写真/Agence SHOT
男子マラソンで世界記録2時間1分39秒、非公認で1時間59分40秒を持つエリウド・キプチョゲ(ケニア)が、このほど月刊陸上競技のインタビューに応じ、今後の目標について明かした。
キプチョゲは36歳で臨んだ今夏の東京五輪を、一人別次元の強さを見せて2時間8分38秒で優勝。16年リオ五輪に続いて、2大会連続で金メダルを獲得した。11月には37歳になったキプチョゲ。現在も「故障もない」と順調に練習を再開しており「引退はまったく考えていない」と語る。
五輪後の目標については、「ワールドマラソンメジャーズ全制覇」だというキプチョゲ。ワールドメジャーズとは、東京、ボストン、ロンドン、ベルリン、シカゴ、ニューヨークの6大会のこと(五輪・世界選手権もポイント対象大会)。キプチョゲはこれまでロンドンを4度、ベルリンでは18年の世界記録樹立を含め3度制している。14年にシカゴも優勝しており、残す大会は東京、ボストン、ニューヨークの3大会。22、23年にかけて参戦する意向を持ち、「東京に出場したい」と意欲を示す。
その上で、「ここまでくればオリンピックの3連覇に挑戦することは当然の流れ。この先、何が起こるかは誰にも予測できませんが、人間の能力は無限だと思っています。近道はありません。一歩一歩、地味な努力の積み重ねが大事です」と、3年後のパリ五輪で3大会連続金メダルを狙う。マラソンでの3連覇となれば史上初となる。
このほか、現在の状態、練習のスケジュール、五輪への挑戦など、月刊陸上競技2月号のインタビューで詳しく応えている。
■キプチョゲのマラソン全成績
2013年
ハンブルク優勝2.05.30
ベルリン2位2.04.05=当時世界歴代4位
2014年
ロッテルダム優勝2.05.00
シカゴ優勝2.04.11
2015年
ロンドン優勝2.04.42
ベルリン優勝2.04.00=当時世界歴代6位
2016年
ロンドン優勝2.03.05=当時世界歴代2位
リオ五輪優勝2.08.44
2017年
ベルリン優勝2.03.32
2018年
ロンドン優勝2.04.17
ベルリン優勝2.01.39=世界記録
2019年
ロンドン優勝2.02.37
2020年
ロンドン8位2.06.49
2021年
NN Mission優勝2.04.30
東京五輪優勝2.08.38
●その他自己ベスト
5000m12分46秒53
10000m26分49秒02
非公認マラソン1時間59分40秒
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2024.04.18
茨城・つくば市に待望の陸上競技場が2027年に完成予定 上郷高校跡地に建設
-
2024.04.18
-
2024.04.17
-
2024.04.17
-
2024.04.17
-
2024.04.17
-
2024.04.16
2024.04.12
40年以上の人気シューズ”ペガサス”シリーズの最新作!「ナイキ ペガサス 41」が登場!
2024.04.17
パリ五輪の公式スポーツウエアが公開!赤を基調にパリの日の出イメージ 環境への配慮も
-
2024.04.15
-
2024.04.12
2024.04.12
40年以上の人気シューズ”ペガサス”シリーズの最新作!「ナイキ ペガサス 41」が登場!
-
2024.03.28
-
2024.04.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.04.18
ナイキが13人のトップアスリートと“未来のシューズ”を構想 A.I.Rプロジェクトが新たな可能性を拡大
ナイキは4月18日、同社のシューズを手がけるデザイナーと13人のトップアスリートがタッグを組み、未来の可能性を描くプロダクトを構想するプロジェクトを発表。アスリートたちの意見を盛り込んだ大胆なフットウェアを発表した。 ナ […]
2024.04.18
中京大中京高前顧問の北村肇氏が日本福祉大の総合コーチ就任「東海学生の競技レベルを引き上げたい」
3月まで中京大中京高(愛知)陸上競技部の顧問を務めていた北村肇氏が、4月10日付で日本福祉大学(本部・愛知県美浜町)陸上競技部の指導者として総合コーチに就任した。 北村氏は愛知県出身の65歳。中京高(現・中京大中京高)3 […]
2024.04.18
茨城・つくば市に待望の陸上競技場が2027年に完成予定 上郷高校跡地に建設
茨城県つくば市は2027年度に陸上競技場をオープンさせる基本計画をとりまとめ、市内に待望の陸上競技場が完成する目処が立った。 市内で公認競技会を開ける競技場が筑波大の陸上競技場のみであり、「スポーツ推進計画」において20 […]
2024.04.17
【プレゼント】雪印メグミルクのサプリメントを5名様にプレゼント!/2024年5月号
近年、駅伝やマラソンに出場するランナーの間では高反発で推進力を生みだすカーボンプレート入り厚底シューズの着用が主流になり、タイムの短縮やスピード化が顕著だ。その反面、身体への負荷が大きいと言われており、持久力や筋力の強化 […]
Latest Issue 最新号
2024年5月号 (4月12日発売)
パリ五輪イヤー開幕!