HOME 国内、大学

2025.10.04

800m落合晃 地元の声援を背に日本記録まであと0.40秒「たくさんのサポートに感謝」/滋賀国スポ
800m落合晃 地元の声援を背に日本記録まであと0.40秒「たくさんのサポートに感謝」/滋賀国スポ

成年男子800mで優勝した落合晃

◇滋賀国民スポーツ大会(10月3日~7日/滋賀・平和堂HATOスタジアム:彦根総合スポーツ公園陸上競技場) 2日目

滋賀国民スポーツ大会・陸上競技の2日目が行われ、成年男子800mに出場した落合晃(滋賀・駒大)はサードベストとなる1分45秒20の大会新記録で制した。

落合は前日の予選を1分48秒80で1着。迎えた決勝は200m過ぎから先頭に立つと400mを52秒で通過する。残り300mあたりでさらにペースを上げると、スタンドから大きな声援が湧き起こった。600mを1分18秒で通過し、自身が持つ日本記録(1分44秒80)更新への期待も高まったが、惜しくも届かなかった。

広告の下にコンテンツが続きます

600mまでの通過タイムは「もう少し速く入りたい気持ちもありましたが、想定内でした」と落合。「ラスト300mからは、予選から意識していた部分で、しっかり切り替えられたのは良かったです。200m、100mと段階的に切り替えを意識できた一方で、ラスト50mからもう一段上げられなかった点は課題です」と、収穫と今後の課題を語った。

東京世界選手権に続き、“地元”からの大声援を受けて走った落合。「地元開催の国スポも、東京の世界陸上も、たくさんのサポートや運営に携わる方々のおかげで走ることができるので、本当に感謝しています」と特別な思いを抱いていた。「結果で恩返したくて、日本記録を出せればと思ったんですけど、シーズン通して45秒台を出せたのはしっかり成長していると思います」と振り返る。

今後については、今年中に800mのレースに出場するかは未定。1500mへの出場の可能性もあるが、「まだ日本記録を更新できていないので、今年中にもう一本勝負できればと思っています」と意欲を示した。

文/馬場 遼

◇滋賀国民スポーツ大会(10月3日~7日/滋賀・平和堂HATOスタジアム:彦根総合スポーツ公園陸上競技場) 2日目 滋賀国民スポーツ大会・陸上競技の2日目が行われ、成年男子800mに出場した落合晃(滋賀・駒大)はサードベストとなる1分45秒20の大会新記録で制した。 落合は前日の予選を1分48秒80で1着。迎えた決勝は200m過ぎから先頭に立つと400mを52秒で通過する。残り300mあたりでさらにペースを上げると、スタンドから大きな声援が湧き起こった。600mを1分18秒で通過し、自身が持つ日本記録(1分44秒80)更新への期待も高まったが、惜しくも届かなかった。 600mまでの通過タイムは「もう少し速く入りたい気持ちもありましたが、想定内でした」と落合。「ラスト300mからは、予選から意識していた部分で、しっかり切り替えられたのは良かったです。200m、100mと段階的に切り替えを意識できた一方で、ラスト50mからもう一段上げられなかった点は課題です」と、収穫と今後の課題を語った。 東京世界選手権に続き、“地元”からの大声援を受けて走った落合。「地元開催の国スポも、東京の世界陸上も、たくさんのサポートや運営に携わる方々のおかげで走ることができるので、本当に感謝しています」と特別な思いを抱いていた。「結果で恩返したくて、日本記録を出せればと思ったんですけど、シーズン通して45秒台を出せたのはしっかり成長していると思います」と振り返る。 今後については、今年中に800mのレースに出場するかは未定。1500mへの出場の可能性もあるが、「まだ日本記録を更新できていないので、今年中にもう一本勝負できればと思っています」と意欲を示した。 文/馬場 遼

男子800m日本歴代10傑(+パフォーマンス10傑)をチェック!

1.44.80 落合晃(滋賀学園高3滋賀) 2024. 7.31 1.45.16  落合2 2025. 5. 3 1.45.20  落合3 2025.10. 4 1.45.75 川元奨(日大4) 2014. 5.11 1.45.75 源裕貴(環太平洋大4) 2021. 7.17 1.45.82  落合4 2024. 6.29 1.45.83  川元2 2021. 7.17 1.45.85 金子魅玖人(中大2) 2021. 7.17 1.45.88  落合5 2025. 4.27 1.45.93  落合6 2025. 7. 5 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 1.46.15 前田陽向(環太平洋大4) 2025. 5. 3 1.46.16 横田真人(慶大4) 2009.10.18 1.46.17 薄田健太郎(筑波大M2) 2022. 5. 3 1.46.17 飯澤千翔(住友電工)  2025. 9.27 1.46.18 小野友誠(法大3) 1994. 6.26 1.46.22 近野義人(ダイエー) 1994. 6.29 1.46.22 石井優吉(ペンシルベニア州立大) 2024. 5.24

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.19

「大阪から世界へ」OSAKA夢プログラム報告会が開催!ハンマー投・福田翔大「北京、ロスとさらに多くの代表を」

公益財団法人大阪陸上競技協会が展開する選手サポートプログラム「OSAKA夢プログラム」の第Ⅲ期報告会が11月18日、大阪市内のホテルで開催された。 東京世界選手権に出場した男子ハンマー投の福田翔大(住友電工)、女子100 […]

NEWS 甲佐10マイルに東京世界陸上マラソン代表・近藤亮太と小山直城がエントリー! 5000m代表・森凪也、前回覇者・玉目陸も

2025.11.18

甲佐10マイルに東京世界陸上マラソン代表・近藤亮太と小山直城がエントリー! 5000m代表・森凪也、前回覇者・玉目陸も

12月7日に熊本県甲佐町役場前をスタート・フィニッシュとする第50回熊本甲佐10マイルロードレースのエントリー選手が11月18日、発表された。 招待選手は既に発表されていたが、9月の東京世界選手権マラソンで11位に入った […]

NEWS 国内外のレースでトップアスリートたちが好記録を樹⽴! On「Cloudboom Strike」日本長距離界のホープ・篠原倖太朗がその魅力を語る
PR

2025.11.18

国内外のレースでトップアスリートたちが好記録を樹⽴! On「Cloudboom Strike」日本長距離界のホープ・篠原倖太朗がその魅力を語る

スイスのスポーツブランド「On(オン)」が昨夏に発売したマラソンレースに特化したレーシングシューズ「Cloudboom Strike(クラウドブーム ストライク)」の人気が止まらない。 抜群の履き心地、通気性、サポート力 […]

NEWS 中国全国運動会女子100mで16歳・陳妤頡が11秒10!U18世界歴代4位タイ&28年ぶりU20アジア新で大会最年少V

2025.11.18

中国全国運動会女子100mで16歳・陳妤頡が11秒10!U18世界歴代4位タイ&28年ぶりU20アジア新で大会最年少V

中国の総合スポーツ競技会の第15回全国運動会の陸上競技が11月17日、広東省広州市で行われ、女子100mでは16歳の陳妤頡が11秒10(+0.7)でこの種目大会最年少優勝を果たした。この記録はU18世界歴代4位タイ、U2 […]

NEWS クイーンズ駅伝「クマ対応」出没時間によって開催・中止を本部で決定 広瀬川沿い、1区の松島町、利府町内を警戒

2025.11.17

クイーンズ駅伝「クマ対応」出没時間によって開催・中止を本部で決定 広瀬川沿い、1区の松島町、利府町内を警戒

一般社団法人日本実業団陸上競技連合は11月17日、全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城/11月23日)における「クマ対応」を発表した。 頻発するクマによる被害を鑑みての対応。松島町の文化交流館前のスタート地点 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top