2026.03.01
◇東京マラソン2026(3月1日/東京・東京都庁スタート、東京駅前行幸通りフィニッシュ)
MGCシリーズ2025-2026・G1でアボット・ワールドマラソンメジャーズの東京マラソンが行われ、女子はB.コスゲイ(ケニア)が国内最高タイムの2時間14分29秒で優勝を飾った。
この大会が現役ラストランと表明していた細田あい(エディオン)が2時間23分38秒で日本人トップの10位を占め、有終の美を飾った。
全員が駆けつけたというチームメイトだけでなく、沿道のあちこちから応援の声、さらには「ありがとう」の声も聞こえてきた。普段であれば「集中し過ぎて聞こえなかったこともある」なかで、「自然と耳に入ってきた」。万感の思いがこみ上げるレースとなり、「あっという間のマラソンでした」と振り返る。
前日の会見で「心の中」としていた目標は、「昨年以上の結果(2時間27分43秒/17位)を出すことを最低限に」掲げて臨み、それを見事に達成。「終わりとしては満点だったなと思います」。
「山あり谷あり」の競技生活は、「それがあったから強くなれたし、成長できました」と細田。思い出のレースとしては昨年のクイーンズ駅伝を挙げ、「全国規模の大会でなかなか優勝をしたことがなかったので。また、チームで同じ目標に向かってやれたことは、すごく自分にとって思い出深いことでした」。
東京世界選手権の熱狂や「お世話になった方々が応援に来てもらいやすい」ことなどから最後の舞台に決めた東京。「これだけの人に応援してもらえたことが本当に幸せだなと思えました」。そう話すうち、涙があふれる。
長野東高、日体大、ダイハツ、エディオンと走り続けてきた競技人生の締めくくりに、「マラソンを走れて良かったです」と感慨深げに話す細田。今後はチームに残りつつ、「何かしらのかたちで陸上部に関われればと、会社と話を進めています」。さらに、チームの後輩や他のランナーたちに向けても「純粋に走るのが楽しくて始めたこと。そういう気持ちを忘れてはいけないと改めて感じました」とメッセージを残した。
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