制し、1990年度には学生三大駅伝3冠に輝いた。だが、近年は低迷し、箱根駅伝には2019年の本戦に出場した後、3年連続で予選会で敗退。チーム再建へ真名子氏の手腕に注目が集まる。

広告の下にコンテンツが続きます

後任の仙台育英高男子監督は後日発表される見込み。

2019年に男子の全国高校駅伝を制した仙台育英高監督の真名子圭氏が、4月1日付で母校の大東大男子長距離ブロック監督に就任することが3月11日、わかった。 真名子氏は三重県出身の43歳。四日市工高から大東大に進むと、3000m障害を専門にインカレなどで活躍した。箱根駅伝には4年連続で出場し、駅伝主将を務めた4年時には10区で区間新記録をマーク。2001年に本田技研(現・Honda)に入社し、全日本実業団対抗駅伝などに出場した。 現役引退後に母校で教員免許を取得すると、地元・三重での高校教員を経て、仙台育英高には2012年に着任。東日本大震災の影響による主力部員の転校後に指導することになったが、14年からは8年連続でチームを都大路に導いた。 17年に3位に入り、2年後には12年ぶり8回目の優勝。釜石慶太監督率いる女子とともに26年ぶり2度目の男女制覇を達成した。翌20年は2位、21年は3位と、3年連続でメダルを獲得している。 教え子には男子5000mのU20日本記録(13分25秒87)保持者で、今年の箱根駅伝1区区間新の吉居大和(現・中大)、弟の駿恭(4月から中大進学)などがいる。 大東大は箱根駅伝に50回出場して総合優勝は4回。全日本大学駅伝は7度、出雲駅伝は1度制し、1990年度には学生三大駅伝3冠に輝いた。だが、近年は低迷し、箱根駅伝には2019年の本戦に出場した後、3年連続で予選会で敗退。チーム再建へ真名子氏の手腕に注目が集まる。 後任の仙台育英高男子監督は後日発表される見込み。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.27

東邦銀行・田代優仁が今季限りで退部 ハードルで活躍「誇りを胸に次のステージでも精進を」

東邦銀行は12月25日、田代優仁が今季限りで退部すると発表した。 田代は岩手県出身の28歳。中学3年時に全中110mハードルで4位に入り、盛岡四高では110mハードルと400mハードルで活躍し、3年時に400mハードルで […]

NEWS しまむら・菊地優子と中馬蘭奈が年内で退部 「やっていたからこそできた経験」 「今後も新たな挑戦続ける」

2025.12.27

しまむら・菊地優子と中馬蘭奈が年内で退部 「やっていたからこそできた経験」 「今後も新たな挑戦続ける」

しまむら陸上競技部は12月27日、菊地優子と中馬蘭奈が2025年をもって退部すると発表した。 埼玉県出身の菊地は伊奈総合高3年時にインターハイ3000mに出場し、全国高校駅伝では2区10位。白鴎大では全日本大学女子駅伝を […]

NEWS 桐生祥秀と山縣亮太が激突 走幅跳に泉谷駿介 トップ選手が続々 エントリー状況発表/JAG大崎

2025.12.27

桐生祥秀と山縣亮太が激突 走幅跳に泉谷駿介 トップ選手が続々 エントリー状況発表/JAG大崎

2026年2月14日、15日に開催される「Japan Athlete Games in Osaki 2026」(鹿児島県大崎町・ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅)の12月25日時点でのエントリー状況が12月26 […]

NEWS 名古屋アジア大会のマラソン、競歩の日程案が発表 マラソンは9月26日

2025.12.26

名古屋アジア大会のマラソン、競歩の日程案が発表 マラソンは9月26日

愛知・名古屋アジア大会組織委員会は、26年9月に開催される名古屋アジア大会のマラソンと競歩種目の日程と会場案を発表した。 マラソンは男女とも9月26日(土)に実施を予定。時差スタートで、男子は7時30分、女子は7時50分 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/創部111年の年で「1位」に挑む早大 強力な主軸擁し「間違いなく前回より強い」

2025.12.26

箱根駅伝Stories/創部111年の年で「1位」に挑む早大 強力な主軸擁し「間違いなく前回より強い」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 One早稲田のスローガンで 創部111年と「1」並びの年に、早大は「 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top