HOME 国内、大学

2021.05.20

2部10000mヴィンセントがV 日本人トップは駒大・唐澤「箱根駅伝に出られなかった悔しさあった」/関東IC
2部10000mヴィンセントがV 日本人トップは駒大・唐澤「箱根駅伝に出られなかった悔しさあった」/関東IC

◇関東インカレ(5月20~23日/神奈川・相模原)

関東インカレ初日に男子2部10000mが行われ、東京国際大のイェゴン・ヴィンセントが27分30秒24の自己新、学生歴代3位のタイムで圧勝した。レース途中からは文字通り独走。箱根駅伝2区区間記録保持者が貫禄の走りで他を圧倒し「勝ててうれしい」と笑顔を見せた。2位にはフィリップ・ムルワ(創価大)が27分56秒11で入った。

日本人トップの3位には28分05秒76で唐澤拓海(駒大)が食い込んだ。「最初はスローペースで焦った」と言うが、明大の鈴木聖人が日本人トップ集団を引っ張るレースとなり、「そこについていくことだけを考えた」と唐澤。「最後もスパートする余裕がありました。タイムはどうでもよくて、とにかくついていこうと」と、2年生ながら冷静なレース運びを見せた。

ルーキーイヤーだった昨シーズンは、駒大が誇る強力な世代の中で存在感を示したものの、箱根駅伝は走ることができず。「箱根に出られなかった悔しさがあって、合宿など頑張ってきた」と唐澤。その言葉通り、3月には5000mで13分40秒90、4月には10000mで28分02秒52と自己記録を更新し、関東インカレで日本人トップに立った。日本選手権では田澤廉、そして同期の鈴木芽吹が2、3位を占める姿をテレビで見て、「今の自分では2人についていくのは無理。差を感じた」と言いが、「刺激になるし、早く2人に追いつきたい」と強気な姿勢は崩さない。

全日本大学駅伝、箱根駅伝を制した駒大を“令和の常勝軍団”に押し上げるべく、成長著しい唐澤が大きな役割を担いそうだ。

◇関東インカレ(5月20~23日/神奈川・相模原) 関東インカレ初日に男子2部10000mが行われ、東京国際大のイェゴン・ヴィンセントが27分30秒24の自己新、学生歴代3位のタイムで圧勝した。レース途中からは文字通り独走。箱根駅伝2区区間記録保持者が貫禄の走りで他を圧倒し「勝ててうれしい」と笑顔を見せた。2位にはフィリップ・ムルワ(創価大)が27分56秒11で入った。 日本人トップの3位には28分05秒76で唐澤拓海(駒大)が食い込んだ。「最初はスローペースで焦った」と言うが、明大の鈴木聖人が日本人トップ集団を引っ張るレースとなり、「そこについていくことだけを考えた」と唐澤。「最後もスパートする余裕がありました。タイムはどうでもよくて、とにかくついていこうと」と、2年生ながら冷静なレース運びを見せた。 ルーキーイヤーだった昨シーズンは、駒大が誇る強力な世代の中で存在感を示したものの、箱根駅伝は走ることができず。「箱根に出られなかった悔しさがあって、合宿など頑張ってきた」と唐澤。その言葉通り、3月には5000mで13分40秒90、4月には10000mで28分02秒52と自己記録を更新し、関東インカレで日本人トップに立った。日本選手権では田澤廉、そして同期の鈴木芽吹が2、3位を占める姿をテレビで見て、「今の自分では2人についていくのは無理。差を感じた」と言いが、「刺激になるし、早く2人に追いつきたい」と強気な姿勢は崩さない。 全日本大学駅伝、箱根駅伝を制した駒大を“令和の常勝軍団”に押し上げるべく、成長著しい唐澤が大きな役割を担いそうだ。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.10.27

ケジェルチャがハーフマラソンで世界新! キプリモの記録を3年ぶり塗り替える57分30秒 女子ゲティチも歴代2位の1時間3分04秒/バレンシアハーフ

10月27日、バレンシア・ハーフマラソンがスペインで行われ、男子ではY.ケジェルチャ(エチオピア)が57分30秒の世界新記録で優勝した。従来の世界記録は2021年のリスボンでJ.キプリモ(ウガンダ)が樹立した57分31秒 […]

NEWS 甲南大が女子4×200mR学生新記録! インカレ四継Vメンバーで1分35秒42

2024.10.27

甲南大が女子4×200mR学生新記録! インカレ四継Vメンバーで1分35秒42

10月27日、兵庫県伊丹市の住友総合グランド陸上競技場で、第13回日本記録挑戦記録会が行われ、女子4×200mリレーで甲南大が日本学生新、日本歴代3位の1分35秒42をマークした。 甲南大のオーダーは1走から奥野由萌、岡 […]

NEWS 拓大7位で2年ぶりシード!中盤上位の奮闘、5区・不破聖衣来「1つでも前へ」/全日本大学駅伝

2024.10.27

拓大7位で2年ぶりシード!中盤上位の奮闘、5区・不破聖衣来「1つでも前へ」/全日本大学駅伝

◇第42回全日本大学女子駅伝(10月27日/宮城・弘進ゴムアスリートパーク仙台発着・6区間38.0km) 第42回全日本大学女子駅伝が行われ、立命大が2時間3分03秒で9年ぶり11度目の優勝を飾った。 拓大が2時間6分4 […]

NEWS 城西大が復活の3位!4区まで「100点」の継走で20年ぶりトップスリー/全日本大学女子駅伝

2024.10.27

城西大が復活の3位!4区まで「100点」の継走で20年ぶりトップスリー/全日本大学女子駅伝

◇第42回全日本大学女子駅伝(10月27日/宮城・弘進ゴムアスリートパーク仙台発着・6区間38.0km) 第42回全日本大学女子駅伝が行われ、立命大が2時間3分03秒で9年ぶり11度目の優勝を飾った。 城西大が2時間5分 […]

NEWS 智辯カレッジが男女そろって優勝! 3年連続で区間賞独占/奈良県高校駅伝

2024.10.27

智辯カレッジが男女そろって優勝! 3年連続で区間賞独占/奈良県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた奈良県高校駅伝が10月27日、橿原市の県立橿原公苑陸上競技場外周コースで行われ、智辯カレッジが男女ともに優勝。8年連続8回目の全国出場を決めた。 男子は、1区(10km)の和田拓真(3年)が2 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年11月号 (10月11日発売)

2024年11月号 (10月11日発売)

●ベルリンマラソン
●DLファイナル
●インカレ、実業団
●箱根駅伝予選会展望

page top