◇第41回U20日本選手権(9月27日~28日/静岡・草薙総合運動場陸上競技場)1日目
U20日本選手権の1日目が行われ、U20規格で実施された男子110mハードルは酒井大輔(四学香川西高3)が13秒41(+0.7)で優勝した。U20規格で高校歴代5位タイ、U20日本歴代9位タイの好記録となった。
インターハイでは悔しい思いをした酒井が、秋の大舞台で一つの雪辱を果たした。
濱崎秀馬(洛南高3京都)がU20規格で高校歴代3位、U20歴代7位の13秒38(+2.0)を叩き出した予選で、酒井は13秒53(+0.9)の3位通過。酒井は「予選で良いタイムを出されて、焦りも少しありました」と振り返る。
迎えた決勝は、4レーンに酒井、6レーンに濱崎。「自分のレースをしていくことが一番のプランでした」と集中した酒井は、終盤まで競り合いながらも1着でフィニッシュする。「全国初タイトルでした」と言う優勝を確信すると、大きな声を出して喜びを表現した。
7月の広島インターハイでは110mハードルで9位、400mハードルで5位にとどまった。「特に110mハードルは撃沈しました。全然自分のレースができませんでした」。試合が少ないぶん、スプリントに磨きをかけてきた。
明日には400mハードルが控えるものの、U20規格のレースは国民スポーツ大会もある。「来週もさらに自己ベストを狙えるように、修正して頑張っていきたいです」と、明るい表情で決意を語った。
濱崎は0.05秒差の2位。「スタートした時に隣が見えてしまって、予選のように集中して走ることができませんでした」と悔しげ。ただ、予選の好記録には「良い風をもらって刻むことができたので、タイムにつながりました」と満足げだった。
110mH(U20規格)の高校歴代10傑をチェック!
■男子110m(U20規格/高さ99.1cm)高校歴代10傑 13.30 1.9 髙城昊紀(宮崎西2宮崎) 2025. 9.20 13.31 1.5 多和田旭(大垣商3岐阜) 2018.10. 7 13.38 2.0 濱崎秀馬(洛南3京都) 2025. 9.27 ←NEW 13.40 -0.1 樋口陸人(奈良育英3奈良) 2017.10. 8 13.41 -0.5 西徹朗(名古屋3愛知) 2021.10.22 13.41 0.5 古賀ジェレミー(東京2東京) 2024.10.19 13.41 0.7 酒井大輔(四学香川西3香川) 2025.9.27 ←NEW 13.47 0.5 平賀健太郎(洛南3京都) 2017.10.20 13.48 -0.5 山中恭介(市船橋3千葉) 2023. 8.27 13.51 -0.1 泉谷駿介(武相3神奈川) 2017.10. 8RECOMMENDED おすすめの記事
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