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2025.10.08
短距離女王フレイザー・プライスが現役引退を正式に発表 「私はジャマイカの誇り高き娘」 100mで7度の世界一
10月7日、女子短距離で数々の偉業を成し遂げてきたシェリー・アン・フレイザー・プライス(ジャマイカ)が自身のSNSを更新、正式に現役引退を表明した。
フレイザー・プライスは6月に「ジャマイカ選手権に出場するのは今年が最後。国際大会もこれでラストになる」と明かしており、今季限りで引退することが確実視されていたが、今回初めて自身の言葉でトラックから去ることを明言した。
SNSでは、これまでの活躍をまとめた動画とともに、自らの競技人生を振り返り、「スプリントに捧げた年月は、これからも私の人生で最も輝かしい時間として残り続ける」とコメント。また、「心の支えであり、最高のチームメイト」だった夫のジェイソン氏、そして息子のザイオン君への感謝の言葉も添えた。ザイオン君の誕生によって「新たな目的」が与えられ、「自分にとって最高の称号は、いつだって“母”であることを思い出させてくれた」という。
さらに、「私はジャマイカの誇り高き娘です。世界中でジャマイカの旗を背負って走れたことは、人生最大の栄誉でした」と述べ、長年にわたり声援を送り続けてくれた祖国ジャマイカのファンに深い感謝を示した。
今後についても、「陸上競技から学んだ教訓を次の世代に伝え、未来のアスリートたちがさらに輝けるよう導いていく」とし、後進の育成に力を注ぐ意向を明らかにした。
そして最後に、「次の世代にバトンを渡す今、これだけは伝えたい――“時間は、あなたの偉大さを必ず称えてくれる”」というメッセージで締めくくった。
【動画】フレイザー・プライスが公開した引退ムービー
【画像】フレイザー・プライスの引退メッセージ
フレイザー・プライスの引退メッセージ全文
過去18年間、私は「時間」――それも0.01秒単位の時間――を人生の中心に生きてきました。 時間は私にとって「尺度」であり、「試練」であり、そして「報酬」でした。 日々の練習、275回のレース、そのすべてのスタートラインに立つまでの一歩一歩は、「与えられた時間を使いこなす」だけでなく、「自分のものにする」ための挑戦でした。 約20年の間、私は一瞬一瞬を大切に積み重ねてきました。そして、すべての時間を愛する陸上競技に捧げられたことを、神に感謝しています。 陸上競技は、言葉では言い尽くせないほどの喜びを私に与えてくれました。私を形づくり、鍛え、そしてウォーターハウスの少女だった私が夢見ることしかできなかった高みへと運んでくれました。 今振り返ってみると、私はもはや「時間」を秒ではなく、「年月」として見つめています。 スプリントに捧げた年月は、これからも私の人生で最も輝かしい時間として残り続けるでしょう。 私がここまで来られたのは、家族の支えがあったからこそです。 夫のジェイソンは、私の支えであり、最高のチームメイトでした。 彼の愛、犠牲、そして揺るぎない献身が、私をどのシーズンも乗り越えさせてくれました。 息子のザイオンへ――あなたの誕生は、まさに神の完璧なタイミングでした。 あなたが私に新しい目的を与え、「母」という何よりも誇るべき称号を思い出させてくれたのです。 私はジャマイカの誇り高き娘です。 この国に対し、私は永遠に尽きぬ感謝の念を抱いています。 ジャマイカの皆さん――変わらぬ愛と誇り、そして年々私を支えてくれた忠誠心をありがとう。 世界中でジャマイカの旗を背負って走れたことは、人生最大の栄誉でした。 私たちは小さな国かもしれませんが、力強い国です。 その強さを世界の舞台で情熱をもって表現できたことを、心から誇りに思います。 私のレースは終わったわけではありません。 ただ、次のレーンへと移るだけです。これからのステージでは、陸上競技から学んだことを次の世代に伝え、声を上げ、他の人々を支え、未来のアスリートたちがさらに輝けるように導くことになります。 スプリントは私に世界の舞台を与えてくれました。 しかし、「信仰」は私にさらに大きな使命を与えてくれました。 ウォーターハウスから世界へ――。私の一秒一秒は、常に「より大きな何か」のためにありました。 そして、次の世代にバトンを渡す今、これだけは伝えたい。 「時間は、あなたの偉大さを必ず称えてくれる」ということを。 愛と感謝を込めて。 シェリー=アン・フレーザー=プライスRECOMMENDED おすすめの記事
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