日本選手権10000mの激闘から一夜明けた5月4日、日本陸連は静岡県掛川市内のホテルで、今大会で新たに東京五輪代表内定を決めた伊藤達彦(Honda)、廣中璃梨佳(日本郵政グループ)、安藤友香(ワコール)の記者会見を開き、日本代表のTシャツ姿で登壇した3選手はそろって改めて喜びや本番への意気込みを語った。
昨年12月の日本選手権ですでに27分25秒73(日本歴代2位)と五輪参加標準記録(27分28秒00)を突破済みで、2位以内で即内定、3位以内でも代表入りの可能性があった23歳の伊藤。そのアドバンテージに甘んじることなく、27分33秒78のセカンドベストで初優勝。初の五輪代表入りに華を添えた。
「コロナ禍のなかで大会を運営してくださった関係者の方々に感謝したい。1月のニューイヤー駅伝で大腿骨を疲労骨折して一時はあきらめかけていたが、関係者の方々のおかげでスタートラインに立つことができ、優勝できたことに感謝したい」と話した伊藤。
昨晩は「興奮してなかなか寝られなかったし、この会見も緊張している」としつつも、「この緊張感も日本代表でないと味わえないものなので、たっぷり味わいたい」と笑顔がのぞく。
JAPANのユニフォームは、東京国際大4年だったユニバーシアード以来2回目。「うれしく思うし、自分の目標だったので財産になる」と伊藤。すでに同種目で五輪代表に内定済みで、常々ライバルと公言する同い年の相澤晃(旭化成)から「おめでとう。一緒の舞台で走れるね」とメッセージが届いたという。本番に向けて、「入賞できるようにがんばりたい」と言葉に力を込めた。
女子は廣中、安藤が競り合い、今大会で五輪標準(31分25秒00)を突破。2度目の10000mだった廣中が日本歴代7位の31分11秒75で初制覇、2位の安藤も歴代12位となる31分18秒18をマークし、即時内定をつかみ取った。
廣中は「12月の5000mで代表を決められずに悔しい思いをしてから、そこからの日々で練習がなかなか積むことができず、思うように走ることができず、苦しい日々があった。そんな中でもいろいろな人たちからの支えで乗り越えることができ、今回、新たな10000mという種目にチャレンジすることができ、昨日は自分らしい走りができた」。
すでにマラソンで五輪代表に内定しているチームの先輩・鈴木亜由子の背中を追いかけてきた。「私も同じ舞台で戦うんだ、という強い気持ちでやってきた」と廣中。長崎商高出身の社会人3年目、20歳のホープは、昨年14分台(14分59秒37)をマークしている5000mでの代表入りも見据えている。
「今後は世界と戦ううえでまだまだ足りないところがある。それを課題にしながら、強化していきたい」とさらなる成長へ、意欲を見せた。
安藤は、2017年のロンドン世界選手権にも出場したマラソンでの五輪代表入りを目指したが、「(昨年3月の)名古屋ウィメンズで2位になってマラソンで代表になれなかった時から、トラックで代表を狙いたい」と、今大会に懸けてきた。
「周りの方々の支えや応援のおかげで、こうして自分らしい走りで代表を決めることができてホッとした気持ち」
五輪は、「小学校の時に(シドニー五輪女子マラソンで)高橋尚子さんが金メダルを取った時に、『オリンピックってすごい』と思い始めた」というあこがれの舞台。愛知・豊川高などで着実に結果を残していくなかで、夢から目標に変わっていった。
「今までとは違うプレッシャー、緊張など、自分が想像していないことが起こると思うけど、それを味わえることも経験だし、感謝したい。その中で自分の力を出し切れるようにしたい」と抱負を述べた。
昨年の日本選手権で男子が相澤晃(旭化成)、女子は新谷仁美(積水化学)が代表に内定済み。そこからさらに、内定者を積み上げたことに対して、大会終了後の総括会見では、日本陸連の尾縣貢専務理事が、コロナ禍の中で「大会開催に尽力してくださった関係各所の方々、何よりも足を運んでくださったファンのみなさんに感謝したい。最高の舞台を用意できた中で、選手たちがそれに応えてくれた」と称えた。
また、日本陸連強化委員会の河野匡長距離・マラソンディレクターは「選手たちが最高のコンディションで五輪の舞台に立てるようにサポートすることが我々の仕事」と気を引き締めいていた。
女子はこれで3枠がすべて埋まり、男子の残り1枠は今大会の結果、今後の標準突破者やワールドランキングでターゲットナンバーに入った選手などから内定者が出されるかどうかが決まる。
■東京五輪10000m代表(5月3日時点)
・男子
相澤晃(旭化成)、伊藤達彦(Honda)
・女子
新谷仁美(積水化学)、廣中璃梨佳(日本郵政グループ)、安藤友香(ワコール)
日本選手権10000mの激闘から一夜明けた5月4日、日本陸連は静岡県掛川市内のホテルで、今大会で新たに東京五輪代表内定を決めた伊藤達彦(Honda)、廣中璃梨佳(日本郵政グループ)、安藤友香(ワコール)の記者会見を開き、日本代表のTシャツ姿で登壇した3選手はそろって改めて喜びや本番への意気込みを語った。昨年12月の日本選手権ですでに27分25秒73(日本歴代2位)と五輪参加標準記録(27分28秒00)を突破済みで、2位以内で即内定、3位以内でも代表入りの可能性があった23歳の伊藤。そのアドバンテージに甘んじることなく、27分33秒78のセカンドベストで初優勝。初の五輪代表入りに華を添えた。「コロナ禍のなかで大会を運営してくださった関係者の方々に感謝したい。1月のニューイヤー駅伝で大腿骨を疲労骨折して一時はあきらめかけていたが、関係者の方々のおかげでスタートラインに立つことができ、優勝できたことに感謝したい」と話した伊藤。昨晩は「興奮してなかなか寝られなかったし、この会見も緊張している」としつつも、「この緊張感も日本代表でないと味わえないものなので、たっぷり味わいたい」と笑顔がのぞく。JAPANのユニフォームは、東京国際大4年だったユニバーシアード以来2回目。「うれしく思うし、自分の目標だったので財産になる」と伊藤。すでに同種目で五輪代表に内定済みで、常々ライバルと公言する同い年の相澤晃(旭化成)から「おめでとう。一緒の舞台で走れるね」とメッセージが届いたという。本番に向けて、「入賞できるようにがんばりたい」と言葉に力を込めた。女子は廣中、安藤が競り合い、今大会で五輪標準(31分25秒00)を突破。2度目の10000mだった廣中が日本歴代7位の31分11秒75で初制覇、2位の安藤も歴代12位となる31分18秒18をマークし、即時内定をつかみ取った。廣中は「12月の5000mで代表を決められずに悔しい思いをしてから、そこからの日々で練習がなかなか積むことができず、思うように走ることができず、苦しい日々があった。そんな中でもいろいろな人たちからの支えで乗り越えることができ、今回、新たな10000mという種目にチャレンジすることができ、昨日は自分らしい走りができた」。すでにマラソンで五輪代表に内定しているチームの先輩・鈴木亜由子の背中を追いかけてきた。「私も同じ舞台で戦うんだ、という強い気持ちでやってきた」と廣中。長崎商高出身の社会人3年目、20歳のホープは、昨年14分台(14分59秒37)をマークしている5000mでの代表入りも見据えている。「今後は世界と戦ううえでまだまだ足りないところがある。それを課題にしながら、強化していきたい」とさらなる成長へ、意欲を見せた。安藤は、2017年のロンドン世界選手権にも出場したマラソンでの五輪代表入りを目指したが、「(昨年3月の)名古屋ウィメンズで2位になってマラソンで代表になれなかった時から、トラックで代表を狙いたい」と、今大会に懸けてきた。「周りの方々の支えや応援のおかげで、こうして自分らしい走りで代表を決めることができてホッとした気持ち」五輪は、「小学校の時に(シドニー五輪女子マラソンで)高橋尚子さんが金メダルを取った時に、『オリンピックってすごい』と思い始めた」というあこがれの舞台。愛知・豊川高などで着実に結果を残していくなかで、夢から目標に変わっていった。「今までとは違うプレッシャー、緊張など、自分が想像していないことが起こると思うけど、それを味わえることも経験だし、感謝したい。その中で自分の力を出し切れるようにしたい」と抱負を述べた。昨年の日本選手権で男子が相澤晃(旭化成)、女子は新谷仁美(積水化学)が代表に内定済み。そこからさらに、内定者を積み上げたことに対して、大会終了後の総括会見では、日本陸連の尾縣貢専務理事が、コロナ禍の中で「大会開催に尽力してくださった関係各所の方々、何よりも足を運んでくださったファンのみなさんに感謝したい。最高の舞台を用意できた中で、選手たちがそれに応えてくれた」と称えた。また、日本陸連強化委員会の河野匡長距離・マラソンディレクターは「選手たちが最高のコンディションで五輪の舞台に立てるようにサポートすることが我々の仕事」と気を引き締めいていた。女子はこれで3枠がすべて埋まり、男子の残り1枠は今大会の結果、今後の標準突破者やワールドランキングでターゲットナンバーに入った選手などから内定者が出されるかどうかが決まる。■東京五輪10000m代表(5月3日時点)
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