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2025.11.16

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國學院大・青木瑠郁が1時間0分45秒で競り勝つ! 流れを戻すために「勝てたことが大きかった」/上尾ハーフ
國學院大・青木瑠郁が1時間0分45秒で競り勝つ! 流れを戻すために「勝てたことが大きかった」/上尾ハーフ

青木瑠郁(25年上尾ハーフ)

第38回上尾シティハーフマラソンは11月16日、埼玉県上尾市内で行われ、大学生男子の部は青木瑠郁(國學院大)が1時間0分45秒の日本人学生歴代10位タイの好記録で優勝した。

風がなく、気温が上がり切る前にスタートしたレースは、桑田駿介(駒大)が積極的に引っ張り、集団の人数が少しずつ絞られていく展開となった。

16km手前で青木がペースを上げると、桑田との一騎打ちに。青木は「桑田君と競り合うかたちになりました。ずっと先頭を走っていたのになかなか離れませんでした」と、桑田の粘りを感じていた。

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しかし、「ラスト勝負に持ち込めば自信がありました」と、残り600mほどでスパート。今年は上尾市陸上競技場が改修中のため、公道がフィニッシュ地点となった。フィニッシュテープがギリギリまで張られず、「(フィニッシュ地点は)『どこどこ』と思いながら、ラストが長いと感じました」。そう振り返って笑ったが、そのまま逃げ切った。

優勝した出雲駅伝では1区5位だったが、志願して7区を走った全日本大学駅伝では区間9位。チームは4位で、連覇を逃している。伊勢路を終えた後は「気持ち的にも落ちてしまいました」と振り返り、「1月に副主将になってから何ができてるのかをすごく考えました」。

そこで前田康弘監督からは「上尾で良い流れを取り戻す役割」を任せられた。だからこそ、最後は伊勢路を制した駒大の選手に「勝てたことが大きかったです」と強調する。前田監督も「負けたくない一戦で、勝負に挑んで勝ったいたことに価値があると思います」とうなずく。

今季は5000mで國學院大記録をマークし、エース格でもある青木。勝負の箱根路へ「1区から4区でどこでも区間賞を狙いに行きたいです」と、自信を取り戻した様子だった。

第38回上尾シティハーフマラソンは11月16日、埼玉県上尾市内で行われ、大学生男子の部は青木瑠郁(國學院大)が1時間0分45秒の日本人学生歴代10位タイの好記録で優勝した。 風がなく、気温が上がり切る前にスタートしたレースは、桑田駿介(駒大)が積極的に引っ張り、集団の人数が少しずつ絞られていく展開となった。 16km手前で青木がペースを上げると、桑田との一騎打ちに。青木は「桑田君と競り合うかたちになりました。ずっと先頭を走っていたのになかなか離れませんでした」と、桑田の粘りを感じていた。 しかし、「ラスト勝負に持ち込めば自信がありました」と、残り600mほどでスパート。今年は上尾市陸上競技場が改修中のため、公道がフィニッシュ地点となった。フィニッシュテープがギリギリまで張られず、「(フィニッシュ地点は)『どこどこ』と思いながら、ラストが長いと感じました」。そう振り返って笑ったが、そのまま逃げ切った。 優勝した出雲駅伝では1区5位だったが、志願して7区を走った全日本大学駅伝では区間9位。チームは4位で、連覇を逃している。伊勢路を終えた後は「気持ち的にも落ちてしまいました」と振り返り、「1月に副主将になってから何ができてるのかをすごく考えました」。 そこで前田康弘監督からは「上尾で良い流れを取り戻す役割」を任せられた。だからこそ、最後は伊勢路を制した駒大の選手に「勝てたことが大きかったです」と強調する。前田監督も「負けたくない一戦で、勝負に挑んで勝ったいたことに価値があると思います」とうなずく。 今季は5000mで國學院大記録をマークし、エース格でもある青木。勝負の箱根路へ「1区から4区でどこでも区間賞を狙いに行きたいです」と、自信を取り戻した様子だった。

上尾ハーフマラソンの上位成績をチェック!

1位 青木瑠郁(國學院大4)1.00.45 2位 桑田駿介(駒大2)1.00.48 3位 西村真周(東洋大4)1.01.18 4位 原悠太(帝京大3)1.01.21 5位 菅谷希弥(駒大2)1.01.24 6位 野田顕臣(國學院大1)1.01.29 =U20日本最高 7位 嘉数純平(國學院大4)1.01.30 8位 白川陽大(中大4)1.01.34

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