東京五輪代表選考会となる全米五輪選考会がユージンで開幕し、男子砲丸投でライアン・クルーザーが23m37の世界新記録を打ち立てた。
クルーザーは1回目に22m61を放つと3回目には22m73と記録を伸ばした。そして4回目に力強い回転から放った砲丸は大きく距離を伸ばして落ちる。好記録を確信したクルーザーは喜びを爆発。23m37で1990年にランディ・バーンズ(米国)が樹立した23m12の世界記録を31年ぶりに更新した。クルーザーがそのまま優勝し東京五輪代表に。ジョー・コヴァクスが22m34で2位、ペイトン・オッターダールが3位だった。
クルーザーは1992年生まれの28歳。身長201cm。リオ五輪で金メダリストとなり、2019年のドーハ世界選手権は銀メダル。昨年7月に22m91(当時世界歴代3位タイ)を放ち、今年5月には世界歴代3位の23m01を投げており、世界記録更新に期待が寄せられていた。なお、1月には室内で22m82を投げ、こちらもバーンズが持っていた22m66の室内世界記録を32年ぶりに更新している。
全米五輪選考会は現地時間6月27日まで開かれる。

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