HOME ニュース、海外

2021.07.02

女子400mのナセルがドーピング違反で2年間の資格停止が決定、東京五輪とユージン世界選手権は出場できず
女子400mのナセルがドーピング違反で2年間の資格停止が決定、東京五輪とユージン世界選手権は出場できず


スポーツ仲裁裁判所(CAS)は6月30日、19年ドーハ世界選手権女子400m覇者のE.ナセル(バーレーン)に対し、ドーピングの居場所情報関連義務違反により、2年間の資格停止処分を科すことを発表した。処分は6月30日から。これにより、ナセルの東京五輪、来年のユージン世界選手権への出場の可能性はなくなった。

ナセルはドーピング検査の居場所情報申告に関し、1年間に3度の違反を犯したとの理由で世界陸連(WA)から昨年6月に暫定処分を受けたが、同年10月にWAの懲戒裁決機関(The World Athletics Disciplinary Tribunal)が義務違反に当たらないとして、一時は処分が撤回された。

しかし、その後にWAの独立監視部門がこの判断を不服としてCASへ上告し、判定が覆った。また、さかのぼって2019年11月25日以降の競技結果も無効となった。

広告の下にコンテンツが続きます

ナセルはドーハ世界選手権で世界歴代3位の48秒14をマークして金メダルを獲得した。

スポーツ仲裁裁判所(CAS)は6月30日、19年ドーハ世界選手権女子400m覇者のE.ナセル(バーレーン)に対し、ドーピングの居場所情報関連義務違反により、2年間の資格停止処分を科すことを発表した。処分は6月30日から。これにより、ナセルの東京五輪、来年のユージン世界選手権への出場の可能性はなくなった。 ナセルはドーピング検査の居場所情報申告に関し、1年間に3度の違反を犯したとの理由で世界陸連(WA)から昨年6月に暫定処分を受けたが、同年10月にWAの懲戒裁決機関(The World Athletics Disciplinary Tribunal)が義務違反に当たらないとして、一時は処分が撤回された。 しかし、その後にWAの独立監視部門がこの判断を不服としてCASへ上告し、判定が覆った。また、さかのぼって2019年11月25日以降の競技結果も無効となった。 ナセルはドーハ世界選手権で世界歴代3位の48秒14をマークして金メダルを獲得した。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.15

【大会結果】丹後大学駅伝 第87回関西学生対校駅伝(2025年11月15日)

【大会成績】第87回関西学生対校駅伝(2025年11月15日/京都・宮津市民体育館~京丹後はごろも陸上競技場:8区間74.4km) 総合成績 オープン    青学大 広告の下にコンテンツが続きます 区間賞 1区(9.9k […]

NEWS 関西の学生駅伝王座を懸けたレースが今日開催! 関大、大経大、関学大が優勝争う/丹後大学駅伝

2025.11.15

関西の学生駅伝王座を懸けたレースが今日開催! 関大、大経大、関学大が優勝争う/丹後大学駅伝

◇丹後大学駅伝/第87回関西学生駅伝(11月15日/京都・宮津市民体育館~京丹後はごろも競技場着8区間74.7km) 関西の学生駅伝ナンバーワンを決める丹後大学駅伝は11月15日、8時50分に京都・宮津市民体育館をスター […]

NEWS 編集部コラム「今年も残り1か月半」

2025.11.14

編集部コラム「今年も残り1か月半」

毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]

NEWS 地区高校駅伝 今週末は5ヵ所で開催 年末の都大路へ地区代表を懸けた激しい継走続々

2025.11.14

地区高校駅伝 今週末は5ヵ所で開催 年末の都大路へ地区代表を懸けた激しい継走続々

全国高校駅伝の出場権を懸けた地区高校駅伝(地区大会)が明日11月15日、あさって16日、全国5ヵ所で開催される。 全国大会(12月21日/京都)は11月上旬までに終了した都道府県大会47代表に加え、昨年からは11地区の地 […]

NEWS 東京デフリンピックが明日開幕!湯上剛輝ら代表の陸上は17日から駒沢を主会場に熱戦

2025.11.14

東京デフリンピックが明日開幕!湯上剛輝ら代表の陸上は17日から駒沢を主会場に熱戦

4年に一度、聴覚障者のための世界規模の総合スポーツ競技大会「デフリンピック」が11月15日に開幕する。デフリンピックは第1回大会が1924年と歴史が長く、今年が100周年の節目。日本での開催は初めてとなる。陸上競技は17 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top